先週末、お別れ会が催された。三月末頃まで在籍していた選手とその保護者達が集まった。総勢40名といったところ。日程が決まったのは、その2、3日前。この僅かな時間に、ママたちは会場の手配や卒団証書作り、そしてDVDを製作していた。ボクはプロジェクターを持参するだけだった。
宴もたけなわになった頃、監督から選手一人一人に短いコメントと共に卒団証書が手渡された。監督のコメントを神妙に聞き入る選手、グジャグジャに泣いてしまう選手、微笑む選手。そして最後に新中1年生の3選手が呼ばれ、監督は額入りの証書を3人同時に手渡し、彼らを保護者側に振り向かせて並ばせると、こう切り出した。
「彼らが、自分が目指していた野球をやってくれた3人です!」
監督はあまり話し上手ではない方だが、その気持ちは十分通じた。
ボクはその時、涙が止まらなかった。あるママが作った詩が読まれたときも、DVD鑑賞のときも、・・・・。
ボクは、これまで監督とは一線を引いて接してきたように思う。それが原因で、お互いに誤解が生じたようなことがあったかもしれない。
トイレで監督と一緒になった。後に入ってきたボクが先に何か言うべきだった。しかし、切り出したのは横に並んだ長身の男だった。
「オレ、hiratakuwaさんのこと、大好きでしたよ」
ボクは便器に視線を落としたまま言った。
「言うな」
「でも、ホント・・」
「もう、言うな」
二回目はやや強く。
監督に対して、年長者としての言葉を吐いたのはこれが最初で最後だった。
涙でそれが言葉になっていたかどうか甚だ疑わしかったが・・・。
その宴の約2時間はあっという間に過ぎ去った。
これは言い伝えによるが、
「自分で立ち上げた球団なので、幕は自分で降ろす」
これが球団代表の意向。
全国大会に何度も出場し、さらにプロ野球選手も輩出し、「名門」と称される時期もあった。
しかし、シニアはこの2月から部員ゼロに。結局、リトルも入団者は無し。
しかし、我々保護者達はチーム存続に向けてやるだけのことはやった。
・・・続く・・・
宴もたけなわになった頃、監督から選手一人一人に短いコメントと共に卒団証書が手渡された。監督のコメントを神妙に聞き入る選手、グジャグジャに泣いてしまう選手、微笑む選手。そして最後に新中1年生の3選手が呼ばれ、監督は額入りの証書を3人同時に手渡し、彼らを保護者側に振り向かせて並ばせると、こう切り出した。
「彼らが、自分が目指していた野球をやってくれた3人です!」
監督はあまり話し上手ではない方だが、その気持ちは十分通じた。
ボクはその時、涙が止まらなかった。あるママが作った詩が読まれたときも、DVD鑑賞のときも、・・・・。
ボクは、これまで監督とは一線を引いて接してきたように思う。それが原因で、お互いに誤解が生じたようなことがあったかもしれない。
トイレで監督と一緒になった。後に入ってきたボクが先に何か言うべきだった。しかし、切り出したのは横に並んだ長身の男だった。
「オレ、hiratakuwaさんのこと、大好きでしたよ」
ボクは便器に視線を落としたまま言った。
「言うな」
「でも、ホント・・」
「もう、言うな」
二回目はやや強く。
監督に対して、年長者としての言葉を吐いたのはこれが最初で最後だった。
涙でそれが言葉になっていたかどうか甚だ疑わしかったが・・・。
その宴の約2時間はあっという間に過ぎ去った。
これは言い伝えによるが、
「自分で立ち上げた球団なので、幕は自分で降ろす」
これが球団代表の意向。
全国大会に何度も出場し、さらにプロ野球選手も輩出し、「名門」と称される時期もあった。
しかし、シニアはこの2月から部員ゼロに。結局、リトルも入団者は無し。
しかし、我々保護者達はチーム存続に向けてやるだけのことはやった。
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