「 人の寿命は 食べた野菜の量に比例する! 」
実に素晴らしい言葉ですね。
こう言われたのは
かつての日本一の長寿村・山梨県棡(ゆずり)原村で
医師をしていた古守豊輔先生です。
JR中央線の上野原という駅からバスで1時間ほどの
山間地に棡原村はあります。
斜面の畑ばかりで、水田はありません。
その畑で採れるイモ類(主にジャガイモと里芋)や、
雑穀類、野菜類、豆類(豆腐、納豆、味噌など)ばかり食べ、
時々川魚・・・。
こんな食生活で長寿日本一でした。
ところが昭和28年に立派な道路が開通しました。
すると20年もしないで長寿村は崩壊してしまいました。
なぜでしょう?
立派な道路に乗って悪魔がやって来たのです。
物質文明という欲望の悪魔です。
飽食・美食という食欲の悪魔がやって来たのです。
今まで食べたことのない白米がやって来る、
肉だ卵だ牛乳だ、ハムだウィンナーだソーセージだ、
ヨーグルトだバターだチーズだ、
パンだカップラーメンだポッキー等々がやって来たのです。
老人は今さらそんなものは食べません。
ところが若者が珍しい食品に飛びつきました。
すると若者に肥満だ高血圧だ糖尿病が出てきた。
そして10年くらいすると「逆さ仏」という悲劇が始まりました。
「逆さ仏」とは逆立ちして死ぬことではありません。
老人は元気なのに、若者が先に死ぬという現象です。
老人が子や孫の葬式を出すという悲劇の悲劇です。
こうして長寿村は崩壊しました。
肉・卵・牛乳・砂糖・油の多い欧米食が
健康を破壊し、社会を破壊するのは明らかです。
そして、税収と同じだけの医療・介護費を使い、
税金は(消費税も)どんどん上がります。
実は私達の生活を最も苦しくするのは病気なのです。
「食事の三原則」は覚えていらっしゃいますか?
1、適応食 2、身土不二 3、一物全体食 です。
1、先祖代々食べてきたものが一番適している。
2、その土地、その季節に採れるものを食べる。
3、食べ物はなるべく丸ごと食べる。 の三原則です。
ところが棡原村の人々が
1、目新しいもの、珍しいものを食べ始め、
2、その土地や国で採れないものを食べ始め、
3、添加物だらけの加工食品、部分食品を食べ始め、
20年足らずで長寿村は病気だらけの短命村になってしまいました。
世界一の健康長寿国・日本が
20年足らずで病気大国になってしまったのと全く同じです。
棡原村の教訓、今の日本の教訓を活かせない
医学とは、科学とは何と空しいものでしょう。
物質文明という悪魔、物欲という悪魔、
食欲という悪魔には誰も勝てないということでしょうか。
これではギリシャの崩壊どころではありません、
日本も世界も崩壊していくことでしょう。
金欲や物欲、食欲などをコントロールできない限り、
人類の未来はないような気がします。
まずは私達一人一人が欲望のコントロールをしましょう。
まずは、最も大切な命と健康のために食欲をコントロールしましょう。
アメリカは1日5皿運動(5皿の野菜・果物)で
心臓病やがんまでも減らしています。
『人の寿命は食べた野菜の量に比例する』です。
昔ながらの日本食を当たり前にして、
玄米や野菜・海草をしっかり食べて、
心も体も健康な家庭を作りましょう。
健康な家庭を増やせば、絶対に社会は健康になります。
<転載終わり>
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この棡(ゆずり)原村は戦後の日本を象徴しているように思います。昔ながらの日本の食生活が最高の健康食であることは、今ではかなり多くの人が理解しています。しかしながら、この記事にもあるように、欲望をコントロールできないため、ハンバーガーやステーキ、焼肉、ウインナーなどの肉食中心になっているのだと思います。人間は病気にならないと真剣に食のことを考えないものです。
五穀・野菜中心の食生活というのは、やってみるととても快適なものです。先ず便秘などにはなりませんし、疲れにくいので身体はラクです。更に太らないのでお腹周りもすっきりして、若いころのズボンも履くことができます。かなり経済的です。農作業の後によく天然温泉に行きますが、若い人はスラリとしていても、30代以上は太っている人が結構多いです。若いころの体型と同じという人はあまりいないように見えます。五穀・野菜中心の食生活であれば、ジムなどに行かなくても若いころの体型を維持しやすいですし、病気になりにくいのです。
健康診断自体でも、この5年間は血圧も上100-下60くらいですし、肝臓、腎臓、心臓その他オールAです(欧米の診断ですので、オールAがいいとは限らないと思います)。全てが食生活の影響とは言えませんが、大きく影響しているとは思います。また、πの補助食品のP-マリンソルトやπウォーター、鶴見式酵素のサプリなども影響していると思います。
肉を食べると太りますが、パンも意外と太ります。パンには添加物も多いので、今はあまり食べなくなりました。全粒粉のパンは硬くてあまり美味しくないので、2回で止めました。ところが、ご飯は相当食べても太りません。不思議ですが。また、白米を中心に食べています。
全ては自分に帰ってきますので、自分の好きにやればいいと思います。自分としては今の食生活が一番美味しく感じますし、合ってるのでやっているだけです。食生活は全て自分に帰るので、とても平等です。いつも疲れが取れない体なのか、相当動いても結構元気な体なのかは自分で決めればいいと思います。それに人間は、他人に言われてやるということはありません。自分が身に沁みなければやらないのが人間です。そういう意味では病気はよい機会を与えてくれるともいえます。
*この土日で能登半島の神社を廻りました。天候に恵まれ、とても気持ちのよい旅となりました。能登半島は菊理姫様や瀬織津姫様など、姫様が多いのが印象的でした。
「いろは」という旅館に泊まったのですが、満室にもかかわらずとても静かな宿でした。料理はカニやイカなどの海鮮中心だったので、助かりました。海が近いので、眺めもとても良かったです。宿の方も感じのよい方ばかりで、ゆっくりできました。「いろは」は今年トップクラスの宿でした。ここなら誰にでもお勧めできると思いました。
また、金沢駅からはレンタカーで廻りましたが、能登半島はとても空いていて、まるで平日にドライブしているような感覚でした。伊豆半島はとても良いところですが、車が多いのが難点です。混雑を避けてゆっくりしたいなら、能登半島がお勧めです。首都圏からは遠いので道が空いているのだと思います。行きは東海道新幹線で米原まで行き、特急しらさぎに乗り換えて金沢まで行くのに4時間半かかりました。帰りは金沢から特急はくたかで越後湯沢まで来て、それから上越新幹線で帰りましたが、5時間近くかかりました。2015年春に北陸新幹線が開通しますので、東京からもとても近くなります。
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