
白血病薬「キムリア」(スイス・ノバルティス社製)の薬価が3349万(1回)に決まり、ビックリ。
癌抗生剤などを製造していた会社に従事した経験上、いまだに、ガン薬や薬価のニュースに関心がある。
キムリアは、患者の免疫細胞を取り出して、その細胞の遺伝子を組み替えて、白血病をヤッツケル免疫力
をアップさせる細胞に変え、患者の体内に点滴で戻し、がん細胞をヤッツケル、という仕組みの薬らしい。
新しい細胞は、増殖するので、1回だけの治療で済むようです。
問題は、効果です。完全に治るなら、良いのですが、オプジーボ(ノーベル賞の本庶先生と小野製薬)同様、
個人差(個体差)もあるので、100%と言う訳にはいかないようだ。
ノバルティ社が発表した文書を見ても、難しくて、効果はあるのは解るけれど、何割かは理解できない。
新しく入って来た免疫細胞は、従来ある他の免疫細胞に影響するらしく、死亡例はないけれど、重い副作用
もあるようだ。
白血病でも、小児・若年性の特定の白血病が対象で、対象者が少なく、膨大な研究開発を回収するためには
高い薬価になってしまう。
薬価が低く抑えられると、企業は、研究開発を回収することもできないなら「開発しない」と、なるので、
研究開発費と製造原価など適正に精査した上なら、高い薬価もやむを得ない、ということは理解できる。
10人の患者のうち、その薬で、3人でも5人でも、完治したら、素晴らしいのがガンの薬。
池江璃花子(りかこ)選手の白血病に効く薬がありますように、と、祈っています。
ウォーキング中に出会った花。



5月17日「今日は何の日カレンダー」より
世界電気通信記念日(国際電気通信連合1968)、自然保護の日
▲後醍醐天皇が北条氏の擁立した光厳天皇を排す(1333)▲オランダ商館、出島に移る(1641)▲ミシシッピ川、
発見される(1673)▲間宮林蔵が宗谷海峡を探検(1804)▲喜多川歌麿、幕府の禁忌に触れ手鎖50日の刑(1804)
▲屯田兵が初めて札幌に入植(1870)▲府県制、郡制、各公布(1890)▲ゾルゲ事件が公表される(1942)
▲米最高裁が公立学校の人種差別を違憲と判決(1954)▲石原裕次郎、兄・慎太郎の芥川賞作品を日活が映画化
した「太陽の季節」でデビュー(1956)▲天皇が初めて新幹線に乗車する(1965)▲ライシャワー元駐日大使が、
核搭載のアメリカ艦隊が日本に寄港していると発言して波紋が広がる(1981) ▲男女雇用機会均等法成立(1985)
▲仏・シラク大統領誕生(1995)▲チベットのラマ11世(6歳)を中国政府が拉致(1995)▲韓国と北朝鮮の
鉄道・道路、56年ぶりに繋がる(2007)▲大阪都構想住民投票で否決、提唱者橋下徹は政治家引退(2015)