最終回は「進路の選択肢」です。
川崎発達相談支援センターより阿佐野 智昭氏(副所長)、長谷山 高史氏(臨床心理士)をお招きしました。
選択肢と相談現場からいまできることをお話下さいました。
企画側としては「思春期」周辺に絞りたかったのですが、思春期に備えてと未就学児の保護者もおいででしたので、小学校から就労までのお話になりました。
事例を交えてのお話はわかりやすくて良かったですが、「資料を読んでおいでください」で終わった部分もありました。
対象が絞れるともっと深く詳しくお話をしていただけるのですが・・・と正直少し残念でした。
丁寧に書かれた資料でしたが文章が多いので、保護者の認知特性を考えると「わからない」という方もおいででしょう。
「(田中)ビネー」など知能検査名も省略されてお話されていたので、言葉の説明が必要な方もいたかと思います。
理解と支援のキーワードのひとつとして、心の理論があげられていました。
・相手の気持ちや立場に気づきにくい
・他の人が自分と違う視点を持っていることに気づかない
育ちのデコボコがある発達障害児も10~11歳で知識として獲得できるのなら、そこからコミュニケーションスキルを磨けますね。
心の理論については自閉症スペクトラムの記事で、おしえて、エコチル先生!のリンクを貼ったのでご参考に。
IQ(知能指数)と偏差値のお話は面白い視点で、子どもの理解に役立つ参加者が多かったと感じました。
「本人が選択すること」は、親や周囲を恨まない為の絶対条件です。
本日も午後の懇親交流会は活発で、一日良い学びができました。
全6回にご参加いただいた講師の皆様、受講生の方々、ありがとうございました。
スタッフの皆さん、たくさんの打ち合わせ等、本当にお疲れ様でした。まだ、お仕事は続きますが、出来る時にできる人が頑張り、支え合いましょうね。
今年度は抽選となったのですが、ご連絡のない欠席があったこと、当日お申込みがないにもかかわらず突然おいでになった方の対応をしなければならなかった事が残念です。
今後の企画提案に生かしていきたいです。