お別れ会は、一本締めで散会となった。
ボクは隅の席で座布団に正座した。
最後を見届けなければならないと思った。
それが設立の誕生を見た者の責任だと思った。
大部屋から大人、子供達が出ていく。入れ替わるようにして若い店員が入ってきてテーブルを片付け始める。そのうちの一人は何かをぼやいている。
実にあっけないものである。本当にあっけないものである。
さっきまで元気に生きていた人間が、ふっとこの世から去ってしまったような感覚に近い。
そして次の瞬間には無力感が全身を襲うのである。
このチームの解散に関して、ボクが必要以上の責任を感じることは無いというのは理性で十分わかっているけど、ボクの根っこにある感情がボクを打ちのめにしてくれる。
オマエハナニモデキナイ、オマエハヨワイ、オマエハムスコモマモレナイ、オマエハミンナニメイワクヲカケテイル、バカ、アホ、マヌケ、オマエガイチバンワルイッ、ズルイッ!
・・・「トーチャン、トーチャン、ほら、トーチャン、もう迷惑になるでしょ!」
カミさんがボクの右腕を担ぎ上げていた。
・・・続く・・・
ボクは隅の席で座布団に正座した。
最後を見届けなければならないと思った。
それが設立の誕生を見た者の責任だと思った。
大部屋から大人、子供達が出ていく。入れ替わるようにして若い店員が入ってきてテーブルを片付け始める。そのうちの一人は何かをぼやいている。
実にあっけないものである。本当にあっけないものである。
さっきまで元気に生きていた人間が、ふっとこの世から去ってしまったような感覚に近い。
そして次の瞬間には無力感が全身を襲うのである。
このチームの解散に関して、ボクが必要以上の責任を感じることは無いというのは理性で十分わかっているけど、ボクの根っこにある感情がボクを打ちのめにしてくれる。
オマエハナニモデキナイ、オマエハヨワイ、オマエハムスコモマモレナイ、オマエハミンナニメイワクヲカケテイル、バカ、アホ、マヌケ、オマエガイチバンワルイッ、ズルイッ!
・・・「トーチャン、トーチャン、ほら、トーチャン、もう迷惑になるでしょ!」
カミさんがボクの右腕を担ぎ上げていた。
・・・続く・・・
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