伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

国保に県が新たな助成/カラスの子

2016年05月10日 | いわき市
 不思議。

 昨日、散歩路脇で見つけたピンクのジュウニヒトエ。きょうはどこにもない。3株あったのだが、それが根こそぎなくなったようなのだ。

 誰かが掘り起こしたのだろうか、とも考えたのだが、そのような形跡もない。一体どこへ・・。

 昨日見た花は夢だったのか・・。

 雨の中、そんなことを考えながら愛犬の散歩をしていた。ご近所のアヤメが咲いている。この日を待っていました。



 散歩から帰って、やはり昨日気付いた重大な問題に対処することにした。

 2階の軒下に作られつつある、スズメバチの巣を撤去することだ。

 あらためて巣を見てみると、やはり女王バチがしがみついている。このままにしておくと、大きな巣になりかねない。



 自宅にたまたま、ジェット式の殺虫剤があった。昨年購入したものが残っていたようだ。これで巣の処分は可能だ。

 2階に上がり、窓を開け、半身を乗り出し、巣めがけて殺虫剤を噴射する。



 ただの白い画像に見えるが、この白いものが噴射された殺虫剤の霧だ。異変を感じたのだろう。女王バチは、身を隠すように、巣の陰に回った。しかし、逃げ出すと考えたこちらの意に反して、逃げ出そうとはしない。

 以前、やはり軒下をさぐるハチがいた。あの時は、巣を軒下につなぐ柄の部分が作られていたと思う。ハチが帰ってきた時、殺虫剤を吹きかけた。そのハチが再び帰ってくることはなかった。しかし、今回はずいぶん巣が大きくなっている。ここまで作ると放棄するわけにもいかないのだろう。

 殺虫剤がまだ足りない。1度、2度、3度、様子をみながら殺虫剤を噴きかける。

 4度目、陰に回っていた女王バチが、よろけるように姿を現した。殺虫剤が効いたようだ。



 これで大丈夫。噴射をやめて、半身を室内に戻した。様子を見ようと思ったのだ。

 次に窓から顔を出そうとした時、顔の10㎝先をハチが落ちていく。えっ! 心臓が縮み上がる。

 主のいなくなったハチの巣。高枝切り鋏を持ちだして切り取ることにした。最大に伸ばしてやっと届く距離。何とか切り落とし、というか、削ぎ落として撤去終了だ。ハサミでなくても良かったようだ。



 大きい巣は昨年のもの。こちらは削ぎ落とした。小さい巣が新しい巣。ハサミで挟んでつぶしてしまった。

 朝刊を読んでいると、国民健康保険に関する記事がトップを飾っていた。

 原発事故後、福島県が独自に実施することにした18歳までの医療費無料化。これに関する国負担分が昨年打ち切られていた。他の自治体との公平性にかけるというのだ。この負担分の一部を福島県が負担することにしたという。

 とすると、市の国保会計からみれば、昨年度はなかった新たな財源が生まれるということになる。一体どれほどなのか。

 市役所で国保年金課にたずねてみた。

 県負担は、前年度の負担分が確定した時点、すなわち決算がまとまった後に、前年度分について助成する形をとるということだ。つまり前年度分が、新年度の会計に繰り入れられるという形になる。この制度が続く限りは、永続的な税源になる。

 その規模は、いわき市の2014(平成26)年度の国民健康保険特別会計の決算ベースでは2,300万円程。だいたい毎年2,000万円程度の新たな財源が生まれることになるという。

 さて、これが新年度にどう影響するのか。今年度の国保運営協議会に、何が諮問され、どんな答申となるのかが楽しみだ。

 その控室の窓の外には何という木なのか、なぜか一本だけが剪定された姿を見せている。いつもは小鳥がやってくる木なのだが、きょうはカラスが何度もやってきた。

 雨だから小鳥はあまり動かないのか。それともカラスがいるから来ないのか。そんなことを思っていたら、午後、カラスが枝に止まった。

 小ぶりのカラス。ハシボソカラスだろう。それにしても小ぶりだ。



 そのうちもう1羽のカラスがやってきて、口伝えにご飯を与えた。羽繕いも手伝ったりしている。





 ああ、そうか。これは巣立ったひな鳥だ。小さいはずだ。電線に止まったツバメに、別のツバメが餌を運んでいる場面を見ることがある。巣立ったひな鳥は採餌が下手なので、しばらくは親が餌を運ぶのだ。それと同じことをカラスもやっていたのだ。

 ゴミ集積所を荒らすなど、どちらかといえば嫌われ者のカラス。でも、こうして子育てに勤しむ姿を見ると可かわいいという気持ちもわいてくる。

 巣は隣に茂っているヒマラヤスギにでもあるのだろう。文書を書きながら、時おり木の枝に目をやると、ひな鳥はずっとその木にとどまっていた。結局、午後4時30分頃、いや5時前頃までそこにいた。





 親鳥が餌を持ってくるのをただ待っているのは退屈だったのだろう。時おり、羽を繕ったり、足で頭をかいたりしていた。頭の痛い文書書きの時間に、ゆるい空気を届けてくれたカラスの子に「ありがとう」と伝えたい。

ちなみに1度だけカワラヒワが姿を現した。



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