平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1499 死の商人、トランプ商法

2019-05-07 11:07:20 | 日記

2015年7月、核兵器開発していたイランが、核開発を大幅に制限する見返りに、金融制裁や原油取引制限を
緩和するという、「イラン核合意」。イランと、米英仏独ロ中の6か国が合意、国連安保理で決議された。
イランは、核兵器に転用できる兵器級プルトニュウムは15年間生産しないこと
ウランを濃縮する遠心分離機を大幅に削減すること
が合意内容。

トラさんは、制限付きでも、核能力は維持されていること、弾道ミサイルの開発規制が盛り込まれていないこと、
から、「致命的欠陥だ」と、昨年5月に「イラン核合意」から離脱を表明。

イラクから原油輸入していた日本など8か国・地域には、180日間輸入継続を認めていたトラさん、予定通り、
認めていた原油輸入継続を打ち切ることにした。
イラン産原油を輸入している日本は、輸入先を変えて対応しており、当面は問題ないようだ。
イランが輸出しているのは、日量90万バレル(樽)。サウジ・ロシアなどオペック輸出機構の生産余剰能力は、
日量200万バレル、アメリカが今年増産した日量160万~170万バレル。

原油価格下落で、国家経済が揺らぎ、政治体制が揺らいでいる産油国に恩恵となったばかりではなく、
アメリカの石油会社は、大儲け。「イラン核合意から離脱」もトランプ商法だったように見える。
北朝鮮との威嚇合戦で、北朝鮮の暴発を煽り、日韓に防衛のための兵器を買わせ、米兵器産業は大儲け。

トランプ商法は、戦争・紛争を商売のタネにしているように思えて仕方がない。
中東では、イランとシリアイエメンなど親イラン国家が反米・欧・サウジで結束すると中東の火薬庫が火を吹く
危険がある。

トラさんは、大統領就任直後、サウジを訪問、膨大な兵器を売り込んだのも、紛争をタネにしたトランプ商法か。
サウジ原油増産のメリットになる、「イラン核合意から離脱」することをチラつかせ、対立していたイランの暴発
に備えた方がよいのでは?とうまく持ちかけ、お互いのメリットで商談成立した、のではと、勘ぐらざるを得ない。
まさに、トラさんは、「死の商人」。平和を食い物にする、稀代の最悪の政治家の一人。
アメリカの皆さまの良心・良識を信じたい。
ウォーキング中に出会った花々。

5月7日「今日は何の日カレンダー」より
博士の日
▲足利尊氏、京都を攻撃。六波羅探題を滅ぼす(1333)▲大阪で「曾根崎心中」初上演(1703)▲ベートーベンの
第九交響曲がウィーンで初演(1824)▲ギリシャ、独立王国に(1832)▲日本初鉄道、品川~横浜間で開通(1872)
▲ロシアとの樺太・千島交換条約に調印(1875)▲日本で第一号の理学博士誕生(1888)▲世界初、空母同士に
よる決戦(1942)▲ドイツが連合国に無条件降伏(1945)▲ベトナム独立軍がディエンビエンフーを陥落(1954)
▲パリ「五月革命」広がる。学生デモが凱旋門を占拠(1968)▲エリザベス女王夫妻、来日(1975) ▲露・プーチン
大統領誕生(2000)▲露・メドヴェージェフ大統領誕生(2008)▲露・プーチンが4期目の大統領就任(2018)
▲希望の党と民進党の1部が合流、国民民主党を結党(2018)