82年前の今日12月8日、日本が真珠湾の米海軍基地を奇襲し、太平洋戦争を仕掛けた日。
アメリカにとっては、「リメンバー パールハーバー」と、「決して日本を許さない」世論が沸騰、反撃開始
を記念する日。
結果は、国民300万人余の死と遺族の悲しみ、原爆や空襲での後遺症に苦しむ国民、ひめゆり部隊などの
悲劇、塗炭の戦後生活を強いられた国民、近隣諸国への侵略で犯した殺戮や蹂躙、敵対国米英など兵士の戦死
と遺族の悲しみ、などなど、戦争のバカバカしさを証明したのです。
戦争のバカバカしさを証明されているのに、プーチンやネタニヤフは同じ過ちを犯している、キチガイとしか
言いようがない。
1941年12月8日朝6時の臨時ニュースで、「帝国陸海軍は、本日8日未明、西太平洋において、アメリカ、
イギリス軍と戦闘状態に入れり」と、ハワイ真珠湾の米海軍基地に対する奇襲が成功したことを、政府が発表。
日本中は、真珠湾奇襲での「戦果」が、多くの国民を高揚感に酔わせた。
作家の太宰治でさえも、妻がしたためた日記形式で、「12月8日」を、「日本も、けさから、ちがう日本に
なったのだ」と「戦果」に興奮している様子を書いていたのです。
この興奮・高揚感は、人類史上初の2発の原爆で惨憺たる結末となって、打ち砕かれたのです。
一流の経済学者による、「陸軍調査研究機関」が、「経済力は、英米20に対し日本は1。開戦後2年間は
持っても、持久戦は無理」と結論づけており、指導層もわかっていた筈なのです。
無謀な戦争への突入は、いっとき熱狂をもたらしたが、圧倒的な力の差で、すぐに、破滅へ向かったのです。
いかに無謀な戦争であったかを後で知った国民は、作られた「蜃気楼のような高揚感」だったことを悟り、
戦争がもたらす悲惨を痛体験したことを大切にして、「軍隊を持たない、戦争をしない」という憲法を守り、
79年間、「戦争をしない国」を守ってきたのです。
集団的自衛権を含む新安保法で、「戦争をしない国」が危うくなりそうですが、私達日本国民は、
「1941年12月8日は、『戦争をしない日本』の出発日だったのだ」と、強く思い、『平和国家日本』を
今後も守って、世界各国に働きかけて、平和への努力を積み重ねて行く必要があるのです。
「戦争を二度としない」という憲法を掲げている日本の政治家だからこそ、世界の国々に、不戦の平和憲法を、
掲げるよう、訴え続けることが出来るのです。
全ての国が平和憲法を掲げれば、国と国の戦争は無くなるのです。
ウォーキングで出会った花雲。
12月8日、「今日は何の日カレンダー」より 太平洋戦争開戦日、こと納め、針供養(法輪寺)
▲釈迦が悟りを開く(紀元前428)▲賭博のすごろく禁止令(689)▲戦没者供養のため北条時宗が円覚寺建立(1282)
▲わが国初の日刊紙「横浜毎日新聞」創刊(1870)▲日本、真珠湾を奇襲攻撃。太平洋戦争勃発(1941)
▲新宿コマスタジアム開場(1956)▲プロレスラーの力道山、赤坂のキャバレーで刺される(1963)
▲ジョン・レノン、ニュー・ヨークのダコタ・アパート前で狂信的ファンに射殺される。40歳(1980)
▲愛人バンク第1号の夕ぐれ族が摘発される(1983) ▲米ソが中距離核戦力全廃条約調印(1987)▲ロシア・ベラ
ルーシ・ウクライナが、ソ連消滅と独立国家共同体の創立宣言(1991)▲福井県の高速増殖炉「もんじゅ」で、
ナトリウム遺漏事故、事故隠し問題(1995)▲AKB48初公演(2005)▲森繁久弥に国民栄誉賞(2009)
▲フィギア紀平梨花がグランプリファイナルで初出場初優勝(2018)▲ドイツ、ショルツ内閣成立(2021)
▲哲学者柄谷行人が哲学のノーベル賞と言われているバーグルエン哲学・文化賞を受賞(2022)