山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

秋の気配漂う渓に夜桜

2020年08月18日 | 山菜採り
 本日は家の行事もなし。仕事は、夜勤だから午前中は使える。天気予報は、ほぼ猛暑日だが朝仕事なら問題ないでしょう。
 決まりです。久しぶりに山に出掛けます。
 前回、作戦休止になっていた寒河江川方面も「規制解除」の連絡が入って出掛けたいのだが、その前に、在庫が尽きた台所の食材補給が優先します。従って、ホームグラウンドのH川流域へ。

魔法の世界の入り口

 例によって、途中に霧のトンネルが出来ている。ひっくり返った車が道を塞いでいたりして、異次元気分が高鳴ってくる(どうかご無事で)。そうして、ある高さを超えると霧が晴れ、高原の世界が広がる。

ススキです

 いつの間にかススキが穂を伸ばし始めていました。渓に降りると、

ワカランタケ

 名前の分からないキノコが勢力を広げていました。手は出しませんが、白い漏斗状のキノコですと「ホテイシメジ」という可能性もあります。ただ、出ている場所がブナ帯ですよね。だとすると「シロハツ」か? ま、一応調べてみようかな。
 さて、本日の収穫ですが、2番目の沢の手前にある沢とも言えないような窪地。
 多分出てると思うんだなあ、ミズの最終形態。

藪沢ですね

 ここに、もぐり込んでいくと出てます出てます。

ミズコブです

 ミズコブは、来年用の種というか実のようなものです。これが、ミズの最終形態です。
 例によって、沢にせり出して、落ちても根付かない茎を中心に戴きました。
 今回、歩いているあいだ中、流れてきた音楽は、「夜桜お七」。ド演歌です。何でこうなるのか、自分でもよく分からないんですけど、この歌に追い立てられるようにして、早々に渓をあとにしました。

いい森です


アザミが花を咲かせようとしています

 ススキ、ミズコブ・・・。
 下界はまだまだ真夏だけれど、少しだけ秋の気配を感じることが出来た山業になりました。しかし、
「夜桜お七」には参りました。
・・・魔法の世界では、何でもありなのかも。