雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

2014年02月21日 | ポエム

 手

たくましい男の手
やさしさ溢れる女の手
使い古した老人の手
カエデのような子どもの手

手には
その人の
忘れてしまった過去がある

手には
それで求める
未来がある
(1973.9.21~2012.5.22)
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