楽しかった山遊び(兼同窓会)。春を満喫させていただきました。
ただね、ここで終わってはいけないんですよ。この喜びを、今度は家族と分かち合わなければ、山遊びは完結しません。
そこで、今度は台所に立つわけですけど、今回の収穫物は、5種類に増えた(前回は3種。春だねえ)。食糧計画と言うか、調理計画を立てる必要があります。
実のところ、山菜を採りながらも、山の中で殆どのイメージは出来上がっています。
タラノメの成長具合を見たら、今回は天ぷら確定。ワサビは、フスベ漬けに加えて、ブロ友さんから聞いた甘酢漬けに挑戦したい。根っこの方は、後日楽しめばいいや。
さて、残るは3つ。コゴミとシドケとアサツキだ。こちらも、調理の仕方は決まっています。それは、
≪おひたし三種≫
「なあんだ。」と言うなかれ。これが極めてシンプルだけど、意外と奥深いし、もしかしたら、春の喜びと工夫を最も楽しめる料理なんです。それでは行ってみます。
コゴミの部
・何よりも先に、汚れを洗い落とします
・同時に、茎の鱗片を指でこそげ落とします
こんな感じ
・今回のコゴミちゃんは、熱湯で3分間茹でました
※最高級の太さではないから火の通りが早いのでこの時間です
※茹ですぎると、春の香りが損なわれる
はい、一丁上がり!
アサツキの部
・こちらも、丁寧に汚れを落として、ひげ根を切り落としていきます
ああ、美しくていい香り♡
・茹で時間は、30秒です
※非常にデリケートで、茹ですぎると溶けてしまう
※盛りつけのために根元を揃えます
※半分に切ってから揃えるとラクチン(前回は茹でる前に切ったけど、どっちでもいいと思った)
続いて、二丁上がり!
シドケの部
・軽く洗って汚れを落とします
・熱湯5分の茹で時間(4分茹でて、裏返して1分)
これにて、三丁上がり!
※山菜の種類に応じて、茹で時間を調節します
※山菜の種類と太さによっても変わるんだけど、『旨み』と『香り』をどれだけ残したいかによっても変えていきます(今回は、三種とも、香りをたっぷり味わいたいノーマルバージョンです)
三種とも個性の異なる美味しさを楽しめます。これが、たまらないんですねえ。
本日の夕食なんですけど
三種のおひたしが主役の一つです
甘酢味噌和えのアサツキと、かつお節でコゴミ、醤油味でシドケです。
口の中に広がる春の味と香り。たまらん!
種類毎に手間のかけ方を変えた気配りというか、工夫が報われる瞬間です。それぞれが、それぞれの個性で春の喜びを伝えてくれるようです。家族も喜んで食べています。 ありがたや。
あらためて、山の神様に感謝です!
山の山菜ではないけれど、畑から届く、タラの芽、赤蕗、ニラ、アブラナ、菜の花、裏庭からはコゴミ、三つ葉、わけぎ、どんこ、行者にんにく、ウド。これだけ届くと、どんだけ大変か(笑)
きょうはウドの廃棄率5%の3種に仕上げました。幸せな時期です。
でもシドケとは何ぞやです。
どれもおいしそうですね。
コメントありがとうございます。
さすがは美恵子さん。すごい種類の山菜(?)ですね。
その一つ一つに個性があるから、調理や食べ方が変わってくるんですよね(手間もかかる)。でも、この個性を味わうことで季節の訪れを喜び、希望が膨らむんだと思います。
ウド料理、楽しみですね。
あ、それから『シドケ』。学名は『モミジガサ』というキク科の草本です。クセがあるのですが、食べ慣れるにつれて病みつきになってしまう山菜です。
結構、環境を選ぶ植物なので、あまり馴染みがないかもしれませんね。
今回ぐらいの料理がお勧めですので、機会があればお試し下さい。
この名前はこちらでも聞きます、野で見たことはありません、というか山には行かないから(笑)
マタギさんの山行きを見ていると、心がワクワクします。
我が家は庭と畑です・・・・・ほんとうは山のものがいいのだけど。
またおいしい料理楽しみにしています。
繰り返しになりますが、機会があったらお試し下さい。
それにしても、庭と畑だけであれだけの収穫。羨ましいですね。これからの奮闘記(?)も楽しみにしています。