山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

敵は冷凍庫にあり!

2021年02月22日 | 日記とレシピ
 魚料理も長丁場になってしまったんだけど、大事な「記録」でもあるので、もう少し続けます。

 大きなマダラだったけれど、頭やタラコにワタなどの外堀はほぼ埋まった。残るは本体。『身』である。調理内容も決まっている。まあ、このラスボス殿に相応しい、最も美味しい料理と言っていいんじゃないかな。それでは、始めましょう。

  ≪タラの刺身≫

 タラの身は、煮ても焼いても揚げても美味しいんだけど、生 = 刺身も旨いんですね。ただ、アニサキスの心配があるので、一時冷凍しておきます。
 最初に捌いたとき、半身を冷凍しておきました。さあ、敵は冷凍庫にあり!


丸二日間眠ってました

 ・マタギの場合、普通は海水に近い濃度のぬるま湯で戻すのですが、今回は自然解凍してみました
 ※半解凍の時点で包丁を入れると切りやすいです
 ※代わりに水っぽくなるので、シートみたいな物を敷いて水分を吸わせた方が良いかも


腹側は削ぎ切りにします



背側は平造りに

 これで、十分ご馳走なんだけど、残る半身もいっちゃいました。

  ≪タラのムニエル≫


 ・残る半身を切り離して


 ・食べやすい大きさに切り分けたら、水分を拭き取ってから塩コショウ
 ※アラも切り分けて、こちらはどんがら汁に追加


 ・薄力粉をまぶします
 ・フライパンにオリーブオイルを敷いて、中弱火で熱しながら両面に火を通します
 ・バター(20gぐらい)と日本酒とリンゴ酢少々をフライパンの隙間にかけて馴染んだら、醤油を少々垂らして香りと味をつけます(そのままソースになります)
 ・皿に盛ってソースをかけて出来上がり


こんな感じ(最後に箸で運ぼうとしたら崩れちゃった)



オニオンスープを添えて戴きます!


 旨かった! 家族も大満足で良かった。
 何より、これだけ魚づくしの中で満足のいく料理が続けられたこと。そして、送られてきた発泡スチロール箱がすっかり空にできたことが嬉しい。

 これで、魚でいっぱいだった台所が平らかになりましたね。両肩にのしかかっていた重荷もおりて、落ち着かなかった心にも麒麟が来たようです。
 めでたしめでたし。