「おう、これ食ってけろ。」
小旅行から帰った同僚のI氏からのお土産を貰った。
「つまみにして食ってけろな。」
「ごっつぉ様。どうもな。」
先日食べてもらった月山筍のお返しだそうだ。
ありがたく戴いて、帰宅後に開封してみると、蒲鉾だ。小田原の老舗蒲鉾店の製品らしい。
箱に処方箋ならぬ、食べ方の蘊蓄が書かれている。
ふむふむ、なるほど
蒲鉾って、よく料理に使うんだけど、先日の茶碗蒸しみたいに添え物的に使う場合が多い気がする。蒲鉾自体を主役に据えることも、たまにはあるけど、醤油をかけるぐらいしかやっていなかった。
言われてみれば、どれも納得です。特に、オリーブオイルかけは、目からうろこ。カルパッチョの発想ですね。
ただ、この食べ方は今後の楽しみにとっておきます。
むしろ、やってみたいと言うか、やっておかなければならないのが、≪板わさ≫ですね。
先日、山の神様から戴いてきた根ワサビの出番がやってきたのです。
それから、一昨日、茶碗蒸しで使ってみた梅干しのたたきも、きっと合うはずだと思うんだよなあ。
下ごしらえ・調理の部
『切れてる』板蒲鉾なので、超簡単でした。
・蒲鉾を板から離す前に、半分を1/2の厚さ(元が12mmだったから6mm)に切ってしまいました
・梅干しのたたきは、前回同様、『味の素』を和えて
よだれが出そう
・ついでと言っては失礼ですが、きゅうり竹輪?も準備しました
そして、食事の直前になったら、君の出番です。
こちらは、見ただけで涙が出そう
・適量を摺り下ろしてラップ
さて、夕食の準備が出来ました
これは、「来るうううう!」
なかなかいいもんだわい。やっぱり、魚介とワサビの相性は大変よろしゅうございます。続いて、
これも、かなりいけますよおおお!
思うに、ワサビや梅干しの辛味や酸味による刺激が、魚介の雑味をスッキリさせて、美味しさだけを際立たせてくれるんじゃないかな。
ついでに、
何てったって、これ!
おろしワサビときたら、これは外せません。
主役である蒲鉾や竹輪は、もちろん美味しいんだけど、君は、主役の座を脅かすほどの存在感ですよ。 大変結構でございました。
まあ、ここまでのことを振り返って見えてくることは、山のお土産がみんなを幸せにして、それが新たなお土産を呼んで、また幸せを広げてくれたということ。お土産がお土産を呼ぶってことは、言い換えると、幸せが幸せを呼ぶってことにつながっていくんですね。
ありがたき、お土産文化。
これが、幸せの交流であることを忘れないようにしよう。
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