伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

F35B購入検討で全通甲板の護衛艦が空母に?

2017年12月25日 | 平和・戦争
 今朝の報道を見て驚きました。

 政府が海上自衛隊の護衛艦に、F35B戦闘機の導入を本格的に検討している、というのです。


写真は河北新報/=017/12/25




 政府は老朽化したF14戦闘機に代えてF35A戦闘機を42機導入することを決め、今年度までに22機を導入し、来年度予算案にも6機導入のための費用・785億円が計上されています。

 このF35Aは滑走路を使用する通常離着陸機のため全通甲板の護衛艦では使用できません。F35Bは垂直離着陸機。オスプレイと同じように、滑走路使わずに上昇し、飛行に移ることが可能な機体で、護衛艦でも十分使用できる戦闘機です。そこでF35Aの調達計画を変更し、一部をF35Bに置き換えるか、新たに購入するかは検討中といいます。

 以前、海上自衛隊に全通甲板の護衛艦「いずも」が海上自衛隊に引き渡されたという報道を見た際に、雑感をブログに書いていました。



 このブログを書いてからわずかに2年、全通甲板の護衛艦は戦闘機を搭載する「空母」になろうとしているわけです。

 来年度予算案の軍事費は過去最大になるといいます。


写真は赤旗=2017/12/23




 おまけに安保法制の具体化にともなって、その任務に有効に活用するためした写真左側の記事にあるように女性自衛官の増員を図ろうとしているといいます。


写真は赤旗=2017/12/23




 アメリカ製品をもっと買えというトランプ大統領のご機嫌取りと、北朝鮮の動きを利用して軍事力の増強につとめている現実を見た時、きな臭さが世を覆い始めているような感覚にとらわれます。

 そんな時に、事業の議員だよりの締め切りは今日だという連絡が入りました。明日だと思っていたので、晴天の霹靂、何の準備もしていません。

 ようし、きょうの報道を題材にしよう。そう考えて、以下の新年の抱負を書きました。

 原稿を書いた後に一言抜けていることに気が付き修正しました。従って、議員だよりに印刷された文章とこの文章は一部が異なります。



2018年念頭にあたっての抱負

 

 2017年末に、海上自衛隊の護衛艦に、垂直離着陸が可能なF35B戦闘機の導入が、本格的に検討されていると報じられました。

 以前、ブログに「ヘリ搭載護衛艦『いずも』引き渡しに思う」(15年3月27日付)と拙文を書きました。「いずも」は海自最大級の全通甲板を持つ艦。オスプレイはもちろんF35Bも搭載できそう。海外で「空母」と同じ運用ができるじゃないか、そんな趣旨でした。

 安保法制強行に続き、改憲に前のめりの安倍自公・政権。軍事費は増え続け、今度は空母も持とうという。戦争する「普通の国」に成り下がろうとしています。2018年は押し戻す年にしましょう。





 ちなみに、議員だよりには、新年号にあたることにふさわしく日の出の写真を提供しました。



 今年遠野町の八潮見城の展望台で撮影した日の出です。明るい平和な明日の日の出になることを願います。


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