日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

『瀬島龍三と宅見勝「てんのうはん」の守り人』を推す

2012-05-14 05:03:44 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<心に青雲より転載>

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『瀬島龍三と宅見勝「てんのうはん」の守り人』を推す(2/3)


《2》
 鬼塚英昭氏の新著『瀬島龍三と宅見勝「てんのうはん」の守り人』は、大東亜戦争はアメリカが事前に計画、予定した「オレンジ・プラン」の通りに進行したと書いている。原爆の投下だけは当初の計画にはなかった、と。

 明治維新のときに長州の田舎侍どもが「公武合体」を企図する孝明天皇と本物の幼い明治天皇を暗殺して、大室寅之祐を替え玉にしたことが諸悪の根源であり、日本の歴史をあまりにも大きく変えてしまったのである。

 薩長政府は、明治天皇が偽物であることを国民にも、外国にも秘密にしようとして、逆にイギリスやアメリカに足下をみられ脅されるようになったのだ。
 天皇が偽物であることをばらすぞと脅されれば、日本政府は米英の言いなりにならざるを得なくなったのであろう。

 あるいはそうなるように、イギリスが長州を嵌めたのかもしれない。後々ゆするために、天皇を暗殺させたと見るべきかもしれない。
 幕末に来日した英国のアーネスト・サトウが、孝明天皇の毒殺説を聞いたことを記しているそうだが…。

 英国公使パークスが、薩長に手引きして徳川政権を倒させたのである。有名な西郷隆盛と勝海舟の江戸無血開城の取引という美談も、実は内戦で横浜が戦火に見舞われると商売に障害がでるからとパークスが西郷と勝に命じて戦争させなかっただけのことだ。

 長くなるが、鬼塚氏の本から引用する。
* *

 司馬遼太郎の『坂の上の雲』は真実からはるか遠い異次元の坂に上る雲を描いている。日露戦争もほとんど予定通りに進行した。世界を支配する者達の一片のドラマであった。
 どうして大東亜戦争が予定通りに進行していったのかを考察するとき、天皇と瀬島龍三が進めた「和工作」が見えてくる。天皇はスキャンダルが公になることを恐れ、大東亜戦争を計画通りに進める以外に皇統を維持できないように仕組まれていた、と考える以外に解は見出せない。

 真珠湾攻撃がはっきりした日から、オレンジ計画は具体化し、計画通りに真珠湾は攻撃された。それも中途半端な攻撃であったが、これも計画通りであった。
 ということは、山本五十六、南雲忠一、草鹿龍之介、源田実たち司令官がアメリカの意を知り尽くし行動したということである。天皇と瀬島龍三の「和工作」の推進係であったことになる。続く珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦と彼らがオレンジ計画通りに動き、最初の真珠湾攻撃以外は敗北に敗北を重ねていったのである。

 彼らはソロモン海戦でついに力尽きた。続くインパール作戦、サイパン玉砕、レイテ沖海戦、硫黄島玉砕、沖縄決戦、これらすべて瀬島を中心とした参謀たちが、オレンジ計画通りに敗北を重ねるのである。これは単なる偶然ではありえない。日本の「和工作」とアメリカの「オレンジ計画」がほとんど日本人の知らないところで深く結ばれていたからである。

 
   *       *

 天皇と瀬島龍三の「和工作」とは、天皇が陸海軍の内乱を恐れていたということである。当時、陸軍内では皇道派と統制派が、海軍内には条約派(ロンドン軍縮会議推進)と艦隊派(軍縮反対)が抗争していた。それにヒロヒトは頭を痛めていたのだ。

 こうした陸海軍内の対立抗争が天皇制の護持すなわち「和」を危うくさせた。
 その解決法として、ヒロヒトはわざわざ負け戦を仕掛け、昭和20年夏には軍人たち全部を葬ったのであった。軍部がなくなればこそ、天皇制の護持が可能となった。要するにアメリカのオレンジ計画に乗って、ヒロヒトは軍部を潰し自らの身の安全を保障してもらったのである。

 瀬島の作戦計画は、首尾よく日本の軍部を壊滅させる敗北への道であった。
 こうして見てくると、2・26事件とは皇道派(北進派=対ソ連戦を指向する派閥)を暴発させたうえで壊滅させるためにヒロヒトが仕組んだ作戦であったことも納得がいく。

 だからヒロヒトはあえて陸軍統制派の東条英機を首相に任命し、開戦に向けさせた。そして瀬島に大東亜戦争(南方作戦)をデザインさせて、その案を諒承した。また、原爆を広島、長崎に投下することもアメリカ側に諒承を与えた。
さらにソ連には、日本の4つの島以外は全部くれてやり、60万とも100万とも言われる兵隊を与えると約束したのである。
 だから敗戦後、瀬島がソ連との交渉役として密使になったのは必然であった。

 ヒロヒトは沖縄をアメリカに売り、広島・長崎で原爆を落とさせ、そしてソ連にも大盤振る舞いしたのは、すべて自分だけが生き延びるためであった。
 北方領土が返還されるわけがなかった。抑留された日本兵が曲がりなりにも復員できたのは僥倖なのかもしれない。

 アメリカは12月8日の開戦直前にルーズヴェルト大統領の親書を日本に届けている。戦争回避ないし延期を一応模索したというポーズだったのだろうが、瀬島は真珠湾攻撃の計画推進者だったので、この親書を真珠湾攻撃が終わるまで見せなかった。

 戦後、ヒロヒトはこの瀬島の判断を諒としている。「黙殺できたのは、不幸中の幸いであった」と戦後、述べている。
 つまり、ルーズヴェルトの親書なんか読まずに開戦に踏み切ったことを「不幸中の幸い」と言ったわけだ。なぜなら、と鬼塚氏は言う、それは「和工作」が成功したからである、と。

 大東亜戦争の死者は兵員が約230万人、一般人が80万人とされる。この犠牲をヒロヒトは「不幸中の幸い」と言ってのけたのである。

 鬼塚氏は多くの歴史家が、瀬島龍三がルーズヴェルトの親書を届いた時点で天皇に見せていれば開戦が避けられたかもしれないというので、瀬島一人を責める傾向にあるが、それは間違いだと言っているのだ。
 それは瀬島の責任ではなく、瀬島がヒロヒトの意向を汲んで親書を見せるのを遅らせたのだから、と。

 ここにもまた天皇無罪論が顔を出している。天皇は知らなかったから罪はない、取り巻きの軍人が悪いという論法である。
 しかし、東條も瀬島もその他高級軍人たちは皆、口をつぐんで天皇の責任を問うことをしなかった。海軍の軍人どもは悪いのは、また負けたのは陸軍のせいだと言い募ってきた。
 ヒロヒトだけが、自分は被害者であり、国民のことを心底心配していたのに、姦臣が朕の心をわかってくれなかったのだ、とぬけぬけと言って、それを政治家や歴史学者、作家、漫画家(小林よしのりのことだ)を動員して、国民に洗脳し続けてきたのである。

<転載終わり>
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 昭和天皇はマッカーサーに対して、「自分の身はどうなってもいいから、国民だけは救って欲しい」と言ったため、マッカーサーが驚き、感動して昭和天皇を処刑しなかったと教わりましたが、この記事では真逆になっています。自分だけ助かりたかったからなのか、軍部から皇道を守るために負け戦をしたのかは分かりませんが、結果として230万人の軍人はいなくなり、軍部は壊滅したわけです。そして、天皇は生き延びました。
 
 この記事が正しいかどうかは解りませんが、色々な見方・考え方があるということが解ります。ただ、マスコミや学校教育で作られた日本の「常識」というものは、事実と違っていたり、真実ではないことが多いです。今は正に今までの常識を再度検証し、事実なのか真実なのかを判断する時期だと思います。今後もこの作業を続けていけば、いずれ国民が真実を知ることができると思います。
 
 
 
 
 

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70年代に地球が変わった。環境汚染が体を攻撃。

2012-05-05 05:28:22 | 知られざる真実 & 真逆の世界

 

 

 

 

 

'70年に地球が変わった
環境汚染が体を攻撃


立ち止まる人が他のブースよりも多い。
さすが丹羽先生の知名度。

とにかく、ここ2、30年前から病気が非常に悪くなりましたね。がん、膠原病、アトピー、難病の治りが非常に悪いんです。それはどうしてかという話をしましょう。
1970年、この年に地球が変わりました。

アトピーの大人の全身の重症患者が出始めたのもこの年。昔日本になかった難病、奇病がどんどん出始めたのもこの年。地球の環境汚染がどんどんどんどんひどくなり汚染が飽和状態になったのもこの年。
どんな環境汚染物質ががん膠原病アトピーに悪さをするのかと。そこで発見したのが活性酸素です。
当時はこれを提唱していたのは世界中で私だけ。これはもともと人間の体にあるものです。カビやばい菌が入ってくるとそれを叩いてくれるもので非常に大事な酸素だった。ところが、活性酸素は、出来すぎると人間の体を攻撃するんです。1970年あたりから体内に環境汚染物質、化学物質が、入って活性酸素をどんどん作り出し、人間の体を攻撃し始めたんです。それに対して神様はちゃんと防衛機能を与えられていまして、人間の体のなかには、カビやばい菌が入ってくると活性酸素がそれ行けと出てきて、カビやばい菌を殺してくれる。活性酸素ができすぎて人間の体を攻撃し始めたら、神様は体のなかにSODとかカタラーゼ、ビタミン剤(C、E、A)などの酵素を与えられて、できすぎて人間の体を攻撃し始めた活性酸素を取り除いてくれていたんです。1970年までは。
ところが1970年を機に、体の外でいろんな環境汚染が出てきて、どんどん毒性の活性酸素を作り出して、神様が与えられたものではおっつかなくなった。それでがん、膠原病、リウマチ、アトピーなどの難病がどんどん増え始めたんです。
そこで、どんな環境汚染物質が活性酸素を生み出すかということを臨床血液学会で発表しました。
ゴルフ場、みかん畑などに散布する農薬、除草剤、殺虫剤。これらをばら撒き、雨が降って土にしみこみ、川に流れ、その水を浄水場で太いポンプでくみ上げる。それをろ過して、殺菌して水道の水としてみなさん飲んでいる。ごく微量を、毎日、5年、10年飲み続けると、皆さんの肺や肝臓や腎臓の細胞のなかの核の遺伝子にたまって遺伝子を傷つけて発がんするんです。
活性酸素を出して、がん、膠原病、リウマチ、アトピーを発症させる環境汚染物質のいちばんの元凶は窒素酸化物NOxです。これが活性酸素をどんどん出し、がん、膠原病、リウマチ、アトピーの原因になる。
この窒素酸化物は何から出るかというと、鉱物油です。鉱物油を燃やした煙の中に大量の窒素酸化物が入っている。東京、川崎、大阪などは窒素酸化物の渦の中。自動車の排気ガス。とくに重油を炊いた、ディーゼル車。製鉄工場なんかもみんな重油を炊いている。石油化学コンビナートも重油。そうすると、自動車、ダンプカーの排気ガス、工場の煙突の煙、これらがどんどん窒素酸化物をだして、どんどん活性酸素を作って、がん、膠原病、リウマチ、アトピー、難病のいちばんの原因になっているということがわかってきた。
そこで、私は30年位前から、大人になっても治らないアトピーの重症患者、いろんなところを回って、食事療法始めあらゆる治療をしても、何をしても治らない患者さんを診ていた。
そんななか15年位前に私の治療法をテレビが聞きつけて、日本テレビ、TBSが何度も取材に来まして、ただでさえも忙しいのにテレビに紹介され、全国の重症難病患者さんが全部うちに集まりまして大忙しになりました。
今、厚生労働省の調査では、アトピー患者は全国で37万人いるそうです。当時、年間のうちの入院患者は3千人だったのが、全国の診療所も含めて10万人くらいの患者さんが押し寄せて、僕はめちゃめちゃ忙しかったけど、日本皮膚科学会に論文をまとめて発表したんです。そこに日本の地図をのせ、うちへ来た患者さんがどこの出身が多いか、日本地図に点を打っていった。そしたら1位から5位まで、ちょうど環境庁が1999年に大気中の窒素酸化物の濃度を測定した、その測定の1位から5位と、うちの患者さんの1位から5位がまったくいっしょだったんです。
東京、大阪、名古屋、博多(北九州)、岡山。これ、決して人口の多い順ではない。4位の博多から北九州は、北九州工業地帯で、八幡製鉄をはじめ、日本最大の製鉄工業が乱立している工業地帯。
いまから20年前までは筑豊炭田、三池炭田があって、そこの石炭を燃やしていたのが、20年前から石炭が採れなくなって重油を燃やしている。
3位の名古屋と5位の岡山。これは共通した工業地帯がある。石油化学コンビナート。名古屋は西の端が四日市コンビナートで、東の端に世界最大の自動車工場、トヨタがある。岡山は水島コンビナートがある。西の端に日本鋼管という日本最大の製鉄工場がある。
窒素酸化物の濃度と難病はきれいに比例するということの証です。
アトピーの患者さんはだいたい乾燥肌でしょ。窒素酸化物は余計に保湿機能を奪ってアトピーを悪くする。だからアトピーの人は空気の悪いところに住んではダメ。うちの土佐清水に入院して帰るとよくなる。私の教えを守って、肉乳製品を食べないで、ちゃんとしていれば治る。
しかし、200人にひとりは、なんぼ守ってもだめ。これはみんな、土佐清水に就職しかない。いま、40何人いる。もと薬剤師、看護婦、お医者さん、事務員。土佐清水は足摺岬の最先端でしょ?国立公園で工場を作ることができない。自動車もほとんど来ない。通り抜けることができないから、足摺岬に用がない自動車は来ない。私は、ここは北半球でいちばん空気がきれいなところだと思っている。ここに来ればアトピーがみんなよくなる。

<転載終わり>

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 『ゴルフ場、みかん畑などに散布する農薬、除草剤、殺虫剤。これらをばら撒き、雨が降って土にしみこみ、川に流れ、その水を浄水場で太いポンプでくみ上げる。それをろ過して、殺菌して水道の水としてみなさん飲んでいる。ごく微量を、毎日、5年、10年飲み続けると、皆さんの肺や肝臓や腎臓の細胞のなかの核の遺伝子にたまって遺伝子を傷つけて発がんするんです。』

 『自動車の排気ガス。とくに重油を炊いた、ディーゼル車。製鉄工場なんかもみんな重油を炊いている。石油化学コンビナートも重油。そうすると、自動車、ダンプカーの排気ガス、工場の煙突の煙、これらがどんどん窒素酸化物をだして、どんどん活性酸素を作って、がん、膠原病、リウマチ、アトピー、難病のいちばんの原因になっているということがわかってきた。』

 農薬や除草剤や殺虫剤は身体には良くないだろうと誰でも思っていますが、やはり悪かったということですね。また、車の排気ガスも身体には悪そうだと薄々感じてはいましたが、やはり悪かったということです。人間は安全な水と安全な食品、安全な空気がなければ、健康的に生きていくことはできないということです。

 膠原病やリウマチ、アトピーなどの難病がどんどん増えましたが、未だに原因を特定していません。農薬や排気ガスがアトピーやガンの原因だと特定してしまうと、農薬を推進している農協や自動車メーカーの売上が落ちてしまいますので、言えないということのようです。以前養老孟司さんの「バカの壁」を読んだ時に、同じことが書いてありました。自動車産業は日本の基幹産業ですから、排気ガスがガンなどの病気の原因であることは言ってはいけないことになっているそうです。資本主義というものは、金儲けのために誰かが犠牲になるシステムです。外食産業やスーパー小売、食肉産業は、動物の命を奪って金儲けをしています。製薬会社や病院は、不要な薬を大量に患者に与えて、金儲けしています。資本主義はみんなこのように誰かが泣くシステムです。これは平和的とは言えないシステムです。誰かが泣いたり、殺されたりする構造というものは、それほど長くは続きません。資本主義が崩壊する根本的な原因の一つだと思います。

 

・現代医療の限界と薬の副作用


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「驕れる白人と闘うための日本近代史」(松原久子著

2012-04-06 21:24:09 | 知られざる真実 & 真逆の世界

 

 

 

驕れる白人と闘うための日本近代史」(松原久子著 文芸春秋刊)リンク
 日本人の大衆の生活ぶりがどうであったのか、それを見事に述べられている著書です。
彼女がドイツに渡り欧米人の考え方の元をなす「思想的、技術的、経済的、芸術性」等は全て欧米が最先端技術を駆使して大国にのし上がってきたと言う自負に基づき、世界を見ている。日本は欧米文明に比べて500年は遅れていると見なしている。自分たち以外の文明がどのように形成されたか真面目に考えようともしない事に違和感を持ち、日本と欧米の違いについて研究しその違いを歴史的な視点についてまとめている。非常に興味をそそる内容になっているので、その一部を紹介する。

【引用記事】
江戸時代に「毎年農民による暴動があった。鎖国時代には全部で1500回くらいの農民一揆あった」などという日本の歴史家は多い。ところが、この「農民一揆」と数えられている事件を詳細に調べてみると、驚くべき結果が出てくる。

ある村の代表者と大名の代理人が年貢米の納入量について話し合ったが、合意に達することが出来なかった。そこで近郷のいくつかの村の代表者たちが一緒に大名屋敷へ参上し、年貢の軽減を願い出るために協力し合ったというだけで、それを「農民一揆」に数えられていたのである。そのような陳情が暴力沙汰になったのは極々稀なケースであったということは、全く甚酌されていない。

事実、「農民一揆」と言われている出来事の大半は、天候不順の為に収穫量が落ち込んだので、農民たちが配慮を願い出るといったような正当な申し出をしたとか、町へ静かに出かけて行って、自分たちの事情を説明してから、また静かに立ち去っただけに過ぎない事が証明されている。

どうして日本の歴史家はこぞって、「農民一揆」の目録を出来る限り沢山集めようと躍起になったのか、いつも不思議に思っていた。しかし、彼らの書いたものを読み、その何人かと話をする機会を得て、その理由が次第に分かってきた。

日本の事に多少通じているヨーロッパ人は、何かというと、日本人は革命を起こしたことが無いと言って非難する。この非難は、支配者の圧制に反抗しなければならなかったヨーロッパ人の経験に基づく思い込みから出発している。ヨーロッパ人にとって、ある国で革命が無かったということは、その国の民は意志の強さに欠けていることを意味する。

日本の長い歴史の中に革命があったことを示す記述を見出すことが出来ないと、日本人には救い難い欠陥があると見なされる。反抗が無かったということは、ヨーロッパの庶民族と違って日本人が卑屈な意志の弱い民族だという事を示す証だと言われてしまう。そこで日本の多くの歴史家は、古い史料の中に農民たちの不満が読み取れる些細な出来事を探しだして、そこにせめて革命の花火だけでも見つけ出そうと懸命になっているのではないだろうか。暴動が1件でも多くあったということを示せば、ヨーロッパ人に対して声を大にして「日本人だって意志強固なのだ」といえると信じているのではないだろうか。

しかし、本当の所は日本では同時代のヨーロッパ諸国と比べて、公正と自冶が高度に機能いしていた。農民たちは現存の統治システムに対して反抗しなければならないという感情に駆られることが少なかったのである。大名の改易や幕府の解体を求め、市民による統治を叫ぶ革命的な試みは、その萌芽さえなかった。そしてその理由は、欧米で良き鵜耳にするような、日本人が卑屈な民族だったからではなく、また当時自由を求める努力や試みが情け容赦なく弾圧されたからでもなかったのである。

もし仮に百歩譲って、農民一揆と言われている二百年以上の間に1500回あったという事の件数を正しいとしたところで、驚くべき農民の満足度の高さを示していることになる。当時日本にはおよそ六万三千の村があった。ということは毎年年貢米による納税額の決定が六万三千件あることになる。二百年以上という年月の中で総計1500回の争い、もしくは暴動あったとすれば、争いの起こった比率は一万件に一回という事である。

それでは、産業革命以前のヨーロッパの諸民族での農村での満足度はどの程度であっただろうか。

ヨーロッパの農民、特にドイツの農民は、日本の農民よりはるかに不安定な生活を送っていたことは確かである。彼らは日本と比較にならないほど、お上の横暴のなすがままになっていた。納税額は一方的にお上から要求され、協議に加えてもらうなど想像すらしていなかった。だからこそ、マルチン・ルターがキリスト者の自由を告知した時、彼らの多くはルターに希望を託したのである。農民たちはこの改革者を賦役と奴隷的状態のくびきからの解放者と見たのである。

しかし、精神の反逆者ルターは、農民の味方にはならなかった。彼は、農民の絶望的な状況をつぶさに見て知っていたにもかかわらず、あるいは知っていたからこそ、権力者側に付いた。彼は専制力権力者たちの味方なる方が、無力な農民の側に付くよりははるかに有利であることを知っていた。彼の唱える宗教改革を成功させるためには世俗の権力と金力が必要だった。だからルターは、「強盗のような殺人者のような農民の群れに抵抗する」と言ったビラを発行した。その中で彼は、支配者の不正に対して蜂起し、暴動を引き起こす者たちを断罪し、迫害した。「彼らを閉め出し、絞殺し、そして刺殺さなければならない、密かに、あるいは公然と」と書き、それに次のように付記している。「扇動的な人間ほど、有毒で、有害で、悪魔的な者はいない」。

一方、ルターと同じ宗教改革者で、農民の側に立ち農民と一緒に命を落としたトーマス・ミュンツアーはこう書いている。
「休まずにどんどんやれ、続けろ、火が燃えているのではないか。刀を血で濡らせ。そこにいるあいつらがお前たちを支配している限り、誰もお前たちに神について語ることはできない。なぜならそこにいる奴らがお前たちを支配しているからだ。休まず続けるのだ、がんばれ、時が来た、神が先に行く、神に続け」

ルター時代の農民たちの血なまぐさい暴動は、残酷なやり方で無慈悲に打倒された。蜂起した農民のうちおよそ十数万人が殺された。彼らに大半は、稚拙に組織された一揆が崩壊したのちに、領主による裁きによって殺されたのだった。ペトラルカ・マイスターの木版彫刻には、捕えられ、縛られた農民たちが鞭を打たれ、車裂きで刑処され、首を吊られ、くし刺しにされ、首をはねられ、生きたまま火あぶりにされている一方で、支配者たちが毛皮に付いたガウンを身にまとい、復讐が実行さる様子を観覧席から眺めている様が描かれている。

<転載終わり>

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 学生時代に「農民一揆」について学校で習いましたが、どのような暴動だったかまでは教わりませんでした。この記事を読むと、学校の先生も農民一揆の具体的な内容については知らなかったことが分かります。

 農民一揆の具体的な内容とは、年貢の量を少し減らしてもらうようお願いに行っただけのようです。一昨日のギリシャの暴動のように、暴力的に大暴れしたわけではなかったそうです。中には多少乱暴な者もいたでしょうが、概ね静かだったようです。

 農民一揆について学生時代に習った時に、税が高いといって、暴力に訴えるということに対して、何となく違和感がありました。江戸時代の人は、同じ日本人でも、ずいぶん乱暴なことをやったのだなと思ってました。ただ、この記事を読んで、とても納得できました。やはり江戸時代の先輩方は、暴力に訴えるのではなく、冷静にお願いに行ったのだと思います。

 日本の教科書は歴史をずいぶん歪曲して書かれています。従軍慰安婦にしても、南京大虐殺にしても、事実とはかなり開きがあります。こういう教科書を使っていれば、自然と日本に対して誇りがもてなくなるのは当たり前ですね。私は「新しい歴史教科書を作る会」で10年間活動しましたが、日本の教科書ほど、自国のことをマイナスに書いているものはないと思います。中国や韓国、北朝鮮も日本に賠償ばかり求めますが、日本は2発の原爆投下や東京大空襲に対して、アメリカに賠償を求めたことはありません。賠償の件は今は別においておいたとしても、アメリカに謝罪を一度もしてもらってないので、きちんと謝罪をしてもらうよう言うべきだと思います。原爆や東京大空襲で約40万人という日本人を殺しておいて、一度も謝らない国が、日本の真の同盟国なのでしょうか。

 

 

・「驕れる白人と闘うための日本近代史」


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「抗菌グッズは買ってはいけません!」

2012-03-21 05:50:01 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<森の星より転載>

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除菌・抗菌マニアの方に…

 私たちの身体には、沢山の菌が住み着いています。中には良い菌もいれば、悪い菌もいます。

 腸の中にはご存じの「乳酸菌」をはじめとする「腸内細菌」。ここにも良い菌(善玉菌:有用菌)と悪い菌(悪玉菌:腐敗菌)がいます。

 一口に悪玉菌と言っても、この悪玉菌が居なくなると善玉菌は生きてはいけません。そして、腸内細菌がいなくなると免疫(自然治癒力)は低下し、病気になりやがて死に至るというわけです。

 手にも、足にも、顔にも体中のあちこちに善玉菌と悪玉菌がうようよしています。ただし、バランスがあって腸の中では善玉菌が6割:悪玉菌4割が最も良いとされています。

 それを、除菌だ!抗菌だ!と言って全て排除してしまうことは決して良ことではありません。

 しかも、抗菌処理などというものは、多くは環境ホルモンによって処理されている物が多く、それらを川へ流すなどとはもってのほかです。あなた自身の大切な菌たちを殺してしまう事はあなたの勝手で自業自得ですが、自然の中の大切な菌(バクテリア)を殺してしまう事は犯罪とも言える行為です。

 食中毒を起こすような極悪な菌も居ることは確かですが、あなた自身の免疫が高ければそれらの菌にも負けないのです。

 もっと恐ろしいことは、これら抗菌グッズを使用することによって、よりパワーアップした菌(耐性菌)が出現してくるという事実です。例えば、現在流行っている抗生物質より強い(抗生物質が効かない)結核菌などがそうです。

 えてして、これらパワーアップした菌は悪玉菌がほとんどなのです。

 某洗剤メーカーでは、「除菌効果は、パスツール研究所のお墨付き!」などとのたまっているが、他の良識ある学者達は「現代医学が崩壊したのは、パスツールの責任である。」と言っています。

 抗菌グッズは買ってはいけません!

*パスツールフランスの細菌学者で、悪玉菌によって病気が発生することを突き止め、その悪玉菌を殺せば病気が治ると考えた。結果、悪玉菌だけでなく善玉菌さえも殺し、一旦治ったかのように見えて再発するケースが多く、そればかりか耐性菌(薬に負けない菌)を作りだし、我々を恐怖に陥れることになった。この子供じみた発想のおかげで「悪いところは取ってしまえ!」と無駄な手術をしたがる医者や高額な抗ガン剤を勧める医者が増えたことは間違い無い。完全に否定する訳にはいかないと思うが、パスツールの功罪は計り知れないものがある。

<転載終わり>

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 人間の腸の中には、そもそも善玉菌と悪玉菌が同等に住んでいるというのが面白いと思います。悪玉菌が居ないと善玉菌が生きていけないというのも面白いです。善玉、悪玉という区分け自体も人間が表面だけ見て決めていることで、単純に善だの悪だの決められるものではないのではないでしょうか。相関関係の上で活動していますから、善だ悪だとは明確には言いにくいように思います。

 一昨年の春日部でのひふみ農園実習会で、佐々木了雲先生が言われたことには、善玉菌2割、悪玉菌2割、残りの6割が日和見菌だと言われていました。日和見菌は、腸内の環境が良いと善玉菌として活動し、環境が悪くなると、悪玉菌として活動するそうです。なので、腸内環境を良くしておきなさいと言われていました。何だか人間社会のようで、可笑しかったです。

 田んぼや畑の土も腸内と同じです。善玉菌と悪玉菌がいてくれるので、野菜が上手く育つのです。野菜が生長するための養分を実は土壌菌が分解して、作ってくれています。それを野菜の根っこが吸い上げるのです。野菜は土壌菌がいないと生長できません。人間も同じで、腸内細菌がいないと栄養が吸収できません。人間だけでは全ての食物を分解できないので、人間は腸内に、細菌に共生してもらって、食物を分解しているそうです。腸内と土中は同じだということになります。

 ですから、土壌菌が豊かな土はフカフカです。窒素、リン酸、カリなどを散布しても土壌はフカフカになりません。更に除草剤や消毒、農薬などで、土壌菌は相当死滅しています。農業は先ず土作りからといわれますが、土作りとは土壌菌を増やすということと同じです。ひふみ農法は地球(テラ)サイエンスの技術を使っていますので、土壌菌を増やすためにスーパー活緑というゼオライトの石の粒を使っています。また、さとうきびを醗酵して作られたライフグリーンという液体も使います。ひふみ農園オーナーズクラブの実習会では、地球(テラ)サイエンスの技術を学ぶことができます。また、プランターキットや土壌改良キットでも、同様の技術が学べます。今日はこれから赤城でジャガイモを植え付けます。明日から新月ですので、野菜の種蒔きもしたいと思います。まさに今が種蒔きの時期です。人参や小松菜、春大根、二十日大根などの種を植えてみませんか。

 

 

・森の星


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生活習慣病に克つ新常識 まずは朝食を抜く!

2012-01-19 23:17:31 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<新潮社より転載>

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生活習慣病に克つ新常識 まずは朝食を抜く!

 

 一日三食という食習慣の誤り
 一日三食という食習慣も、肥満に一役買っています。
 今では一日三食を摂るのが常識となっていますが、そもそも三食という食習慣はいつ頃から、どういう経過を辿って定着したのでしょうか。簡単に歴史をふり返ってみましょう。
 その昔、日本でも人が自然の狩猟者に近い暮らしをしていた時代は、空腹になったら食物を求めて狩猟・採集するという生活をしていたに違いありません。おそらく奈良時代あたりまでは、狩猟と農耕を兼ねていたでしょうから、食事は一日一食、一日の労働が終わった最後に摂るのが普通でした。二食になったのは、栽培農耕が可能になり、食糧が保存できるようになってからと思われます。
 その時代、農民は夜明けと同時に起きて、野良で仕事をします。日本の夏は熱帯のように暑くなりますから、暑くなる前の一〇時頃には仕事を止めて、その日初めての食事を摂ります。食事のあとは「親が死んでも食休み」で、昼寝をします。二時間ほどたつと起き出して仕事をして、暗くなる前に晩の食事をして寝てしまう、というような生活スタイルでした。このような習慣はかなりあとまで、農家に残っていたところもあるようです。
 富裕階級も昔は二食でした。後醍醐天皇(在位一三一八~一三三九年)の勅撰『日中行事』には、
「朝の御膳は、午の刻なり、(中略)申の刻に夕の御膳まゐる」
 と記されています。午の刻は、今の午前一一時から午後一時までの間をさしますから、昼頃にその日初めての食事を摂り、夕方暗くなる前に食事を摂って休んだのでしょう。
 三度の食事を摂るようになったのは、鎌倉時代、永平寺の開祖道元が、中国からその習慣を持ち帰ってからとされています。それが次第に支配階級や僧侶たちの間に伝わって、武士階級がすべて朝・昼・晩の三食を摂るようになったのは、江戸時代中期以降のことです。
 それが町民の間にも普及し、明治維新によって武士階級が崩壊して新政府が平民を集めて軍隊を作り、彼らに武士階級と同じ食事方式を採用したので、一日三食の習慣が全国的に普及するに至ったのです。
 明治政府は、軍隊に農家の二男、三男を募り、食べるものもままならなかった時代に三食を用意して、嫁ももらって暮らしていける条件をつくったという、貧しい中での食事情があったのです。
 こうしてみると、一日三食という食習慣が日本人全体に普及したのは、明治の軍隊がはじめたことで、わずか一〇〇年ちょっと前であり、とにかく腹いっぱい食べられるということで三食が制度化されたことから定着したとみて間違いないでしょう。
 どうやら私たちは、食うや食わずの時代に生まれた食習慣を大切に持ち続け、いつの間にか健康の源であるかのように思い込んできてしまったようです。食物が不足していた時代のやり方で食物が余っている時代を過ごせば、からだに矛盾が生じるのは当然です。
 今では一日三食の習慣はしっかり生活に組み込まれ、病院をはじめ社会全体が三食摂取ということで成り立っていますが、そろそろ見直してもいい時期に来ているのではないでしょうか。

  <転載終わり>

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 奈良時代くらいまでは一日一食だったとは知りませんでした。ということは縄文人も一日一食だったということでしょうね。一日一食では持ちませんが、一日三食だと食べすぎで身体が重く感じます。私は20年以上もの間一日二食ですので、それが当たり前になっています。日月神示に出会う前までは、1年の内360日は飲んでましたので、翌日は少し二日酔い状態のため、朝食は食べることはできませんでした。縄文人や奈良時代以前の人々は、現代のようにいくらでも食べるものがある時代ではなかったため、仕方なく一日二食でしたが、私の場合は二日酔いのため一日二食しか食べられなかったという恥ずかしい結果です。ですから日月神示で言う一日二食という回数は、元々実現できていました(笑)。ただ、日月神示では朝食と夕食の二食を勧めていますが、私の場合は昼と夜の二食です。

 ただ最近は農作業を昼ごはん抜きでぶっ続けでやることも多いので、朝食と夕食の二食でも大丈夫なようにしました。少し訓練すれば誰でもできると思います。今日も野菜セットの出荷や大松菜(小松菜が50cmまで成長したものの愛称)の剪定、新ジャガイモ掘りとメンテ・格納、ライフグリーン希釈液の散布、オーナーさんの実習などで忙しかったため、昼ごはん抜きでぶっ続けでやりました。お陰でかなりはかどりました。

 現代人の身体は奈良時代当時とそれほど変わっていないようですので、少ない食料で丁度よいのかも知れません。ところが一日三食が普通になっているため、どうしても現代人は食料が過多になっているようです。人間というものはそもそも食べることが好きですので、どうしても食料の摂取量が多くなってしまいます。それも仕方ないのかも知れません。

 

・新潮社


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「一年間放置しても腐らないハンバーガー」 るいネットより

2012-01-07 21:20:22 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<るいネットより転載>

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「一年間放置しても腐らないハンバーガー」

 

<noscript></noscript>

News

Zombie cheeseburger? McDonald’s patty, bun, cheese unchanged after one year sitting on kitchen counter

  Dec 29, 2011 – 8:45 AM ET | Last Updated: Dec 29, 2011 9:41 AM ET

Tyler Brownbridge / The Windsor Star

Tyler Brownbridge / The Windsor Star

Nutritionist Melanie Hesketh shows off a McDonalds cheeseburger she has had sitting on her counter for one year in Windsor on Wednesday, December 28, 2011. Although dried out the burger shows little signs of

 

英語のサイトですが、この写真を見てください。リンク

この写真は、マク○ナルドのチーズバーガーです。
しかも常温で1年間放置した後の状態です。

驚くことに腐ってもいなければ、カビも生えていない。
つまりカビすらも食さないような人工物質の塊ということなんですね。
引用のサイトでは“ゾンビチーズバーガー”と名付けていますが、まさにそのとおりですね。

かなり、びっくりです。

<転載終わり>

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 以前マクドナ〇ドのフライドポテトが半年経っても腐らないという記事を掲載しましたが、今度はハンバーガーです。

 1年間も常温で放置していても、腐ることもなければ、カビすら生えていないハンバーガーがあるとはとても信じられません。こんなものを週に一度食べていれば、身体の具合が悪くなるのも当たり前ですね。

 人は職歴ではなく、食歴だとも言います。これまでどんなものを食べてきたかで、その人の状態が決まるそうです。それはその通りだと思います。

 

・るいネット


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「輸出依存度 韓国43.3%、中国24.5%に対し日本は11.4%だけNEWSポストセブン

2011-12-20 19:42:53 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<NEWSポストセブンより転載>

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輸出依存度 韓国43.3%、中国24.5%に対し日本は11.4%だけ

 

円高は日本のピンチなのか、チャンスなのか。国際金融アナリストで、『円高は日本の大チャンス』(PHP研究所刊)の著者・堀川直人氏は、「円高悲観論」は幻想にすぎず、日本経済は為替に左右されにくい強靭な体力を身につけていると指摘する。

* * *
「日本は輸出で食っている」というのは幻想にすぎない。総務省が発表した2009年のGDP(国内総生産)に占める各国の輸出依存度を見ると、韓国が43.4%、中国が24.5%、ドイツが33.6%であるのに対し、日本は11.4%に過ぎない。

日本は輸出の絶対額で見れば中国、アメリカ、ドイツに次いで4位であるが、実はGDPの9割近くを内需が占める内需大国なのだ。G20の国々の中で日本より輸出依存度の低い国は7.4%のアメリカと9.7%のブラジルだけだ。

今好調と言われる韓国経済も輸出依存度が高く、為替の影響を受けやすいという意味で産業構造は脆弱と言える。

その依存度の低い日本の輸出にしても、輸出先も決済方法もかつてとは大きく様変わりしている。日本にとって最大の貿易相手国は長らくアメリカだったが、2006年度以降は中国がトップとなり、2010年度にはその中国を含めアジア向け貿易が51.1%にも達した(金額ベース)。

しかも、精密機械や工作機械など、海外に競合メーカーがほとんどいないオンリーワン技術を持つメーカーの多くが、円建てで輸出している。強い立場で交渉に臨めるので、為替リスクを相手に押し付けているのだ。財務省の「貿易取引通貨別比率」によれば、2011年上期の場合、円建て輸出の比率は全体で42.2%であり、アジア向け輸出では49.3%だ。

逆に、輸入においても円建て決済を求められるケースも出てきている。中東原油の輸入である。ドル安が続き、ドルの価値がどんどん目減りしているので、価値の高い円での支払いを求められるのだ。

このままドル安が続けば、世界のドル離れがさらに進むことになる。そうなれば、あまり使わない通貨(=ドル)の価値がいくら変動しても、日本への影響は少なくなる。

※SAPIO2011年11月16日号


<転載終わり>

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 日本は資源を輸入し、加工品を輸出して売上を立てている貿易立国だと、学生時代から教わってきましたが、 日本の輸出の割合が11.4%しかないとは知りませんでした。圧倒的な内需の国ですね。ほとんどの国民は日本は貿易で利益を得ていると思っていますが、現実は逆でした。日本の輸出の割合が11.4%なのであれば、TPPについてあれだけ騒ぐ必要は全くないということになります。真実が判れば、考え方は180度変わりますね。面白いものです。

 

 

・NEWSポストセブン

 


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「ギリシャ:若者が暴動 83人拘束」 毎日新聞

2010-12-07 22:14:49 | 知られざる真実 & 真逆の世界
 <毎日新聞より記事転載>
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 「ギリシャ:若者が暴動 83人拘束」


ギリシャの首都アテネで警察に抗議する若者のデモ=2010年12月6日、AP 【ティラナ(アルバニア)藤原章生】AP通信によると、ギリシャの首都アテネで6日、警察に抗議する若者のデモが投石や放火などの暴動に発展し、5人が負傷、83人が拘束された。警察は催涙弾で応戦し、騒ぎは約6時間続いた。

 08年12月6日にアテネで起きた警察官による少年射殺事件から2年にあたるデモ。警察は今月4日、暴動を警戒し、デモを呼びかけた若者極左グループの基地を捜索、自動小銃や爆薬を押収していた。暴動で銃火器や爆薬は使われなかった。


 <転載終わり>
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 ヤスの備忘録では、以下のように言ってます。
 
 『北朝鮮情勢もそうだが、明らかに第7の日に入ってから変化が加速している。そしてウェブボットも、いままさに変化の時期に入ったことを予告している。

最新版のウェブボット報告書、「来るべき未来の形 0巻8号」では、感情値のデータの変動では、11月5日から14日にかけて転換点があり、11月14日から2011年1月8日までが感情の放出期とされている。

感情の放出期とは、ショッキングな事件や出来事がきっかけとなり、これまで蓄積されたストレスが一気に吐き出される期間である。今回放出される感情の大きさは、リーマンショックを上回るこれまでにないレベルに達している。つまり、この期間にショッキングな出来事が相次いでもおかしくないということを表している。』


 「11月14日から2011年1月8日までが感情の放出期とされている。」とありますが、この期間にショッキングな出来事が相次いでもおかしくないとのことです。北朝鮮の問題もそうだと思いますし、ギリシャの暴動もその表れかも知れません。
 今後もこの傾向は続くのだと思います。



 ●毎日新聞
  http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101208k0000m030035000c.html

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「日本の独立は対米隷属を離れて初めて実現する」 植草一秀氏

2010-03-15 08:00:00 | 知られざる真実 & 真逆の世界
 「日本の独立は対米隷属を離れて初めて実現する」

                    植草一秀

 与謝野馨氏が懸命に民主党批判をしているが、与謝野氏の言葉にはまったく説得力がない。文藝春秋社がCIAの影響下にあることを私はあるコンフィデンシャル情報の専門家から聞いた。文藝春秋の鳩山政権攻撃は滑稽な印象さえ受ける。

に記述したように、与謝野氏のこれまでの実績には、現状で自民党の再建に名乗りをあげる資格に見合うものが何ひとつない。


財政赤字拡大を重視しての消費税増税主張と深刻な不況に狼狽しての史上空前のバラマキの間を右往左往した姿を鮮明に国民の前に示しただけである。


財政の健全性を重視するなら、景気対策を打つ場合に、支出内容を厳選すべきことは言うまでもない。ところが、史上空前の規模になった2009年度第1次補正予算の14兆円支出追加は、歴史上例を見ない官僚利権お手盛りの無駄の塊(かたまり)予算になった。


2009年7月、与謝野氏は石破茂氏と連れ立って、首相官邸に乗り込み、麻生首相の辞任を求めたと云う。ところが、麻生首相に「おれの後に誰が首相になるのか」と開き直られ、そのまますごすごと帰ってきてしまった。洞察力も胆力もないことが証明されてしまった。評論家になるのが最適である。


衆議院予算員会での鳩山首相への質問では、品性劣悪の素性を露呈した。与謝野馨氏を買っていた多くの自民党支持者の心が一気に離散したに違いない。


「平成の迂回献金王」、「平成の借金財政王」がよくも恥ずかしげもなく、一国の内閣総理大臣に悪態の限りを尽くせるものだと思われただろう。恥を知らなくなることの恐ろしさを国民に見せつけた場面だった。


しかも、国会で引用した鳩山邦夫氏の発言内容が、直後に鳩山邦夫氏によって全面否定されるとのおまけまでついた。こうした厚顔無恥な人物が自民党内で大きな顔をしていられるところに自民党の窮状が示されている。尾辻秀久参議院議員会長の一喝に拍手喝さいを送った自民党議員が多いのではないか。


読売新聞の実質的な創業者である正力松太郎氏がPODAMとのハンドルネームをCIAから付与され、CIAの意向を受けて行動してきたことが米国の公開文書などから明らかにされているが、CIAは対米隷属からの脱却を明瞭に掲げ始めた鳩山政権を懸命にせん滅しようとしているのだと考えられる。


読売新聞の渡邉恒雄氏も与謝野氏を支援していると見られる。


CIAの対日工作はこれまで大きな成果を収めてきたのだろうが、日米密約問題をはじめ、CIA暗躍の真実が少しずつ明るみに出されるに従い、日本国民のなかで真実を知り、認識を根本から改める人々がじわじわと増加し始めている。


安保改定50周年の今年、日米同盟についての根本的な見直しが始動することになると考えられる。米軍の日本国内への駐留についても、根本的な見直しの論議が始まることになるだろう。


「日本の独立」が根本から改めて論議されることになるのだ。


歴代自民党政権は対米隷属の基本を堅持してきた。この基本を離れる気配を示した歴代政権はことごとく攻撃の対象にされてきた。


米国は対米隷属政権の基本構造を維持するために、日本の警察、検察、裁判所にまで手を入れてきた。さらに、メディアがこの支配の構造に組み込まれてきたことは言うまでもない。


「政官業外電の悪徳ペンタゴン」と「主権者国民」の闘いは、独立戦争の意味を有している。


悪徳ペンタゴンは必死に日本政治刷新を阻止しようとするが、日本国民の本格的な覚醒が始まっている。


主権者国民は本年夏の参院選に必ず勝利して日本の真の独立を勝ち取らなければならないのだ。

 <転載終わり>
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 『読売新聞の実質的な創業者である正力松太郎氏がPODAMとのハンドルネームをCIAから付与され、CIAの意向を受けて行動してきたことが米国の公開文書などから明らかにされている』

 以前から読売新聞がCIAによって作られたと、オルタナティブ通信をはじめ様々なサイトで言われていますが、とうとうアメリカの文書からも証明されてしまったようです。
 まだまだアメリカの洗脳が解けていない人が多いでしょうが、ネットでは知られざる真実に目覚める人たちがどんどん増えてきています。

 日本は第2次世界大戦で負けた国ですので、65年経った今でも、悲しいことにアメリカに占領され続けています。(表面上は民主主義っぽいですが)
 自民党は読売新聞などと共に、アメリカの日本支配に協力してきましたが、昨年民主党政権が誕生して、「なんだ、日本は今でもアメリカに支配されているのか」と気付き始めた国民が増えたおかげで、日本はアメリカからようやく離れつつあります。

 ただ、世界を実質的に支配しているロスチャイルドやロックフェラーなどの国際金融資本は、日本をアメリカ支配から中国支配に変えようとしているそうです。
 副島隆彦氏の「あと5年で中国が世界を制覇する」や、先日読んだ安部芳裕氏の「国際銀行家たちの地球支配」には、日本は今後中国に支配されるようになることが、書かれています。

 面白いと感じたのは、今後日本は中国に支配されるだろうと予測している副島氏と安部氏の意見の違いです。

・副島氏:世界の覇者は今後アメリカではなく、中国にしようとロックフェラーが決めた
     ロックフェラーが悪、ロスチャイルドは悪くない
     自民党が悪、民主党が正義


・安部氏:今後日本はアメリカではなく、中国に支配させることをロスチャイルドが決めた
     ロスチャイルドが悪の根源、ロックフェラーも悪い
     小泉政権も悪かったが、民主党こそは日本を滅ぼす政党(フリーメーソン・イルミナティだ)


 民主党は、明治維新から140年に亘って日本を牛耳ってきた官僚政治を、断ち切ることができる政党であり、主権在民を実現できる政党だと思って今まで支持してきましたが、一点外国人参政権には疑問があります。
 公明党、共産党、社民党が推進する「外国人参政権」を民主党も実現に向けて動いていますが、これについては私は反対です。

 昨年も8月30日の衆議院選挙の際にも、外国人参政権を民主党はマニュフェストには掲げていなかったと記憶していますが、実際は小沢幹事長が在日の民団の集会で、外国人参政権実現を推進していくと演説されています。外国人参政権実現をマニュフェストに大きく掲げていたなら、民主党には投票しませんでした。(自民党もダメ、公明・共産・社民は論外、みんな=自民なので、どこもないです) 

 アメリカの日本占領政策と、官僚のための政治を推進する自民党よりは、民主党の方が国民にとってはよいのですが、外国人参政権については問題が多過ぎて、実現させる目的が解りません。「日本に帰化したくないが、選挙権は欲しい」という在日外国人に、選挙権を与える目的が知りたいです。欧米では外国人に選挙権を与える国もあるようですが、日本でそれをやる意味は何なのでしょうか。ただ単に、在日外国人が大きな票田に変わるというだけでは、国民にとっては全く無意味というほかはありません。



 ●植草一秀 知られざる真実
  http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-6afb.html


 ●オルタナティブ通信
  http://alternativereport1.seesaa.net/

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「実体験sita癌治療に関して」 抗癌剤を使うと死期が早まる  副島隆彦学問道場より

2010-03-06 10:28:29 | 知られざる真実 & 真逆の世界
 <副島隆彦学問道場の掲示板より転載>
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「実体験sita癌治療に関して」

投稿者:えいちゃん投稿日:2010/03/02(Tue) 21:04:09

 副島先生のお言葉に甘えて、癌医療に関してもう一言いわせていただきます。
 実名で投稿したいところですが、賤しくもまだ当院は保険診療の恩恵を賜っており、今後保険医を取り消されるおそれがありますので、混合診療が解禁になるましばらくの間はペンネームでの投稿をお許しください。

 昨日、阿修羅掲示板「クスリ地獄」のコメントにも掲載させていただいたように、私は勤務医時代に数百人の癌患者を抗癌剤や放射線治療で死に追い遣ってきました。もちろん、専門医として「治療マニュアル」に準じて適正に治療し、当時意図的に殺戮を企てたのではありません。
 3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)が、BSC(ベスト・サポーティヴ・ケア)や養生中心の自助療法より劣るばかりか、養生もなにもしない患者よりも短命になるとは、つい最近まで知りませでした。
 当時は抗癌剤投与後数か月だけでも癌が縮小した症例をモルモットのように集めて論文にしていました。
 すぐ後には必ず患者様は亡くなられますので、たとえ遺族に「ありがとうございました。」とお礼をいわれても、偽りの業績がいくら増えても、いつも達成感のない罪悪感と無力感に苛まれていました。

 数年前に開業してからは手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。 
 養生や代替療法で、すべての皆様が快方に向かっていったわけではありませんが、抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。
 癌拠点病院に3大療法の旨味だけ吸い取られた挙句に、「もうここでの治療はない」と放り出された末期癌患者でも、自助療法に気付かれた後癌が縮小を始め、何年も以前より元気に生活されている方も何人かおられます。

 癌の浸潤による血管や気導、消化管の狭窄や脳幹などの重要な臓器が圧迫され、あきれめきれない一刻を争う緊急時には、難度の高い手術に望みを託す場合もあるでしょう。
 しかし最近ではレントゲン技術の進歩と供に、無症状で取らなくても増大しそうにない微小な腫瘍まで取ってしまうケースが多く、「私の腕で○例の患者を救った。」などと難解な技術や症例を誇示したり、「癌はすべて取りきったので、これからは何を食べてもいい。」という不勉強な医者がまだ存在するようです。

 医療はマスターベーションのような学問やサイエンスどまりでは意味がありません。「科学的に議論しろ」という頭のよさそうなサイエンティストぶった医者は、毎日患者に触れたり、顔色をうかがい肌や五感(六感)で病態を察知したりすることはまずありません。
 機械の部品交換のように、目や画像で確認できる病巣だけをターゲットにした末端治療だけでは、いずれまたどこからか癌は再発をしてきます。
 先の御投稿のように、「この治療で治る見込みがあるのか」「なにもしない場合に比べて、余命(サバイバル・タイム)延長など、この治療は有効性が認められているのか」「重篤な副作用や致死に対してどう対処するのか。」を対等な立場で、治療前に医師に問いただすことが大切です。

 「夢の新薬」を待たれている患者様のお気持ちはすこし分かりますが、厚労省もFDAの如く新薬をスピード認可することには慎重になっていただきたいと思います。逆に有害な薬の認可をどんどん取り消していくことが数十兆円の医療費削減につながると思います。
 癌治療後1か月以内に死亡した症例は死因にかかわらず、すべて報告し公表する制度にすれば、医療サイドを処罰するまでもなく、自らの戒めになって確実に不要な治療は減っていくでしょう。「○○癌の病院ランキング」などという虚偽の症例数を競うランキングがガラガラと崩れ落ちるかもしれません。


 医者などの治療家はあくまで、患者に生きる活力・エネルギーを与えたり、患者の自然治癒力を上手く引き出すためだけに存在しえます。
「自分が治してやった」と言う傲慢な医者は論外です。
 いくつになっても「自分はまだまだ」だと治療を探求し続け、既存の医療を捨てる勇気をもって改革していける意識が治療家には必要だと思います。

 誰もが病気の宿命と養生や自己治療ができることに目覚めることによって、われわれ医師たちが廃業してしまう未来を楽しみにしております。


 <転載終わり>
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 先日ご紹介しました医師(ハンドルネームおじいさん)と同じで、こちらのえいちゃん氏も患者のことを第一に考える真の医師だと云えます。こういう謙虚でまともな医師が日本にはまだいるというのがびっくりです。
 ほとんどが金儲け第一主義の医師ですから、患者を救うというよりも、とにかく薬をバンバン出します。医者に行くと、帰りには薬局で山盛りの薬をもらいます。実際は薬を買っているわけですが、私たちが支払うのは3割分なので、それほど高いとは思いませんが、実際はその2倍の費用を国が私たちの税金を使って支払っているわけです。 
 私たちの税金、つまりサラリーマンなら保険料を毎月天引きされています。自営業の方やパート・アルバイトの方も国民健康保険料を払っているわけです。ただ薬代が安く感じるだけです。 

 特に後期高齢者(いかにも官僚らしい思いやりの無い呼び方です)と呼ばれる先輩方は、負担金が1割の方が多い(3割の場合もある)ため、薬代をあまり気にしない傾向があるでしょうが、結局は国民の税金で支払っているわけです。

 医者の儲けから考えると、薬を患者に販売することが一番儲かる仕組みになっているそうです。先日のおじいさん氏が言われるように、医療行為は床屋さんの工賃と同額とのことですので、真面目に施術するより、ちょっと診察して、「はい終わり。薬出しときます。以上!」という方が儲かるわけです。いかに薬を多く出すかが、儲けを左右するわけですので、施術は5分くらいちょこっとして、とにかく薬をバンバン出すことが大事になるわけです。

 私たちが支払うのは、3割又は1割のため、それほどの負担に感じないところが、医療制度を抜本的に改革できない盲点ではないかと思います。結局は自分たちの税金で支払っているわけです。もし、直接10割負担となれば、誰でも高いと思うはずです。
 風邪を引いて、病院に行き、5分くらいちょこっとみてもらって、「はい、5000円です。」と言われれば、誰でも何て高いんだろうと思うはずです。このへんのカラクリが上手いですね。厚生労働省の官僚と、製薬会社(特に外資)、医師の三つ巴の巨大利権構造が、根本原因です。巨悪の三位一体。この謀略は国民には気づかれない、上手い仕組みになっているわけです。悪は隠れてしかできないのです。というか、気づかれない。(悪が一番怖いのは、情報公開です。12年前に気付きました)

 そんな巨大利権の中にあって、どの医師も普通に、当たり前に抗癌剤を投与し、薬をバンバン出している中で、おじいさん氏やえいちゃん氏のように医療の本質を見ることができる方がおられることに驚きました。普通の人は、周りの人がそうなのだから、何も疑問すら感じないものです。こういう状態も真実に気づかない原因だと思います。

 ・みんながやってるから
 ・以前からやってるから
 ・毎日やってるから 
 ・先輩から教わったから

 だいたいこんな感じで、5分くらいちょこっと患者を診て、薬出しときますと云って流れ作業のように患者をこなす毎日。インフォームドコンセントなどと言われて久しいですが、結局ほとんどの医師が説明もロクにしないのが現状です。説明している時間があれば、薬を出した方が儲かるわけですから。こうして、毎日患者をドンドンこなして行くのが日課になるわけですね。

 更にえいちゃん氏は、耳を疑いたくなるような大事なことを言われてます。

『昨日、阿修羅掲示板「クスリ地獄」のコメントにも掲載させていただいたように、私は勤務医時代に数百人の癌患者を抗癌剤や放射線治療で死に追い遣ってきました。もちろん、専門医として「治療マニュアル」に準じて適正に治療し、当時意図的に殺戮を企てたのではありません。』

→「治療マニュアル」というのがあって、医師はその通りに行うわけです。(何かマックみたいですね)


 『3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)が、BSC(ベスト・サポーティヴ・ケア)や養生中心の自助療法より劣るばかりか、養生もなにもしない患者よりも短命になるとは、つい最近まで知りませでした。』

→「3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)は、なにもしない患者よりも短命になる」
これは、びっくりですね。先日船瀬氏の記事の通りです。抗癌剤を使うとガンになるというのは、やはり本当のようです。笑えない冗談のようですが。


 『すぐ後には必ず患者様は亡くなられますので、たとえ遺族に「ありがとうございました。」とお礼をいわれても、偽りの業績がいくら増えても、いつも達成感のない罪悪感と無力感に苛まれていました。』

→3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)後、必ず患者は亡くなるとのことです。ガンの手術をしても亡くなることが多いということです。


 『数年前に開業してからは手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。 
 養生や代替療法で、すべての皆様が快方に向かっていったわけではありませんが、抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。
 癌拠点病院に3大療法の旨味だけ吸い取られた挙句に、「もうここでの治療はない」と放り出された末期癌患者でも、自助療法に気付かれた後癌が縮小を始め、何年も以前より元気に生活されている方も何人かおられます。』

→「手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。」つまり、初期のガンであっても、手術はしない方がいいということです。
「抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。」抗癌剤を投与すると吐き気も出るので食べることに喜びも無く、髪も抜けてしまい、身体はいつもだるくて、やる気も起きないそうです。抗癌剤を投与しない方が、笑顔になれるので、ガンにはいいわけです。

 抗癌剤 < 笑顔と美味しい食事 

抗癌剤を投与するとガンになるわけですから、笑顔で美味しく食事をしている方が身体にはいいわけです。あまりに皮肉すぎますね。

 おじいさん氏やえいちゃん氏のような立派な真の医師が増えて欲しいですが、現在は巨悪の三位一体の前ではごく少数派です。私たちが知られざる真実を、知ることが、真の医師復活の第一歩だと痛感しました。 

 現状の医療現場のことを思うと、悲しい気持ちになってしまいますが、最後のえいちゃん氏の言葉で救われる想いがしました。そしてあまりの謙虚さと人間の大きさに深い感動を覚えました。

「誰もが病気の宿命と養生や自己治療ができることに目覚めることによって、われわれ医師たちが廃業してしまう未来を楽しみにしております。」



 ●重たい気持ちで書く掲示板
  http://soejima.to/


 ●インフォームド・コンセント
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88
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