雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

あめあがり

2013年07月22日 | ポエム

 あめあがり

雨は夕方にやみ
西の空から明るくなった
雨雲から出た太陽は
雨上がりのまちを照らす
まちは雨に濡れていて
水滴に太陽を写す
道路も
電話線も
木の葉も
みんな みんな水滴に太陽を写す
でも ぼくが外に出たときにゃ
もう太陽は山に沈んでいた
(1972.7.13)

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