昨日は、さいたま市シルバー人材センター「傾聴あゆみ」の、会員間親睦を兼ね、傾聴スキルをアップの
ための勉強会「縁遊会」が開催されました。先月、40時間の講習を修了した8人の新人さんも参加。
午前中は、事例演習で、傾聴スキルをアップさせる研修、午後は、グループ対抗戦で、クイズなどに挑戦、
会員同士、力を合わせて、一喜一憂、拍手、タメ息で、大爆笑、親睦を深めました。
事例演習では、
(事例1)長男一家(長男、嫁、孫1人)と同居していた、軽い認知症で、足が悪い女性(78歳)が、数か月前、
施設に入所。「私はどこにいるの?」「ここはどこなの?」と不安そうに口癖になっている。
長男も嫁さんも働いており、認知症で、足が悪いお母さんを、昼間一人にしておくのが心配と、
施設へ入所して貰うことになった、という設定。施設訪問で良くぶつかる事例です。
(事例2)3年前に、奥様に先立たれた独居の男性(75歳)。認知症は無い。長男は、さいたま市に、長女は
福岡に在住。最近地震など自然災害が多く、何かと不安や淋しさを感じている様子を察して、長男が「一緒に
住まないか」と提案されていることに「どうしたらよいものか」と迷っている、という、個人宅訪問の傾聴で、
よくある事例です。
(事例3)夫に先立たれ、子供がいない、10年以上一人暮らしの女性(83歳)。特に趣味や近所に友達も無く、
外出も少なく、TⅤなどを見ながら過ごすことが多い。「長生きして・・・、毎日が淋しい。こんな淋しい生活を
するくらいなら、いっそ、死んでしまいたい。早くお迎えに来てほしい」と、訴えるように話す、という、個人宅
訪問の傾聴で、たまにある事例です。
傾聴のポイントは、不安の気持ちや淋しい気持ち、迷っている気持ちに、同情ではなく、共感して寄り添う
傾聴をどのようにしたらよいかと、いうことです。
話していることが、どんなことでも、先ずは、無条件で受け入れて、肯定的に話を聴き、不安や迷いの気持ちを
話しやすくして、不安や迷いなど、話しているうちに、「聴いてくれて、私の気持ちを分ってくれる人がいる」と、
自分の方から、心を開いて、話しが進み、スッキリして頂ければよいのです。なかなか、絵絵に描いたようには
行きませんが。
ただ単に、「頑張って」と安易に使うと、励ましたツモリが、頑張ってもうまくいかず、落ち込んでいる人や
疲れている人の気持ちを追い詰めてしまうこともあるので、気をつけなければいけないのです。
「良く頑張って来られましたね」「良く続けて来られ、えらかったですね」など、共感的な励ましが良いの
です。
また、「こうしたらいかがですか」「100歳目指しましょう」など、余分なお節介は、絶対してはいけないのです。
午後の部では、事務局太田さんの司会進行で、早い者勝ちの、グループ対抗クイズ合戦、難しい漢字の読み、
一筆書き、算数問題など、新人さんもベテランさんも、ハッスル、盛り上がり、楽しい会になりました。
景品は、会員の皆さんから提供され、いっぱいで、全員に行渡りました。
武藤代表はじめ、各地区リーダー、サブリーダー、事務局の太田さん、計画・準備大変だったでしょう。
お疲れ様でした。ありがとうございました。景品提供の会員さん、ありがとうございました。
皆、元気を貰いました。
「縁遊会」風景など
11月21日、「今日は何の日カレンダー」より
▲平将門、常陸国府を襲撃(939)▲とんちで有名な一休宗純、没。87歳▲近松門左衛門、没。72歳(1724)
▲フランス人のモンゴルフィエ兄弟が気球で初の有人飛行成功(1783)▲東京・銀座に歌舞伎座開場(1889)
▲関西鉄道会社で客車の外側に塗装して等級を区別(1896)▲第一回早慶戦。11対9の接戦で慶応勝利(1903)
▲トルストイ、没。82歳(1910)▲ニクソン米大統領が共同声明を発表し、「核抜き」「本土並み」の1972年
沖縄返還確認(1969)▲第一期長嶋巨人軍監督誕生(1974)▲ユネスコ「体育・スポーツ国際憲章」採択(1978)
▲伊豆大島三原山、209年ぶりに大噴火。島民ら1万300人、観光客2000人に島外避難命令(1986)
▲バングラデシュで非常事態宣言(1990) ▲ユーゴスラビア紛争終結のためにデイトン合意(1995)▲阪和銀行
破たん、戦後初の銀行破たん(1996)▲ブルガリアなど旧ソ連圏7か国がんNTОに加盟(2002)▲オウム
真理教の遠藤誠一元幹部の死刑確定、オウム真理教一連の裁判終了(2011)▲安倍首相が衆議院解散(2014)
▲ジンバブエで、クーデターによって大統領辞任(2017)