山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

キノコシーズンスタートかな?

2020年08月24日 | キノコ採り
 近年、記憶にないほど梅雨明けの遅れた令和2年度だが、キノコの発生も遅れている。立秋を過ぎても、我が情報網にキノコ採りの成果が聞かれることなし。
 普通の年だったらですね、天然キノコが出てきたら、それに関わる通販サイトが何らかの情報を発信してくれるはずなんですよ。ところが、梨の礫。数日前、気を揉んだ仲間が出掛けてみたけれど空振りに終わっている。
 しかし、これまでの記録を読み返してみても、とっくに発生しているはずの時期だ。これは、自分の目で山の状況を確かめておく必要がある。空振りになる可能性大だけれど、とにかく、見てみないことには始まらない。S川上流のキノコ採り場を目指す。

S川上流部

 夜明けとともに歩き出す。ほぼ1年ぶりに見るS川の流れは、澄んで青い。この流れを見ただけでも来た甲斐があったと感じる。

ブナの巨木

 このブナの根元にトンビマイタケは発生する。但し、どの木に何時出るかは誰にも分からない。何十何百本も生えているブナの巨木の中から、過去に実績のある木を巡り、発生を確かめながら彷徨い歩く。

小滝を渡って上流を目指す

 このコースでは、6カ所で実績があるのだが5カ所目まで空振り。「やっぱり駄目かな。」と思って確かめた最後の6カ所目。おおっ!

トビタケの発生です

 「日照りトビタケ」の名の通り、ここ数日の猛暑でようやく顔を出したようだ。ここから3~4日すると、食べ頃に育つはずだ。それまで、誰にも見つからずに育っておくれよ。
 
森の中にも朝日が差し始めた。
 今日も気温が上がるらしい。マタギとしては、トビタケの発生を確認することが出来たので満足だ。暑さに体力を奪われる前に退散しましょう。

 また来るからね。できれば手つかずのまま待っていておくれよ。
 いよいよキノコシーズンのスタートですね。