あしあと ゆきの ひろし
どんなに
いきをひそめても
どんなに
やみにまぎれても
どんなに
すがたをかえたとしても
のこってしまう
きみのあしあと
いいんだよ
どんなあしあとでも
それは
きみがあゆんだ あかしだもの
きみのこころが
まよい
えらびつづけてきた あかしだもの
このあしあとは
ときとともにきえるだろう
でも
きみのなかには
えいえんにのこる
きみがたどった
あゆみのあかしとして
それが
どんなあしあとでも
たいせつな
たからものだ
雪が積もった日に見つける足跡
種類も目的も違うでしょう
雪に紛れて身を隠しても
あなたが歩いたという事実は残される。
なんだか、人の歩みと同じだよなあ。
それが成功か失敗かなんてことは分からない。他人の記憶からは消えてしまうようなことかもしれない。
でも、自分の足跡ってものは、絶対に消えない。自分の心の片隅に残り続け蓄えられて、次の一歩への励みになったり知恵になったりしていくんじゃないかな。
散歩中に出逢った生き物たちの足跡を見ながら、そんなことを考えてしまいました。