話しは変わるけど、熊工野球部出身で近所に住んでて飲みトモのNKMさんとこの長男のJYUN君が熊工の前期入学試験に合格した。トニカクおめでとう。頑張ってレギュラーになってオジちゃんを甲子園に連れてってください。そのときは、サインや記念品を下さい。大事にするんで。
白と黒の色で統一された近代的なインテリジェンスビルの1階フロアに立ち、何処まで続くかわからない吹き抜けを一人で見上げている。
空気は冷たい。
視線を水平に戻すと、高級ブティック店が目に入る。その隣は楽器店か?。いずれの店も白と黒を基調にしている。人の気配はない。
振り向いてみる。
エントランスから人が入ってくる。
逆光で誰だか分からない。
人影が視界いっぱいになったとき、それが誰だかわかった。
高校のときの友人のMTNだった。MTNとは最近会っていなかった。
今日はこのビルでパーティーがあるという。
彼は不似合いにもセレブ調のタキシード。
エントランスから続々と人が入ってくる。
どれも友人、知人ばかりだ。中には忘れかけていた友人もいる。
全員ゴージャスな服を身に着けている。
今日のパーティーの主催者はSGAオヤジだそうだ。
だけど、彼の姿は見あたらない。
吹き抜けの1階フロアはいつの間にか人人人人・・・。
だけど、彼等の談笑は聞こえない。
かすかな低周波が鼓膜を揺すぶった。途端にフロアが分割し、そして上昇を始めた。
友人達はそれが起こることを知っていたのか驚く様子は全くなく、分割された薄いフロアに乗った彼らは静かに着実に上昇していく。
立っている部分に変化はおとずれなかった。
上昇していく無数のフロアがどんどん小さくなりかすんでいった。
また一人になったようだった。
視線を水平に戻す。
黒いスーツを着たSGAオヤジがやさしい笑顔で近づいてきて、右手を差し出し握手を交わす。
今日はチームに所属していた子供の命日なのだという。
彼に導かれ楽器店?の入り口に立つ。
途端に楽器店の内装は金色になり、店内は、黒いグランドピアノだけになる。
ピアノの上には位牌と写真、線香が立てある。ピアノが背景になっている部分にだけ線香の煙が漂って見える。位牌と写真は反対側を向いている。
右から誰かが駆け出してきて、位牌と写真をこちら側に向け直すと、今度は左に掛けていった。
写真に近づき、そのスナップ写真の中の少年を見つめる。
知らない少年だった。
いつの間にかその少年になっていた。そして、その少年が役人のWTB氏であることを知る。少年は暖かい陽を浴びた縁側から腰を上げると庭先を歩き出す。庭がいつの間にかインテリジェンスビルのフロアに変質し、38歳に戻り、灰色の広い廊下を歩いている。
左手にホールが開けて足を止める。ホールでは数組のカップルが社交ダンスを競い合っている。
体を右に反転させると黒いソファが並んでいるのが目に入る。人影も見える。
一番近いソファまで足を進め、腰を下ろし、体を沈める。
右手にはグラスを持っている。
それが何かわからないけど、それを飲んでみる。
目が覚めた。
暗く、体が冷えていた。
空気は冷たい。
視線を水平に戻すと、高級ブティック店が目に入る。その隣は楽器店か?。いずれの店も白と黒を基調にしている。人の気配はない。
振り向いてみる。
エントランスから人が入ってくる。
逆光で誰だか分からない。
人影が視界いっぱいになったとき、それが誰だかわかった。
高校のときの友人のMTNだった。MTNとは最近会っていなかった。
今日はこのビルでパーティーがあるという。
彼は不似合いにもセレブ調のタキシード。
エントランスから続々と人が入ってくる。
どれも友人、知人ばかりだ。中には忘れかけていた友人もいる。
全員ゴージャスな服を身に着けている。
今日のパーティーの主催者はSGAオヤジだそうだ。
だけど、彼の姿は見あたらない。
吹き抜けの1階フロアはいつの間にか人人人人・・・。
だけど、彼等の談笑は聞こえない。
かすかな低周波が鼓膜を揺すぶった。途端にフロアが分割し、そして上昇を始めた。
友人達はそれが起こることを知っていたのか驚く様子は全くなく、分割された薄いフロアに乗った彼らは静かに着実に上昇していく。
立っている部分に変化はおとずれなかった。
上昇していく無数のフロアがどんどん小さくなりかすんでいった。
また一人になったようだった。
視線を水平に戻す。
黒いスーツを着たSGAオヤジがやさしい笑顔で近づいてきて、右手を差し出し握手を交わす。
今日はチームに所属していた子供の命日なのだという。
彼に導かれ楽器店?の入り口に立つ。
途端に楽器店の内装は金色になり、店内は、黒いグランドピアノだけになる。
ピアノの上には位牌と写真、線香が立てある。ピアノが背景になっている部分にだけ線香の煙が漂って見える。位牌と写真は反対側を向いている。
右から誰かが駆け出してきて、位牌と写真をこちら側に向け直すと、今度は左に掛けていった。
写真に近づき、そのスナップ写真の中の少年を見つめる。
知らない少年だった。
いつの間にかその少年になっていた。そして、その少年が役人のWTB氏であることを知る。少年は暖かい陽を浴びた縁側から腰を上げると庭先を歩き出す。庭がいつの間にかインテリジェンスビルのフロアに変質し、38歳に戻り、灰色の広い廊下を歩いている。
左手にホールが開けて足を止める。ホールでは数組のカップルが社交ダンスを競い合っている。
体を右に反転させると黒いソファが並んでいるのが目に入る。人影も見える。
一番近いソファまで足を進め、腰を下ろし、体を沈める。
右手にはグラスを持っている。
それが何かわからないけど、それを飲んでみる。
目が覚めた。
暗く、体が冷えていた。
昼休みに、昨日の記録を読んでいて気付いたことがある。
友人が話した言葉の中に「正しい」って文言があるけど、それは正しくない表現だったと反省している。実のところ、友人がなんて言ったか詳細に思い出せない。「間違いではない」あるいは「結果的に良い方向に落ち着く」ってなニュアンスの言葉ではなかったかと思う。
でも昨晩、ボクは混乱してたかもしれないけど、友人が「正しい」って言ったと記録している。それは、ボクの中に、ボクの行為を正当化して欲しいという思いがあったからに違いない。まぁ、こんなことは、すでにみんな分かっていることだから書く必要なんてないんだけどね。
人間なんて、っていうか、ボクは、ホント、ご都合主義の生き物なんだよね。
まぁ、いいか。今に始まったことじゃぁない。
だからってわけじゃぁないけど、言葉ってのはやっぱり大事なんだと思う。
その人が使う言葉が、やはり、その人の本心なのだと思うことがある。
よく政治家が「失言」するけど、それが「本心」で、それが「中身」ではないかと疑うもんね。
友人が話した言葉の中に「正しい」って文言があるけど、それは正しくない表現だったと反省している。実のところ、友人がなんて言ったか詳細に思い出せない。「間違いではない」あるいは「結果的に良い方向に落ち着く」ってなニュアンスの言葉ではなかったかと思う。
でも昨晩、ボクは混乱してたかもしれないけど、友人が「正しい」って言ったと記録している。それは、ボクの中に、ボクの行為を正当化して欲しいという思いがあったからに違いない。まぁ、こんなことは、すでにみんな分かっていることだから書く必要なんてないんだけどね。
人間なんて、っていうか、ボクは、ホント、ご都合主義の生き物なんだよね。
まぁ、いいか。今に始まったことじゃぁない。
だからってわけじゃぁないけど、言葉ってのはやっぱり大事なんだと思う。
その人が使う言葉が、やはり、その人の本心なのだと思うことがある。
よく政治家が「失言」するけど、それが「本心」で、それが「中身」ではないかと疑うもんね。