伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

これを読んでこころをが痛む人がいるのじゃないか・・

2020年02月17日 | 日本共産党
安倍首相が衆院予算委員会で行った謝罪は「不規則な発言をしたこと」に関するもの。発言した行為に対してしか謝罪していない。
だからその反省として、「閣僚席からの不規則発言は厳に慎む」としかならない」。この反省からは、閣僚席でなければ同様の発言を繰り返すことがありうることを示しているようにしか見えない。

これに対して、共産党の小池書記局長はこうコメントしたという。
「首相のおわびに関し、共産党の小池晃書記局長は記者会見で『あの発言(やじ)の内容に対する反省はなかったのではないか』と指摘した。」(毎日新聞)

その通りだと思う。
でも同じようなことを私も共産党の幹部から体験している。

私が共産党を離党したきっかけは、大きくは2つのことがある。
一つは、政治期間中のタスキの着用の指導にこだわった誤りを、県と地区委員会の幹部が認めず、誤った指導を正当化しようとしたこと。
二つは、民間事業者が行うバーク等を燃料とするペレット工場計画に関し、バークはゴミと誤った情報を住民に流し、誤りを指摘されても顧みることもなく、いまだにまともな反省も謝罪もないことだ。

この二つのことから私が受け取ったのは、これら幹部の自分を守ることだけに執着する醜さと、誤りを理解できない、あるいは誤りを糊塗するために躍起になる醜さだった。
誤りを認めず糊塗しようとする姿は、森友・加計学園疑惑に対する安倍首相に通ずるものを感じた。この人たちを認めれば、安倍内閣を批判できないし、嘘つきを擁護することになる。
そんな思いがきわまって、この人たちとは二度と直接的な関係を持ちたくなかったので、離党という道を選んだ。

同じような体験は、タスキの着用問題にあった。

まだ離党をしていない時期に、地区の幹部からスマホに着信があった。金曜日のことだった。
すでにこの幹部も、誤りを糊塗するため悪だくみをしていたことを知っていたので、何事かと思い返信すると、その用件はこんなことだった。
「明日、県幹部が来るので市議団のみなさんに集まって欲しい」
実は、別の市議にはこの連絡がずいぶん前から来ていたらしい。まともに合いたいと思ったら、前日の連絡はないだろう。
私は県幹部も地区幹部も、まともな対応することはないと思っていたので、その連絡に応えることはなかった。

後で、その時の幹部の対応を聞いた。
「不快な思いをさせたことを謝る」と謝罪したという。

この謝罪、先程の安倍首相の謝罪と同質と思いませんか。
「不快な思いをさせた」という行為を続けた経過に対する謝罪であって、「タスキは政治活動では禁止されている」という総務省の解釈と共産党の「問題ない」という解釈があるもとで、自らの主張を妥当として一方的に政治期間中のタスキの着用を押しつけた、その考えに踏み込んだ謝罪ではないのだ。私は、その半年前以上前に「白黒をつけろ」と、法的措置も含めて明確にすることを求めていたにもかかわらず、そこには目をつぶったままの対応に過ぎなかったのだ。

その後も、この問題に対するまともな総括を見たことがないので、彼らはいまだにまともな反省などしていないのだろう。

毎日新聞の記事を読んで、共産党の地区組織の一部幹部と安倍首相の謝罪が、あまりにも似通っていたのでいやなことを思い出してしまった。安倍政権には問題が多いと思う。しかし、同じ事をしながら反省もなく、安倍政権を批判する共産党の地区組織の一部幹部の二枚舌には、いやな思いしかいだかない。まずは自分の身を振り返ることからはじめたらよろしいと思うのだが。

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