濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

ボロ宿がこの先生き残るには

2018-04-26 19:06:11 | 乗り物・旅行・グルメ
自身ボロ宿についていろいろ書く機会がありますが…正直日本旅館にありがちな昭和の趣が好きなので生き残って欲しいです。
こうすれば末長く生き残ると思われるポイントを列記します。

1.内装はそのままでも小奇麗であれ
今まで泊まってきた日本旅館たるもの、大概小奇麗でした。
残念ながら一部掃除の行き届かなかった施設もありますが、基本きれい好きな日本人には少しの汚れも目立ちがち。
逆に設備が古くとも清掃が行き届けば生き残る確率が高いです。
※じゃらんの口コミに「清掃高評価」項目がありますが、その中に歴史的価値のあるボロ宿が入ることも珍しくありません。

2.値段は適正か?サービス内容とのバランスは?
設備が古いから安くしている施設も少なくないですが、壊れているものを放置していると印象は悪くなります。
収入が少なければ設備更新もままならず悪循環になり、それで廃業したり事故(火災・食中毒など)が起きては元も子もありません。
サービスと価格のバランスは地域により異なるので周辺の旅館サービスの内容と価格を調べ、実態に合っているかどうか見極める経営判断が必要です。

3.現代人と設備との相性
流石に古い安宿ともなれば現代人の趣向に合わないものも多数出てきます。
和室・客室にバストイレなし・和式便所・客室向けネット環境なし…など。
予算の都合で現代的な設備(LAN,Wi-Fi,クレジットカード精算など)を導入できない店舗もあります。
それはそれで致し方ないですが、逆に建物の古さを利用して当時そのままの設備でうまく対応しているボロ宿もあるので参考にしましょう(例:山口県萩市の元遊郭系旅館)。
逆にそれだけ建物に魅力があれば当時のままの施設が受け入れられる可能性もあります…実際その手の旅館の口コミは古い設備に難点を挙げながらも満足度は高いです。ある意味テーマパーク(笑)

4.後継者の育成
いくら宿の経営が順調でも後継者がいなければ結局廃業になります。そのためには人を育てることが必要。
アルバイトで雇った若手が後に宿の経営を任される話も時折散見します。要はその宿への魅力・愛着などがあれば若者でも務まる仕事であること。
歴史的価値のある旅館であれば尚のこと重要と思われます。場合によっては地域振興NPO団体から派遣するなど草の根的活動と組み合わせるといいかもしれません。

ざっとこんなところで。