昨日の代表質問を、議員だよりの記事にしました。
共産党市議団の質問は、一番最初が、いつも火曜日になるので、議員だよりの印刷日が水曜日の現状では、質問後、翌日の開会時間、つまり午前10時までに原稿になっていなくてはなりません。以前は、何とか出来ていたのですが、いまはとてもきつい。答弁書がある場合はまだいいのですが、通告外の質問には答弁書がないので、音声から答弁を拾うしかありません。何とか原稿にできたのも、答弁の書き起こしのおかげです。感謝、感謝です。
昨日ブログにアップした質問内容で見ていただければわかるように、質問内容は多岐にわたるのですが、今回の原稿にするにあたっては、時間もなく、まとめきれません。今回は市長の公約にかかわる部分についてだけ紹介します。
22日開会したいわき市議会2月定例会は、12日と13日に代表質問を行い、私は13日、代表質問に立ちました。代表質問は40分の持ち時間で一括して質問し、答弁後、10分の持ち時間で再質問、再々質問が可能という方法で実施されます。以下、代表質問の一部の質問を紹介します。
まず公約について質しました。
市は共創のまちづくりを呼びかけています。選挙での市長の市民に向けた発言や公約に対して、市長が真摯な姿勢をとらなければ信頼関係は深まらず、「共創」の前提はできません。
伊藤 磐城平城・城跡公園にやぐらを整備し、オリンピックで増える外国人観光客に「オーワンダフルと言わせたい」は例え話だったと公約を軽視する発言をしているが、公約は妥当だったのか。
市長 4年間の任期中に、肌感覚で受け止めた市民のみな様のおもいや各地域の課題等を十分に踏まえ、市民のみな様が自信と誇りを持てる魅力あるまちを実現するための政策を取りまとめ、公約として掲げたものです。
妥当なものだったといいたいようです。
市長は市長選挙の公約での文書の記載や発言は、「有権者の投票動向に影響を及ぼす主たる要因になるもの」との認識を示しました。
ならば、「オーワンダフル」発言のように、選挙後にあれは例示だったなどと言い出されたら、公約の信頼性も崩れようというものです。
同じく、市長陣営の発行物ではないものの、選挙直前に新聞折込でばらまかれた「バスやタクシー利用券を高齢者向けに交付することになった」という文書について質しました。
伊藤 本市の検討段階で正しい表現なのか。
市長 一部の報道機関が独自の取材を通じ、自らの判断と責任によって、記載のような表現で報道したものと受け止めています。
伊藤 本市の検討状況を正しく伝えるものなのか。
市長 庁内において調査検討中のいわば政策形成過程にある段階での取材にもとづき、ご指摘のように記載されたものと認識しています。
伊藤 バス・タクシーの無料利用も含めさらなる交通弱者対策は。
都市建設部長 無料利用など交通弱者対策は、都市構造や交通インフラの状況が異なることを踏まえ、費用対効果や施策の公平性について慎重に見極める必要があると考えています。
2つ目の質問は、正しいかどうかの評価を聞いているのですが、まともな答えは返ってきませんでした。
再質問、再々質問でも取り上げました。
伊藤 政策形成過程であってまだ決まっていないことを清水市長が決めた、しかも早ければ今年10月にも実施されるという記載をして決まったかのような表現というのはやはり間違いだということです。
しかも、これは選挙の前に配布され、選挙に与えた影響も非常に大きいと言わざるを得ません。
おまけに無料利用ということについては、市民の公平性とか地域の実情が違うから慎重な検討が必要だという答弁がありました。
そういうことも考え合わせれば、やはりきちんと記載をしたものに訂正を求める。あるいは撤回を求める。こういうことが必要だと思います。この点についても御答弁をいただきたい。
市長 政策形成過程の段階での取材に基づき表現の自由及び報道の自由のもと、報道自らの責任と判断により、記載されたものと認識していることから、一連の報道における表現に立ち入ることは適切でないと考えています。
隠された事実を暴露するというのならともかく、誤った記載の訂正を求めることは、「報道の自由」を侵す事にあたりません。重ねて質問しました。
市長 調査検討していたのは事実でありまして、例えば、バス、タクシーの利用券の交付についても、検討を指示したところです。そういった政策形成過程の段階での取材に基づき記事になったものと理解しています。
結局答弁は、堂々巡りになってしまいました。
なぜ、誤った記載の訂正を求めないのか、そして前を向いて議論をしようとしないのか、理解ができません。この姿勢にはやはり疑問が残ります。
代表質問では、別の問題についても質問をしていますが、その部分については、他の機会にご紹介したいと思います。
共産党市議団の質問は、一番最初が、いつも火曜日になるので、議員だよりの印刷日が水曜日の現状では、質問後、翌日の開会時間、つまり午前10時までに原稿になっていなくてはなりません。以前は、何とか出来ていたのですが、いまはとてもきつい。答弁書がある場合はまだいいのですが、通告外の質問には答弁書がないので、音声から答弁を拾うしかありません。何とか原稿にできたのも、答弁の書き起こしのおかげです。感謝、感謝です。
昨日ブログにアップした質問内容で見ていただければわかるように、質問内容は多岐にわたるのですが、今回の原稿にするにあたっては、時間もなく、まとめきれません。今回は市長の公約にかかわる部分についてだけ紹介します。
正確な情報発信こそ必要
選挙にかかわり配布された文書の対応に疑問残る
選挙にかかわり配布された文書の対応に疑問残る
22日開会したいわき市議会2月定例会は、12日と13日に代表質問を行い、私は13日、代表質問に立ちました。代表質問は40分の持ち時間で一括して質問し、答弁後、10分の持ち時間で再質問、再々質問が可能という方法で実施されます。以下、代表質問の一部の質問を紹介します。
【伊藤浩之】
まず公約について質しました。
市は共創のまちづくりを呼びかけています。選挙での市長の市民に向けた発言や公約に対して、市長が真摯な姿勢をとらなければ信頼関係は深まらず、「共創」の前提はできません。
伊藤 磐城平城・城跡公園にやぐらを整備し、オリンピックで増える外国人観光客に「オーワンダフルと言わせたい」は例え話だったと公約を軽視する発言をしているが、公約は妥当だったのか。
市長 4年間の任期中に、肌感覚で受け止めた市民のみな様のおもいや各地域の課題等を十分に踏まえ、市民のみな様が自信と誇りを持てる魅力あるまちを実現するための政策を取りまとめ、公約として掲げたものです。
妥当なものだったといいたいようです。
市長は市長選挙の公約での文書の記載や発言は、「有権者の投票動向に影響を及ぼす主たる要因になるもの」との認識を示しました。
ならば、「オーワンダフル」発言のように、選挙後にあれは例示だったなどと言い出されたら、公約の信頼性も崩れようというものです。
同じく、市長陣営の発行物ではないものの、選挙直前に新聞折込でばらまかれた「バスやタクシー利用券を高齢者向けに交付することになった」という文書について質しました。
伊藤 本市の検討段階で正しい表現なのか。
市長 一部の報道機関が独自の取材を通じ、自らの判断と責任によって、記載のような表現で報道したものと受け止めています。
伊藤 本市の検討状況を正しく伝えるものなのか。
市長 庁内において調査検討中のいわば政策形成過程にある段階での取材にもとづき、ご指摘のように記載されたものと認識しています。
伊藤 バス・タクシーの無料利用も含めさらなる交通弱者対策は。
都市建設部長 無料利用など交通弱者対策は、都市構造や交通インフラの状況が異なることを踏まえ、費用対効果や施策の公平性について慎重に見極める必要があると考えています。
2つ目の質問は、正しいかどうかの評価を聞いているのですが、まともな答えは返ってきませんでした。
再質問、再々質問でも取り上げました。
伊藤 政策形成過程であってまだ決まっていないことを清水市長が決めた、しかも早ければ今年10月にも実施されるという記載をして決まったかのような表現というのはやはり間違いだということです。
しかも、これは選挙の前に配布され、選挙に与えた影響も非常に大きいと言わざるを得ません。
おまけに無料利用ということについては、市民の公平性とか地域の実情が違うから慎重な検討が必要だという答弁がありました。
そういうことも考え合わせれば、やはりきちんと記載をしたものに訂正を求める。あるいは撤回を求める。こういうことが必要だと思います。この点についても御答弁をいただきたい。
市長 政策形成過程の段階での取材に基づき表現の自由及び報道の自由のもと、報道自らの責任と判断により、記載されたものと認識していることから、一連の報道における表現に立ち入ることは適切でないと考えています。
隠された事実を暴露するというのならともかく、誤った記載の訂正を求めることは、「報道の自由」を侵す事にあたりません。重ねて質問しました。
市長 調査検討していたのは事実でありまして、例えば、バス、タクシーの利用券の交付についても、検討を指示したところです。そういった政策形成過程の段階での取材に基づき記事になったものと理解しています。
結局答弁は、堂々巡りになってしまいました。
なぜ、誤った記載の訂正を求めないのか、そして前を向いて議論をしようとしないのか、理解ができません。この姿勢にはやはり疑問が残ります。
代表質問では、別の問題についても質問をしていますが、その部分については、他の機会にご紹介したいと思います。
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