昨日はお茶摘みをした。
今年は桜も筍も早かったが、お茶の葉も例外でない。
八十八夜(5/1)まで待っていたら堅くなりそうだったから早々に摘み取った。
山から移植した小さな茶の木だからあっという間に摘み終えた。250g。
摘んだ葉っぱを洗ってレンチン(手抜き)して揉んで天日干しした。
今日はフライパンにオーブンペーパーを敷いて乾煎りして仕上げた。
たったの60gになった。
義父母が健在の頃は山に茶の木が何本もあって
1年分ものお茶を作っていたのだから、それに比べるとおままごとみたいだ。
出来立てを淹れて味わってみる。
野生種だから上品さはないが、新茶の香りがふくいくとして、
飲めば喉の奥にほんのり甘味が残る。自分の作ったお茶の味は格別だ。
そういえば昔、私が初めてこのお茶を飲んだ時、姑が顔を覗き込んで
「ど?美味しかろ?」と聞いたんだけど、
その頃の私は自家製のお茶の良さが分からなくて
「ハァ~。。。」と愛想笑いをしたものだった。
今なら私も、お茶を飲んだ人に「ど?美味しかろ?」
と自慢げに言ってしまいそうな気がする。