伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

6月定例会で白水小廃校などについて質疑

2018年06月19日 | 市議会
 いわき市議会6月定例会は21日まで開会している予定だが、14日には議案等に対する質疑に立ちました。

 質疑とは私見等は交えず、議案等にかかわる事項について淡々と質問をするものだが、その質疑をまとめた。ただしおおよそこのような内容ということでご理解いただきたい。

 なお、12日に行った一般質問は、いままとめているので、まとまり次第掲載します。



伊 藤
 10番、日本共産党市議団の伊藤浩之です。



 まず、市長提案要旨説明についてのうち、明日グランドオープンを迎えるイオンモールいわき小名浜のオープンの影響について伺います。

 1点目、イオンモールの当初の説明ではテナントに3割程度を地元から入れたいとしてきましたが、2割程度にとどまっている状況をどのように評価しているでしょうか。

産業振興部長
 テナントの3分の1を地元事業者とする当初の基本的な方針に基づき、イオンモール株式会社による市内でのテナント募集説明会などを通じた誘致活動が行われたほか、出店にあたっては、国の認定を受けた「津波被災地復興商業特区」制度や、市津波被災地域企業等立地奨励金を利用できることなどから、積極的な出店を図った事業者がいたものの、結果として、採算など個々の経営判断により、地元事業者が2割程度の構成となったものと受け止めております。

伊 藤
 2点目、小名浜マリンブリッジ等との相乗効果も見込まれ、震災前の交流人口を超えるにぎわいの創出につながるものと期待しているとしていますが、相乗効果を発揮するために小名浜マリンブリッジはどのように活用されることになるのでしょうか。

都市建設部長
 当該ブリッジにおきましては、本年11月末までの日曜日、午前9時から午後4時までの時間帯において、歩道の一般開放が行われ、また、夜間のライトアップによる魅力的な景観の創出等を通じて、新たなランドマークとして、有効に活用が図られているところであります。
 市といたしましては、イオンモールのオープンにともない、これまで以上に多くの来訪者が予想されることから、東港地区本来の機能に支障が生じないことを前提としながら、福島県をはじめとした関係機関やイオンモール等とも連携し、当該ブリッジの魅力を活かした観光交流人口の拡大に努めてまいりたいと考えております。

伊 藤
 次に議案第6号、いわき市立小学校及び中学校条例の改正について伺います。

 本案は、いわき市立白水小学校を本年度末で廃校とするために、条例から同校を削除するものですが、1点目、どのような理由で廃校とするのでしょうか。

教育部長
 白水小学校におきましては、現在、児童数が3名まで減少しており、多様な見方や考え方に触れることを通して、思考力や判断力、表現力を育成することや、集団生活での学び、社会の醸成など、これからの社会で必要とされる資質や能力の育成に課題があり、より良い教育環境を整備する観点から一定規模の児童が集う再編が望ましいものと、保護者や地域の方々と合意形成がなされ、本年度末をもって閉校とするものであります。

伊 藤
 2点目、廃校とした場合、白水小学校の学区はどのように再編されるのでしょうか。

教育部長
 白水小学校の学区につきましては、「いわき市公立学校通学区域審議会」に諮問し、その答申を受け、市教育委員会に置いて、9月頃を目途に決定する予定となっております。

伊 藤
 3点目、廃校に当たっての保護者及び地域の住民への説明はどのようにされてきたのでしょうか。

教育部長
 白水小学校におきましては、昨年度、児童数が7名まで減少したことから、より良い教育環境を持続的に提供するため、保護者の方々との意見交換を実施した後、地元区長をはじめ、学校評議員や民生児童委員などの地域の方々及び保護者を一堂に会し、2回にわたって、白水小学校の再編について意見交換を行い、その中で、地域との合意形成が図られたところでございます。

伊 藤
 4点目、廃校の考えに対する保護者及び住民の意見はどのようになっているでしょうか。

教育部長
 保護者や地域の方々からは、「地元の学校が閉じることは寂しい思いもある」、「小規模校には小規模校の良さもある」などの意見も出されましたが、最終的には、「子ども達の教育環境の整備が何よりも重要であり、そのためには、一定の規模の児童が集う教育環境が望ましい」との意見に集約されたところでございます。

伊 藤
 次は、議案第8号 平成30年度いわき市一般会計補正予算・第1号のうち、2款総務費、1項総務管理費、7目企画費のうちスポーツを軸とした地域創生推進事業費について伺います。

 スポーツを軸とした地域活性化を図るため、地域交流拠点の機能強化等の取り組みに対する支援を実施するものですが、1点目、本事業で整備するアスリートステーションの施設整備の目的は何でしょうか。

総合政策部長
 アスリートステーションにつきましては、いわきFCパーク内に、合宿者向けのトレーニングスペースやシャワールーム、アスリート向け食堂などのクラブハウス機能を備えた交流拠点として整備するものであります。
 こうした取り組みにより、合宿者等の利便性やホスピタリティの向上をめざし、スポーツ合宿や宿泊型大会の誘致など、スポーツツーリズムの推進を図るものでございます。

伊 藤
 2点目、支援の対象となるのはどのような団体でしょうか。

総合政策部長
 本事業におきましては、地域みらい投資促進法に基づく、地域の特性を活かした成長性の高い新たな分野に挑戦する取り組みである地域経済牽引事業計画を策定し、県知事の承認を受けた事業者に対し、支援を行うこととしております。
 アスリートステーションの整備につきましては、市内初のちいきみっちゃくがたぷろすぽーつちーむをめざしてしゃかいじんさっかーちーむ「いわきFC」を運営している、株式会社いわきスポーツクラブが策定した地域経済牽引事業計画が県知事の承認を受けており、同社を支援対象として予定しているところでございます。

伊 藤
 3点目のスポーツクリニック整備の目的は何でしょうかという質問は、先ほどの佐藤議員の答弁と同じ、すでに答弁されておりますのでかつあいし、次の4点目、スポーツクリニック整備の支援対象はどのような団体になるのか、うかがいます。

総合政策部長
 スポーツクリニックの整備につきましては、市内で医療機関向けのシステム開発やICTを活用した医療事務負担軽減への支援など、地域医療の充実に向けた取り組みを行っている、株式会社Healthee One(ヘルシーワン)が策定した地域経済牽引事業計画が県知事の承認を受けており、同社を支援対象として予定しているところでございます。


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