伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

恋が実った? キジ。

2019年05月01日 | 
 小雨の中、視界に点にしか見えない黒い影。カラスとは違う。それがキジだった。

 遠くのキジは何度も見ている。黒く見えるので、最初はカラスと思う。しかし、どこか違うのだ。

 肉眼で見た感じはこんな感じだ。




 真ん中辺にある黒い物体がオスのキジだ。

 カメラのレンズは、70m相当が肉眼と同じ見え方だと聞いた覚えがある。その程度の倍率で撮影したのだろう。


 光学の最大倍率で撮ってみた。2000m相当だ。




 周りが気になるらしい。




 デジタルズームも併用してみた時に母衣打ちが始まった。慌ててシャッターを切った。




 僕はここにいる。安全だよ。ここに来てよ・・。一生懸命アピールしているのだろう。


 しばらくしてまたカメラを向けてみた。

 ズームをするとオスのキジの手前にメスがいることが分かった。




 以前に読んだ。

 キジはペアになってからテリトリーを決めるのではなく、まずオスがテリトリーを確保し、メスはオスのテリトリーをめぐって気にいったオスとペアになるのだという。オス1羽にメスが数羽なんていうペアを何度か見ている。その家族ができあがったのは、豊かなえさ場が背景にあるはず。4,5羽のキジをまかなう豊かなえさを確保でいるからこそ、多くのメスが1匹のオスに惹かれたのだろう。確保するえさ場の質が、オスの価値を決める判断材料になるということなのか。

 とすると写真のオスがこの場から移動せず、周囲を気にしたり、母衣打ちをして存在をアピールしたのは、ここでたくさんのごはんを食べられるよっていうメスへのアピールだったのだろう。無事にメスといっしょになれて良かったね。


 このオスのキジに、おめでとうと祝意を伝えよう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿