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色玉

 印刷物の中に「色玉」を見つけるとちょっとたのしい。牛乳パックは三角に折ってある部分の裏にひっそり隠れている。写真左上の牛乳は濃い青と緑の特色2色を使っている。パッケージの色味からは気がつかないような差し色が実は使われている場合もあって、そういう意外な発見があるとたのしい。
 その右の写真は電話料金の請求書。簡素なわりに4色カラーの色玉が付いているのが意外だった。通常のカラー印刷はこの黄・赤(マゼンタ)・水色(シアン)・黒の4色を使う。電話の請求書は内容を見ると特色3色で済みそうだけど、どうも印刷方法自体が普通のオフセット印刷じゃなさそう。

 そして一番たのしいのは切手。シートで買うと縁の部分に色玉が刷ってある。発色を良くするために絵柄に合わせた特色を豊富に使っているのがわかる。このディック・ブルーナの切手では6色。ブルーナの絵(ミッフィー)は元々使う色を厳密にこの6色に限定しているということもあるので納得。まさにブルーナ・カラーの色玉が付いている。でもブルーナの絵以外の切手でも贅沢に6色くらいは普通に使っている。
 少ない色数でうまく表現しているやつと、贅沢にいっぱい特色を使っているのを発見する時がたのしいんだな。
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