雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

僕の心理空間座標

2013年07月06日 | ポエム

 僕の心理空間座標

僕のこころのなかには
高いたかい山があって
白い雲に近づきたくて
僕はその山を登る

僕のこころのなかには
広いひろい海があって
遠い見知らぬ国にそのまま渡れそうで
僕は海に行く

その二つの軸の接点には
ひとつの小さな野の花が咲いている
僕はそうして
その花をじっと見つめているのだ

(1976.5.15)
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