今日フッと思い出したことがあります。
それは30年も昔、子供たちと行った、とある大型スーパーのフードコートでのこと。
何かを注文して、子ども3人引き連れて空席に向かっていたら、
カレーを持った青年がサッと横切って前の席に座りました。
私は一瞬ひるみました。
その青年の風采が、ヒッピーというか、放浪者というか、いかにも怪しげだったからです。
けれども、だからと言って急にキビスを返すわけにはいかず、ソッと後ろの席に座りました。
そして見るともなしに後から見ていると、彼はスプーンを持ち両手を合わせて
「いただきます」と、声は聞こえなかったけれど、頭を下げて食べ始めたのです。
ハッとしました。
つい見かけで判断してしまったけれど、キチンとした家庭に育ったんだろうな~、と。
一瞬でも怪しげに思って申し訳ない気持ちになりました。私も単純ですね。(笑)
そして『育ち』というのは、あらゆる場面で無意識に仕草に表れるものなんだな~、と気付きました。
かと言って、私自身は立派な子育てはしてないので痛いところですが。(^▽^;)