伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

散歩/街頭宣伝/戦争法廃止署名/小名浜新春のつどい/そして夕陽/どこかあわただしい1日

2016年01月31日 | 日記
 今日の朝は、しっかり道路が凍りついていました。昨日、結婚式の行き帰りのバスの中で、同行の人たちと心配をしあった通りになりました。



 愛犬の散歩に出て、滑って転ばないように、できるだけ雪が残った場所を、ザクッ、ザクっと踏みしだきながら歩いていました。一度滑ってバランスを崩しそうになりましたが・・。

 しかし雪はすごい。すべてを覆い隠します。枯れ草などに覆われ、普段は雑然とした木立の向こうの荒れ地も、雪で覆われてすっきりとした広場となっていました。



あれ・・「雪が覆い隠す」で思い出しました。その仕掛けに感動した演劇があったのです。

昔、えれは横浜の演劇観賞会だったのか、いわきの演劇観賞会だったのか、定かではないのですが、有馬稲子さん主演の「離れごぜおりん」をみました。

確かあれは、おりんが越後に帰ろうとする場面です。冬の難所を、盲目のおりんが難儀しながら旅していると、折悪しく雪も降りだした。すると一瞬にして舞台は、白一色の景色に変わったのです。

大きな白い布を広げて、舞台を覆っただけなのですか、しかしそこには、確かに雪景色が広がり、おりんの絶望だったのか、孤独だったのか、そんな心証風景が写し出されたように思うのです。

あの場面には感動したことを覚えています。

 ま、それはともかく、こうして、雪に多くが覆い隠されているためなのでしょうか。きょうはコジュケイが民家のすぐ脇の畑地、しかも生け垣のすぐ脇に来ていたようで、犬が近づいたら、いきなりバタバタと飛び上がりました。あっけにとられて見ていると、結構飛び続けるんです。少し高台にある隣の民家の屋根を越えて背後の林の中に消えていく。コジュケイの意外な飛行力を見て得をした気分です。

 さて、その後は慌ただしい1日でした。

 昨日お通夜に行けなかった方の焼香に出かけ・・そういえば、勿来の党支部などが街頭宣伝などを行うことになっていました。焼香にもいかなければならない、街頭宣伝の開始に間に合わない・・。やむなく街頭宣伝には30分遅れで参加し、マルト東田店、東田町のツタヤ、そしてマルト中岡店で街頭演説をしました。

 そして午後、マルト中岡店周辺で、憲法改悪反対いわき共同センターが毎月実施している、憲法改悪反対と戦争法廃止の実現を求める署名行動に参加。「自衛隊を他国の戦争に巻き込み、戦場で他国の人の命を奪ったり、戦場で自衛隊員の命を失う日本にさせてはなりません」と、戦争法廃止への協力をお願いし、ハンドマイクを使って呼びかけました。



 署名板を持って呼びかけていた時、ある女性は、「どれ、署名をしていくか」とペンをとり、「私たちはもう先がないからいいけど、もっと若い人たちががんばらなくちゃね」と話しかけてきました。「法案の時に国会を包囲した若者たちが、引き続き、戦争法廃止で行動を続けているんですよね」などと返事しながら署名をしていました。



 いつも45分間の行動をしますが、2時からの日本共産党小名浜方部後援会の新春のつどいに参加するために30分で、行動から離れ、小名浜に向かいました。

 会場のカルチェ・ド・シャンブリアンには80人程のみなさんでしょうか、おなじみの顔の方も、初めて見かける方も、集まっていました。

 あいさつをということで、吉田英策県議、宮川えみ子県議、渡辺博之市議に続いて4人目にあいさつ。主催者のあいさつも含めれば5人目です。ここまでくると、盛り込む題材をダブらないようにと考えても、たいがい重なってしまいます。やむを得ないので、ダブっても自分なりに、と心において話し始めました。他でしたあいさつと共通な内容も含め、だいたいこんなふう・・。




 みなさん。こんにちは。そして新年おめでとうございます。



 先程もありましたが、2016年も早1ヶ月が過ぎました。今年も残すところ11ヶ月だけです。ここに来る途中で聞いた話ですが、冬の期間を気象庁は12月から2月までにしているのだそうです。そうすると、寒い冬も後1ヶ月、そしていよいよ暖かい春がやってきます。

 この季節と同じく、今年2016年は暖かい春を迎える年にしなければならない年だと思います。

 昨年は、先程もお話にありましたが戦争法が強行されました。TPPで公約に反して大筋合意をしてしまいました。原発の再稼働もすすんでいます。そして、来年4月の消費税増税に向けて着々と準備をすすめています。こうして国民には冷たい暴風を吹き付けてくる安倍政権の政治に対して、これを押し返して、暖かい春を取り戻すことが大切になっている。そんな風に思います。

 7月に参議院選挙があります。この選挙では安倍自公政権の政治を押し返す、そのために全力を尽くしたいと思います。

 そして9月には市議選が予定されます。

 私は市民福祉常任委員会に所属していますが、先だって、彦根市と富山市で視察をしてきました。

 彦根市では所得が低い世帯の中学生に対する学習支援で、貧困の連鎖を断ち切ろうとする取り組みを聞いていました。いわき市では実施していない取り組みです。

 富山市では富山型デイサービスと言って、障がい者、障がい児、高齢者、そして子どもなど、支援が必要な人に一つの施設でケアを提供しようという取り組みです。たずねた施設では、説明に脳性麻痺の障がいを持つ方も、施設の概要、施設を利用して思っていることなどを話してくれました。仕事をしているんですね。

 そして入所時に要介護5でほとんど動けなかったという80歳の女性は、階段は自力で登るし、コーヒー入れの名人と呼ばれ、視察者にコーヒーを出す係を担当していました。施設での様々な方とのふれあいが、症状改善に役立っているようでした。

 こういう他市にはない、取り組みも、現状をなんとかしようと言う市民、あるいは市職員が仕組みを考え、そして実行に移し、その取り組みをやがて行政が支えるという風に作られきたようです。

 いわき市は施策の取り組みが、県内で№1になることがあまりないというお話を聞きました。みなさんのお手元には№1にならなくて良いという歌詞のプリント(世界にひとつだけの花)がありますけれども、ここは№1をめざすことが必要だと思います。

 今度の市議選は、市民の思いを市政が一生懸命支える、そうした市民の願いを市政に届ける、そういう選挙になると思います。

 みなさんには、今年も何かとお世話をかけることになりますが、今年もご支援をいただくようお願いして、お祝いとさせていただきます。

 今年もよろしくお願いします。



 つどいは踊りあり、演目ありで楽しくすすみます。

 実はきょう、改憲問題について学習会が予定されており、弁護士の伊藤真さんが講演することになっていました。午後3時からです。午後2時から始まったつどいを途中で辞して、講演を聞きにいこうと思っていたのですが、会場を回っているといろいろお話を聞くことになって、結局、時間が過ぎてしまい、行ってもしょうがないという時間になったので予定変更。つどいに最後まで参加し、その後帰宅しました。

 途上、南の空に煙が上がり、雲の中に消えていくように見えます。そして西の空には夕陽が浮かびそうな雰囲気です。これは良いかもしれないと思い、湯ノ岳中腹の展望台まで登ってみることにしました。

 道路は濡れていましたが、気温が高く凍ってはいません。それでも用心しながら登っていった展望台。駐車スペース以外にはいまだ15cm程の雪が残っています。

 どなたが作ったか雪だるま。夕陽を見つめるように、ちょこんと座っていました。



 先ほど気になった煙・・常磐共同火力発電所の煙突からの排煙です。実際見えている白い煙は水蒸気だと聞いたことがありますが、これがまっすぐ空に上り、途中で横にたなびく雲となって広がっていることが分かります。横に広がっていくあたりに空気の逆転層があるのかもしれませんね。



 私の他にも夕陽が気になって登ってきた方がいて、稜線に沈みゆく夕陽を見つめていました。同じことを考える人がいるんですね。



 以下、夕陽をフォトチャンネルに登録しました。御覧ください。

夕陽

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