<笹川陽平ブログより転載>
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―安倍首相と三人の元首相―
河口湖の富士山麓にある築30年の山荘で年に1回、首相をねぎらう夕食会とゴルフを行ってきた。森喜朗元首相の快気祝いを兼ねた今年は、安倍首相のほか小泉純一郎元首相、麻生太郎元首相もおいで下さり賑やかな夕食会となった。
安倍首相にとって最大のストレス解消法はゴルフ。にもかかわらず今年の夏季休暇は北朝鮮問題で自粛されたこともあって、お気の毒なことにプレーはゼロだそうだ。
新聞各紙に掲載されている「首相の一日」、「首相動静」、「首相官邸」欄を見れば一目で分かるが、日本の首相は世界一多忙である。海外訪問から帰国後直ぐに、予算委員会審議などで連日6時間以上も拘束される国家リーダーは日本の首相をおいて恐らく他にない。
2000年、小渕恵三首相が逝去された折には首相の健康管理が大いに話題になったが、後継の森首相の就任以来、話題にならなくなった。大事の決断を絶えず求められる一国のリーダーにとって、最も大切なのは肉体と精神のバランスがとれた健康管理である。
しかし国会会期中は官邸と国会の往復、閉会中も災害被災地や各地への視察、海外出張と過密なスケジュールが重なり、リラックスされる時間がほとんどないのが実情である。
現在は緊急連絡網も完備している。激務の中、冷静で的確な判断力を維持するためにも時にはリラックスし精神的にオーバーホールする時間が必要ではないか。鈴木善幸元首相は自己管理の一環として毎週末にゴルフをされていたと聞く。安倍首相も唯一の趣味であるゴルフを月2~3回は、されたらいいと思う。それが精神衛生上もプラスになる。メディアも含め国民も大きな目線で首相の「動静」を見るべきだと思う。
<転載終わり>
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この2枚の写真は今年の8月23日の笹川陽平氏のブログにアップされていたものです。河口湖近くにある笹川氏の別荘に安倍首相と3人の元首相が集まり、夕食会を行ったそうです。
安倍首相と3人の元首相が大笑いしていますが、これは作った笑いではありませんね。この夕食会とゴルフが8月23日ころに行われたことを考えると、今の政治の動きは、このときに方向性が決まったのではないかと考えてしまいます。
安倍首相の衆議院解散宣言、小池新党「希望の党」の結成、民進党の解党、立憲民主党の結成と、あれよあれよという間にことが進んでいきました。まさかこんな展開になるとは全く予想していませんでした。
保守と左翼がごちゃ混ぜだった民進党が解党され、保守系議員は希望の党へいき、左翼議員は立憲民主党を立ち上げ、綺麗に分離されました。
民進党が解党され、左翼の立憲民主党と保守の希望の党に分かれたため、国民としては投票しやすくなったといえます。これで、解党を決めた前原氏は歴史に残ることになりました。
また、影の立役者は村田レンホー氏だと思います。ブーメランの達人だったレンホー氏のお陰で、民進党の支持率は落ち、支持者たちも離れていきました。安倍首相に対してはしつこく追求しますが、自分の二重国籍疑惑については逃げ回ってきました。以前からレンホー氏は保守陣営のスパイではないかと勘ぐっていましたが、民進党をボロボロにした功績をみると、やはりスパイだろうなと思ってしまいます(笑) ご褒美として、女性初の首相の座をプレゼントされるのかもしれませんね。
今回の選挙では自民党は1割くらい議席を減らすと思いますが、希望の党との共闘により、憲法改正や自主憲法の制定も可能になりました。ようやく日本もまともになってきたというところです。
笹川陽平氏の別荘での夕食会には、もしかしたら米国の要人も同席していたかもしれませんね。写真には写れませんが、楽しく飲んでいた可能性もあります。そう考えれば、来月くらいに電撃的に米朝首脳会談が開催されるようにも思えます。トランプ大統領が先月拉致問題を非難していたので、拉致被害者の帰国も考えられると思います。
表の政治が激しく動いていますが、河口湖の別荘での夕食会で流れがきまったのかもしれません。そう思いたくなる大笑いの写真です。