伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

神社例大祭。そして演説会

2015年10月18日 | 日本共産党
 18日、10月の第3日日曜日には、遠野町内の多くの神社で例大祭が開かれます。

 居住している上遠野地区の郷社八幡宮八幡神社も例大祭で、秋晴れの中、神輿が町内を練り歩きました。





 練り歩くことを渡御というようですが、それに先立ち神社内では神事が行われます。修祓の儀、玉串奉奠などの後、本殿に祀られているご神体を神輿に移す儀式が行われます。

 この場面は衆目からは隠され、神主さんの手により行われます。ご神体を見ると目が見えなくなるなどとされるようで、尊きもの(神秘のものといったほうが良いのかな)を尊きものとして語り継ぐための、一つの伝承なのでしょう。

 そんなわけで、これまで10回以上例大祭に参加してきましたが、ご神体を目撃したことはありません。ここの神様はアマテラスオオミノカミなので、おそらくご神体は鏡だと思うので、いっしょに参加している方に訪ねてみると、どうもそのようです。

 考えてみると10月は神無月。神社に宿る神様が出雲大社に参集している時。このため出雲地方では10月を神在月と呼ぶと知ったのはいつの事だったか。昨日の前夜祭からきょうの例大祭にかけて、お祭りのために戻ってきていただいた、ということになります。

 ありがたいことです。

 今日は神社の御輿の他、2つの子ども神輿も出動して、各戸で「商売繁盛」などのめでたい言葉を唱えながら、神輿を元気に揉んでいましたが、元気な子どもたちの姿を拝見するのは喜ばしいことです。



 神輿渡御にあたっての式では、祝辞をさせていただき、

「例大祭おめでとうございます。みなさんのご努力の中で伝統の例大祭が行われることは地域を明るくし、また子ども神輿のみなさんは、地域に元気と希望を広げてくれると思います。最後までお父さん、お母さんと頑張ってください」

と話させていただきました。

 さて、郷社八幡神社を出立した神輿は同じ上遠野の白幡八幡神社で神事を行い、元の郷社八幡神社に戻ります。

 午後2時から日本共産党演説会が、植田町のやまたまやで開かれるために、このタイミングで例大祭を辞しました。例年なら後片付けを手伝うところなのですが、申し訳ありません。

 JR常磐線の植田駅の背後にあるやまたまやは、2011年3月の震災で被害を受けたために建て直しをされています。新しい建物は初めて拝見することになりました。旧に変わらず、小高い丘の法面に沿って建築された施設からの眺望は素敵です。



 会場には360の椅子を用意していましたが、ほぼ満席。岩渕とも参議院比例代表予定候補、吉田えいさく福島県議選予定候補、会場ご当地を地盤とする宮川えみ子県議、そして紙智子参議院議員が講演しました。



 病気療養のため立候補を断念した長谷部淳県議の後任となる吉田えいさく予定候補は、長谷部県議の無念の思いを引き継いで何としても県議会でがんばりたいとのべ、宮川えみ子県議は、学校給食費の無料化など今後実現を目指して取り組む課題を紹介しながら、支援を訴えました。

 紙智子参院議員は、安保(戦争)法案の採決強行や原発再稼動、公約違反のTPP合意など、安倍内閣の暴走する政治を批判しながら、暴走を地方で支える地方議員にきっぱりした審判を下し、被災した県民の願いによりそって県政に働きかける2つの日本共産党県議をいわきから送り出すこと、そのためにも宮川県議を三度県政に送り出すことを訴えました。

 私は司会を務めましたが、もの言いも含めて反省しきり。司会は余計なことを言うなという声もありますが、弁士と弁士をつないで演説会の目的に参加者の思いを誘導するのも司会の仕事の一つなのだろう、と思います。そうなっていれば良いのですが・・。


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