山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

今年もトビタケの舞い踊り

2020年08月28日 | キノコ採り
 例年だと「お盆」の頃に盛期を迎えるトビタケなのだが、10日あまり遅れて発生の確認が出来た。早速、キノコ仲間のA氏に情報を伝えて、3日後に再訪することに決めた。
 秋のキノコは、発生の確認から1週間とか10日とかの間をあけると採り頃、食べ頃のに育つのだが、夏キノコは、そのスパンが非常に短い。多分、気温の高さが生き物の成長を早めるからだろう。
 成長のスパンが長ければ長いで、待っているうちに他人から見つかって採られてしまう心配がある。逆に短いと、いわゆる「旬」を逃してしまう心配がある。そんなことを考えた上での期日設定である。
 この時期の日の出は、午前5時頃。それに合わせて待ち合わせて出発する。
 さすがに平日。キノコ採りのライバルは、全くいないようだ。

豊かな森

 何十年も通っている森だが、「百年に一度」の風水害にもビクともしない。ここには、太古の昔から続く自然がいつもある。
 さて、前回見つけたトビタケの幼菌。どうなっているかな?何と言っても、ここは、登山道のすぐそばであり、キノコ銀座のメインストリートなのだ。
 ドキドキしながら、目的の木に近づく。おっ!何か生えてますよ!!
 更に近づく。

ちゃんと残っていました


裏側にも出てます


 マイタケというキノコ、山の中で出逢うと、その嬉しさに採り手が舞い踊るほどありがたいというのが、その名の由来らしい。
 トビタケの正式名称は「トンビマイタケ」。このキノコも、見つけたときの喜びは、マイタケと同じなのだ。

嬉しい収穫

 2人して、喜んで収穫。そして、リュックに背負う。

下界へ帰る


 この夏(秋?)の初収穫だ。リュックは結構な重量感。こんな日の足取りは、背中の荷の重さに反比例して軽くなる。それこそ、舞い踊りたくなる心境。
 異常な天候が続いたこのところの天気だったが、トビタケは今年も我々を待っていてくれたのだ。本当に嬉しい。

 山の神様、ありがとうございました。また来るので、よろしくお願いしますね。

 To be continued!