安倍晋三という人物が本を書いた。『美しい国へ』というそうだ。文春新書。 買わないように。
私はこんなもの買うわけがないがあるところで紹介されている一部。
《 憲法前文には、敗戦国として連合国に対する詫び証文”のような宣言がもう一つある。「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと勉める国際社会において、名誉ある地位を占めたい 」 という箇所だ。 このときアフリカはもちろん、ほとんどのアジア諸国はまだ独立していないから、ここで言う「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会 」とは、おもに連合国、つまりアメリカをはじめとする列強の戦勝国をさしている。ということは,一見力強い決意表明のように見えるが、じつはこれからは自分たちは、そうした列強の国々から褒めてもらえるように頑張ります、という妙にへりくだった、いじましい文言になっている。 》
もう一カ所、
《 たとえば日本を攻撃するために、東京湾に、大量破壊兵器を積んだテロリストの工作船がやってきても、向こうから何らかの攻撃がない限り、こちらから武力を行使して、相手を排除することはできないのだ。わが国の安全保障と憲法との乖離を解釈でしのぐのはもはや限界にあることがお分かりだろう。 》
どんな頭脳構造をしているのか知らないが、憲法前文にこういう解釈があるとは知らなかった。諸外国に対する侮辱だろう。
二つ目もあまりに発想が貧困だ。国際法、領海の規定、海上保安庁、警察などは抜きで、どうしても軍隊でやっつけたいらしい。
あんまり勉強してないんじゃないか。言語に関する能力に欠けているな。
こんなあほに軍隊を外国へ出動させて戦争してもいいというような憲法を持たせたら国は確実に亡ぶで。
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