伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

北限のキノコ発見?

2021年09月17日 | いわき市
 このキノコは、公道の法面にある。数年前から、ある時期にまとまって発生しており、写真に撮っていた。

 群生する白い体色の、大きな傘をもったキノコ。車からも十分に目を引いた。



 何という名前かまでは分からなかったが、毎年、群生する姿を楽しんできた。

 今回、インスタグラムの他アプリとの共有機能を利用して、ツイッター、フェイスブックに投稿していた。すると、ツイッターのフォロワーから返信があった。

 それによると、このキノコは「オオシロカラカサタケっぽい」という。「熱帯性の外来きのこで、いまのところ北限茨城といわれている」とし、「もしかしたら現時点での北限記録かも」というのだ。

 ネットで検索指定みると、たしかに、そのキノコっぽく、茨城県が北限と書いているホームページもあった。いわきも、遠野辺りは、茨城の県境からそれ程離れていない。と考えれば、発生していても不思議はないのだが、記録されている中で、現実に、これが北限のキノコなら、発見者としては鼻高々といったところだろうか。

 しかし、一方、このキノコは、熱帯、亜熱帯に多く見られ、日本では沖縄でしか見られなかったという。いまでは、広範囲にみられるというが、これも温暖化のもたらすものと考えると、悩ましい発見でもある。

 食べると、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現われ、救急車で運ばれて生死をさまよったという例もあるようなので、要注意のキノコではあるようだ。

 さて、このキノコに限らず、秋になって、次々に、発生したキノコを見るようになった。
 以前、冬虫夏草の仲間である、カメムシタケを法面に発見したお宅で、似たようなものが玄関先の花壇に出ていると声がかかった。

 拝見させていただくと、ちょっと違う。



 おそらく、ベニナギナタダケだろう。

 このお宅の近くには、シロソウメンダケも発生していた。



 その近くに発生したキノコ。



 センボンイチメガサというキノコに似ているが、どうなのだろう。

 これはおそらくマツオウジ。



 松の切り株に発生しており、何年も前、ここに発生したキノコをツイッターに投稿した際、キノコ好きの方がその名を教えてくれた。キノコの写真を撮るきっかけになったのが、この切り株と、そこに発生したマツオウジだった。近年は見なかったのだが、今年は発生したようだ。

 たぶん、これも松の切り株。キノコの名は不明。



 このキノコも毎年、同じ場所に発生する。



 傘の下は黄色いスポンジ状。イグチ属のキノコだと思う。

 草陰に見つけた。







 ホウキタケに似ている。
 調べてみたが、特定が難しい。おそらくフサタケ。

 これからも次々とキノコが発生するだろう。どんなキノコが発生するのか。楽しみ。


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