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「風の谷のナウシカ」のクロマチック

 先日、さまぁ〜ずのテレビ番組を観ていて面白かったこと。細野晴臣さんへの事前アンケートという構成で…
「自身の曲で、この曲のこの部分を聞いてほしいという所教えてほしい」という質問に、細野さんは「安田成美さんが歌った『風の谷のナウシカ』の歌の冒頭2小節で『金色の花びら』の箇所のコードが禁じ手。この和音進行に馴染めなかったのか、フランスの歌手クレモンティーヌさんがカヴァーしてくれたときは短調を長調に変えられてしまった」と回答。そこで安田成美さんとクレモンティーヌさんの風の谷のナウシカを聴き比べた。

 という場面があった。確かにこの曲をはじめて聴いた時(高校生くらいの頃だったと思う)からなんか変な感じだなと思っていたけど謎がとけました。メロディーはいいのだけどコード進行がなんか変。これはクロマチック・メディアントというコード進行なんだそうです。YouTubeでまさにこの説明をしている動画がありましたので貼っておきます↓

安田成美 の 風の谷のナウシカ - Dr. Capital


 
 Dr.Capitalさん。とてもわかりやすいし、ギターのアレンジがすごいかっこいい。
 ちなみに「クロマチック」という単語。僕にはちょっと苦手意識があって、デザイン関係にも音楽関係にも出てくるのですが、僕は最初にデザインのカンプで使うためのインレタのようなものとして「クロマチック」という名前を知ったのです。後に「色の」的な意味らしいということを知ったのですが、これが音楽用語としては「半音の」という意味なるということです。意味が結びつかなくてこういう語感がなかなか覚えられない。

 ※そうか、クロマチックの名詞形クロームはモノクローム=単色。コダクローム(コダックのカラーフィルム)とかで前から「色」の意味で使っているんだ。
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