山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

神の一息

2019年12月06日 | 日記

 朝、出がけに愛車を見ると、フロントガラスと屋根が真っ白。この状態になると、私の頭は『初雪が積もった』という認識になる。そして、なぜか、こうなると思い浮かんでくる一節がある。

  はじめてのものに

 ささやかな地異は そのかたみに
 灰を降らした この村に ひとしきり
 灰はかなしい追憶のやうに ・・・

   マタギ じゃなくて 立原道造

           
 雪と火山灰と、状況が全然違うのは分かるんだけど、浮かんでくるものはどうしようもない。この場合、『地異』が『神の一息』に入れ替わって頭の中を通り抜けるのですよ。この印象的な詩について、思う所は多々あるんですけど、詳しくは後日。さあ、本日も仕事頑張るぞ!出発!!
 こういう朝は、道路が混むんですよ。だって、普段、歩いたりチャリで移動したりしている人たちが自動車に切り替えるんですから。運転中のラジオでニュースを聞くと、同じ山形の肘折が104㎝で、現在日本一積もっているそうだ(その後もっと増えたみたい)。『神の一息』は、山形県民の暮らしを一変させてしまうのです。
 さて、本日の昼休み、外に出ても大丈夫かなあ。何てったって、積雪、そして、最高気温3℃の予報だったんだから。
 ちょうど、休憩時間に入る頃に雪雲が切れてきた。いつものように歩けそうじゃないの。

静かな公園

 防寒着を纏って、いつものコースを探索。さすがに、昆虫は全く見られませんね。なぜか、人もいません。水鳥だけは、たくさんいます。(じっとしてるけどね)
 周辺の山は、眠かきしているみたい。

近くの山


ちょっと遠くの山


 眠かきしてても、雪景色は神々しいと思う。
 なんか、『神の一息』は、私にすごく力をくれたみたい。本日は、午後になって、いい仕事ができました。気持ちよく帰宅できたマタギでした。


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