構図・・
2021年04月04日 | 花
桜から主役を交代したと昨日のブログに書いたハナモモ。つぼみと開花の具合は、この程度がいいと思う。
なぜなら、満開になったハナモモは、豪華ではある。しかし、近づいて見るとしおれ始めている花があるなど、花自身の衰えが見えてくるからだ。そういう意味で、若く勢いを感じ、花とぼんぼりのようなつぼみが混在する、この程度の開花具合がとても素敵に見えるのだ。
ハナモモのピンクと、ラッパスイセンの黄色。庭を甲殻に捉えたこの写真は、春の庭の絵にはなるのだが、ハナモモ自身の良さを伝えてくれない。ハナモモの魅力は、枝がしだれ、吊し雛を見るかのような風情にあるだろう。その様子は、どこから写せば良く伝わるのか、ポイントとなる角度をいろいろ探してみた。
ここだと思ったのが、手前の枝も、奥の枝もしだれて見えるこのポイント。
ポイントはいいのだがいまいち。背後の車のなど不用なものが写り込み、そのカラーも相まって、目がちらつき、写真を集中して見ることが出来ない。車を動かすなどすれば問題を解決できる。しかし、めんどくさいし、動かした車を路上に放置するわけにもいかない。ここは画角の取り方で何とかしてみよう。
まずはメインの被写体となるハナモモにもっと近寄ろう。モニターを見ると、それだけで写真が引き締まった感がある。しかし、車の色が明るすぎて、印象が悪い。車が花に隠れるポイントはないか。余計な物が画角から外れる角度はないか。こうして探りながら撮影したのが次の写真。フロントのページに掲載したのと同じ写真だ。
うーん・・満足(自己満足にすぎないが)。
同じ視点を持って咲きそろった鉢植えのチューリップも写してみた。四方から眺めていたら、背後から写した写真がクローズアップしてくるし、鉢の縁など余計な物も隠れてしまう。
以前、掲載した次の写真より、ずっと良い雰囲気になっていると思う。
これはブログのカバーにも使っている写真だが、こちらに変えておこうかしら・・。
散歩に出た先でも同じ理屈で撮ってみた。
タチツボスミレが次々と咲いている。手前のスミレに焦点をあて、奥のスミレも入るように撮ってみた。
広がりは感じるのだが、いまいち平凡。インパクトがない。そこで、手前の並んで咲く花をクローズアップした写真にしてみた。
この報がずーとインパクトがあると思う。
見る人が見たら、いまいちの写真家もしれない。写真の撮り方などの解説の中に、良く余計な情報をなくすことが大切みたいなことを書いている。こうして画角を一生懸命探して撮ってみると、解説も納得がいくところではある。自分的には良くとれた写真だと思う。
これらの写真は全て、キャノンのコンパクトカメラで撮った写真だ。一眼レフなら、露出を解放することで、ピントの合う範囲(被写界深度)を狭くし、不必要な情報をぼかしてしまうことで、不必要な情報をカットすれば良い。しかし、コンパクトではボケ感を出すのは難しい。その代わりに被写体に思いっきり近づくということが写真を撮るコツということができそうだ。
後の写真はどちらかというと説明的な写真。いわば現場写真かな。
これ、たぶんゼンマイ。いつの間にか芽を出していた。
これもゼンマイかな・・。
くるくると巻いた茎を伸ばしながら伸びていくように見える。その姿が面白いと毎春感じている。
ハルジオンが咲いていた。
ハハコグサも。
アケビ。雄花と雌花を分けてつける。
愛犬の散歩を始めてから初めて見た花だ。深いワインレッドのような紫色がとても美しい花だと思う。
こちらもムラサキ色。スミレ。
ルリ色のタチツボスミレ。
同じくルリ色のムラサキゴケも咲き始めている。
自宅のソラマメだが、これも黒っぽい部分はムラサキ系だと思う。
自宅にはラッパスイセンが多数咲く。10年前にはこんなに咲いていなかった。球根を作る花だが、植え付けしたり、植え替えしたりしている分けでもない。それが、場所を違えたところに芽を出し、新たな花の群生を作り出していくのだ。
どうして増えていくのだろうか。疑問に思ったので調べて見た。
スイセンは古い球根の上や横に新しい球根ができ、団子状に増えていくらしい。球根の塊が大きくなるとサッカーボール程になり、地上に出てくる場合もあるという。
なるほど、これでスイセンの群生が拡大していく理由が分かる。しかし、今まで咲いていなかった場所に新しくスイセンが生えてくることは説明ができない。球根が自分で歩き回るはずはないし、何かの動物がご丁寧に植え替えるわけでもない。野菜などをこっそり食べていく動物はいるが、球根の植え替えをしてくれる親切な動物などいないのだ。
解説を読んでいると、自家受粉ではできないなど制約はあるようだが、種を付ける場合もあるという。園芸種は種を付けにくいとされているものの、ラッパスイセンの仲間の中には種を付けるものもあるといい、我が家で増えていくラッパスイセンも、種で増えている可能性がある。
スイセンはあちこちに咲いている。我が家のスイセンに他のスイセンで蜜を吸った際に花粉をつけたミツバチなどがやってきて受粉させ、いつのまにかできた種がはじけ飛び、根を張り、球根をつける。種からだと開花まで3年程度かかるようだが、こうしてあちこちに花を増やしているのかもしれない。
納得・・。
胸のつかえが下りた。
なぜなら、満開になったハナモモは、豪華ではある。しかし、近づいて見るとしおれ始めている花があるなど、花自身の衰えが見えてくるからだ。そういう意味で、若く勢いを感じ、花とぼんぼりのようなつぼみが混在する、この程度の開花具合がとても素敵に見えるのだ。
ハナモモのピンクと、ラッパスイセンの黄色。庭を甲殻に捉えたこの写真は、春の庭の絵にはなるのだが、ハナモモ自身の良さを伝えてくれない。ハナモモの魅力は、枝がしだれ、吊し雛を見るかのような風情にあるだろう。その様子は、どこから写せば良く伝わるのか、ポイントとなる角度をいろいろ探してみた。
ここだと思ったのが、手前の枝も、奥の枝もしだれて見えるこのポイント。
ポイントはいいのだがいまいち。背後の車のなど不用なものが写り込み、そのカラーも相まって、目がちらつき、写真を集中して見ることが出来ない。車を動かすなどすれば問題を解決できる。しかし、めんどくさいし、動かした車を路上に放置するわけにもいかない。ここは画角の取り方で何とかしてみよう。
まずはメインの被写体となるハナモモにもっと近寄ろう。モニターを見ると、それだけで写真が引き締まった感がある。しかし、車の色が明るすぎて、印象が悪い。車が花に隠れるポイントはないか。余計な物が画角から外れる角度はないか。こうして探りながら撮影したのが次の写真。フロントのページに掲載したのと同じ写真だ。
うーん・・満足(自己満足にすぎないが)。
同じ視点を持って咲きそろった鉢植えのチューリップも写してみた。四方から眺めていたら、背後から写した写真がクローズアップしてくるし、鉢の縁など余計な物も隠れてしまう。
以前、掲載した次の写真より、ずっと良い雰囲気になっていると思う。
これはブログのカバーにも使っている写真だが、こちらに変えておこうかしら・・。
散歩に出た先でも同じ理屈で撮ってみた。
タチツボスミレが次々と咲いている。手前のスミレに焦点をあて、奥のスミレも入るように撮ってみた。
広がりは感じるのだが、いまいち平凡。インパクトがない。そこで、手前の並んで咲く花をクローズアップした写真にしてみた。
この報がずーとインパクトがあると思う。
見る人が見たら、いまいちの写真家もしれない。写真の撮り方などの解説の中に、良く余計な情報をなくすことが大切みたいなことを書いている。こうして画角を一生懸命探して撮ってみると、解説も納得がいくところではある。自分的には良くとれた写真だと思う。
これらの写真は全て、キャノンのコンパクトカメラで撮った写真だ。一眼レフなら、露出を解放することで、ピントの合う範囲(被写界深度)を狭くし、不必要な情報をぼかしてしまうことで、不必要な情報をカットすれば良い。しかし、コンパクトではボケ感を出すのは難しい。その代わりに被写体に思いっきり近づくということが写真を撮るコツということができそうだ。
後の写真はどちらかというと説明的な写真。いわば現場写真かな。
これ、たぶんゼンマイ。いつの間にか芽を出していた。
これもゼンマイかな・・。
くるくると巻いた茎を伸ばしながら伸びていくように見える。その姿が面白いと毎春感じている。
ハルジオンが咲いていた。
ハハコグサも。
アケビ。雄花と雌花を分けてつける。
愛犬の散歩を始めてから初めて見た花だ。深いワインレッドのような紫色がとても美しい花だと思う。
こちらもムラサキ色。スミレ。
ルリ色のタチツボスミレ。
同じくルリ色のムラサキゴケも咲き始めている。
自宅のソラマメだが、これも黒っぽい部分はムラサキ系だと思う。
自宅にはラッパスイセンが多数咲く。10年前にはこんなに咲いていなかった。球根を作る花だが、植え付けしたり、植え替えしたりしている分けでもない。それが、場所を違えたところに芽を出し、新たな花の群生を作り出していくのだ。
どうして増えていくのだろうか。疑問に思ったので調べて見た。
スイセンは古い球根の上や横に新しい球根ができ、団子状に増えていくらしい。球根の塊が大きくなるとサッカーボール程になり、地上に出てくる場合もあるという。
なるほど、これでスイセンの群生が拡大していく理由が分かる。しかし、今まで咲いていなかった場所に新しくスイセンが生えてくることは説明ができない。球根が自分で歩き回るはずはないし、何かの動物がご丁寧に植え替えるわけでもない。野菜などをこっそり食べていく動物はいるが、球根の植え替えをしてくれる親切な動物などいないのだ。
解説を読んでいると、自家受粉ではできないなど制約はあるようだが、種を付ける場合もあるという。園芸種は種を付けにくいとされているものの、ラッパスイセンの仲間の中には種を付けるものもあるといい、我が家で増えていくラッパスイセンも、種で増えている可能性がある。
スイセンはあちこちに咲いている。我が家のスイセンに他のスイセンで蜜を吸った際に花粉をつけたミツバチなどがやってきて受粉させ、いつのまにかできた種がはじけ飛び、根を張り、球根をつける。種からだと開花まで3年程度かかるようだが、こうしてあちこちに花を増やしているのかもしれない。
納得・・。
胸のつかえが下りた。
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