今ではビデオレコーダが死語になってきていますが
古くから録りためたビデオが100本以上あります。
1本に3作品を入れているのが多いので いつ観るのかと
言われています。
今回 グレゴリー・ペックの話から 録画した中から「渚にて」を
DVD化して 久しぶりに観ました。
若い頃の感じとは 全く違って良い映画だと思いました。
インターネットで作品の紹介などを 調べていると
YouTubeに作品のラストがありました。
映画の中で全編を通じて流れている曲は豪州の国民歌とも言える
「ワルツイング・マチルダ」です。
Great Scenes: Waltzing Matilda Finale
インターネットで調べた 映画の解説を抜粋します。
ネヴィル・シュートの原作に基づき、「手錠のままの脱獄」のスタンリー・クレイマーが
製作・脚本した人類の未来の物語。
(1959年の作品--ON THE BEACH)
出演するのは グレゴリー・ペック、フレッド・アステア、
エヴァ・ガードナー、アンソニー・パーキンスなど。
こんなにも静かに人類滅亡を描いた映画があるだろうか・・・?
都市の破壊や、パニックシーンを一切排除し、
核兵器による放射能に汚染された
地球の最後の日を冷静に描いた。
本作は、若い夫婦の平和で幸福な朝の描写から始まる。
ハンサムな夫が、まどろんでいる妻のために朝食を用意しながら、
ベビーベッドの赤ん坊にミルクを飲ませている。
妻は夫のキスで目覚め、幸福そうに2人は微笑を交わす。
胸のうずく幸福感漂うこのシーンが、物語が進むうちに、
放射能により地球のほとんどが滅亡し、わずかに汚染から逃れた
オーストラリアの地に非難する少ない人類の最後の日々だという
衝撃の事実が判ってくる。
それなのに人々の暮らしは冒頭の朝の風景のように平和だ。
海水浴やパーティーを楽しみ、時にはピクニックやカーレースに興じる。
紳士たちはクラブで談笑し、妻たちは子供の世話にいそしむ。
どんなに現実逃避してみても、“その日”は刻一刻と迫ってくる。
「われわれにはまだ希望がある」のスローガンをかかげ、
広場で集会が開かれる中、人々は安楽に死ねる“薬”をもらうため、
長い行列をつくるのだ。
いよいよ最後の日、ある者は愛する人と見つめあいながら、
ある者は長年勤めた職場でただ一人でと、人々は静かに杯を傾ける・・・。
冒頭の幸せそうな夫婦は、“死”を受け入れることのできない
妻の苦しみを背負っている。
夫は愛する妻と子供のために“薬”を手に入れるが、
妻はその薬を子供に飲ますことは“殺人”だと夫をなじる。
誰もいなくなった街に ”There is still time..Brothers”、
「われわれにはまだ希望がある」と書かれた横断幕が、
ただ風にゆれている・・・。