五十肩 顛末記

思い起こせば左肩の調子が悪かったのは一年位前になるのだろうか、ちょっと
痛む程度だったのであまり気にしていなかったが。

なんかまずい状態になっていると思ったのは4月くらいだったかな？

写真を撮りに山に入る時リュックを背負うのだが、イタタッ・・・てな感じで
不快感があった、だけども少々痛むが腕は真上まで上がっていた。

6月に入ってからそれは起きた、出かける時はカメラを持って出ることが多い、
D7000と18-200㎜ズームだと1.3キロくらいの重量になるがそれを後ろ手で
車のリアシートに乗せた、その時グキッと来てそれ以来腕が上がらなくなって
しまった。

前方は目の高さが限界、後ろはケツを掻くことすら出来ない、横の物も取ること
が出来ない。

とりあえず自転車には乗れたがハンドル幅のあるMTBは痛みが出る、ドロップ
ハンドルは下ハンでブレーキレバーに手が届かない、バーエンドコントロール
も辛い。

そんな状態で道南ツーリングに出たのは上記の状態より少し回復したからだが、
旅の途中でやってしまった。

ランプが不調でそれを確認するためにトンネル内で停止した、狭いトンネルで
歩道は自転車が走れるほどの幅はなかった、縁石のギリギリの所で自転車を
止めた・・・つもりだった。

停止した直後に左足を縁石にのせた・・・筈だったのだが・・見事に空振りして
左側に倒れそうになった、瞬間、左腕が伸びてトンネルの壁に手を付く、重い
キャンピング車の重量と体重が左肩一本にかかる。

痛みで悲鳴を上げたのは何十年ぶりになるのだろうか？　

しばらく痛みに耐えて動けなかった、痛みが収まるまで呼吸も忘れるほどだ、
正直言って旅はここで終わったと思った。

不思議なもので耐えていれば痛みは消える、あれだけ痛かったのに尾を引く
ことは無かった。

何もしなければ全く痛まない、そんなこともあり病院に行くタイミングが遅れた。

9月だったかサイクリングに行った翌日に痛みが増したのでついに病院に行った。

診断は5段階中4の五十肩だと言われる、あまりに痛いので筋でも切れたかと
思ったが単なる五十肩だったので少々安心した。

治療としてはヒアルロン酸注射とリハビリらしいが自力で直す方を選択。

自己流のリハビリは肩甲骨を回すことと腕をぶらぶら回す、それを少しずつ範囲
を広げるというもの、やりすぎると翌日痛みが増すので本当に少しずつだ、たまに
リハビリを忘れるが焦ってもしょうがない、どうせ一年くらいはかかるという話
だし。

少しずつ良くなって日常生活に困らなくなったのは11月に入ってからだった、
12月は腕の稼動域が8割ほどに回復、重量物はちょっと厳しいが人並みの作業は
できる状態まで回復。

1月現在腕の稼動域は9割程度まで戻ったか？　微妙なところだが痛み自体は
ほとんど出なくなった。

力が回復するのはこれからだろう、なんせ8ヶ月近くも使えない状態だったの
だから。

五十肩の防止方法だが無理をしないことと適当に動かすこと以外ないと思う。