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北国の車窓のよごれから


 新千歳空港から直通で札幌に向かう快速列車の「エアポート」。地下ホームからすぐに地上に出るのですが、なんだか外の景色がぼんやり雲って見えました。「北海道の電車だから保温用に二重ガラスになっているのかな」と思って窓ガラスをよく確かめてみると、普通に1枚のガラスで、ただ単にガラスが汚れてほとんど曇りガラスのようになっているのでした。

 僕は帰省で北海道に来た身なのでまだしも。観光で訪れた人が初めて見る北海道の景色を、こんな汚れたガラス越しで見せるのはなんとも残念に思いました。JR北海道さま、こういうところだと思いますよ!

 前から、同じJRとしてJR九州はあんなに観光列車で盛り上がっているのに、JR北海道はジリ貧で廃線に次ぐ廃線。なぜこうも違うのかと思っていました。まぁ、大きな要因は鉄道利用者の数なのだろうけれど・・・観光客を相手にするならば、こういうところに気が回らないというのも原因なのではないかな。それとも、もうガラスの掃除にかける労力も割けないくらいの経営なんでしょうか?ちなみに札幌から乗った特急ライラックの窓はそんなに汚れてはいませんでした。でも北広島に新しい球場もできたこともあり、快速エアポートの窓ガラスは重要な問題だと思います。
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