城郭 長谷川博美 基本記録

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古代米 栽培  滋賀県米原市 大字西番場 小字神事原 古代米

2020-06-14 17:43:28 | 民俗学
古代米 栽培  滋賀県米原市 大字西番場 小字神事原 古代米

20204/6/14 上記の場所で古代米の苗植えの現場
を見た。用いられた品種は以下の写真の通りだ9種類。

既に発芽して苗に9種類成長していた。是を通称千石谷
の神事原で田植えされる事は意義が深いと思われた何故

なら小字神事原と神々原は祭祀祭礼に関わる小字名でも
有るからだ。周井の地名には南北朝期に因む六波羅山や
古代息長坂田氏に関わる久礼坂なる地名が私の目を引く
当地では神事原と書いて「じじわら」と現地発音されて
いる。水田に縄を張り稲苗の列を直線的に整える作業。
作業者は元名古屋女子大学大学院教授の丸山竜平先生。
契約された水田に先ず一列に苗を植え終わる作業が終了した。
水田は深田であり長靴の喫水線を超える城郭で言う足入状態だ。

弥生の人々が時に田下駄も使い深田を克服した事を連想するものだ。
水田中の深い泥濘に長靴の喫水線は沈み込み田植えは難航した。
6月の梅雨期の湿気と豊富な雨水の増水で田植えは難航を極めた。
田植えを一旦終了させて千石谷大谷遺跡「今井氏館」を見学して
さらに千石谷の深奥部に「モリアオガエル」の産卵の様子を見学
した。まるで石鹸の泡が樹木にぶら下がっている様で一入梅雨の
風情をそこはかとなく感じさせる景観であった。秋には米穀が実
ります事を、祈念して、千石谷の湿原を、後にする私でもあった。
令和2年6月14日 午後13時30分 著者 長谷川博美

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