仕事から帰ると、妻がモナリザの微笑み。
むむっ、これは何かある。
そして、
「つい、買ってきちゃったのよ。」
「ふうん・・・。それは、『か』で始まるもの?」
「残念。『か』が入っているけど。」
さて、何でしょう。
マタギは、このところ暑くなってきたから、冷たい料理の食材と考えた。
この発言から推察すると、海鮮系でしょう。
だとすると、『カ』ツオの刺し身なんか食べたいよな、と思ったんだけど違ったみたい???
「なんだあ?」
冷蔵庫を開けてみると、可愛いサイズのスルメイカが3杯。 そうか、スルメイカの季節が始まったんですね。夏だもんね。
「スーパーで流しているビデオが、すごく簡単そうで美味しそうだったから買ってきてみたの。『イカのマヨポン炒め』だって。」
「鶏肉のガーリックマヨポンって作ったことあるけど、今回は、イカなのね。」
「ガーリックじゃなくて、バターで炒めてポン酢を和えて、マヨネーズをかけるだけみたい。」
「なるほど、俺、作っていい?」
「作ってくれるの?」
「はっはっは、任せなさい!」
・・・なんだか、うまく乗せられたみたいな気もするのだが、あまり気にしないことにしましょう。早速、作ってみます。
≪スルメイカのポン酢炒め≫
下ごしらえの部
・イカの筒から身を丁寧に抜き取って、筒に残っている軟甲を抜き取り、軽く洗います
・身に付いているワタを外します
※普通は、足についている吸盤をこそげ落とすんですけど、今回は小さかったので省略
※『肝』は、スミ袋を外して、自家製『塩辛タッパー』へ
代わりに、熟成した塩辛を1本取り出しました。
これが、超旨いのよ!!
・筒は、幅1cmほどに切り分けて
・足や頭も食べやすい大きさに切り分けます
※カラストンビの嘴と目玉は廃棄。あとは全て活用しました。
調理の部
使った調味料は、この3つだけ
・フライパンにオリーブオイル小さじ2ほどを入れて加熱
※試していないんですけど、バターよりもこっちの方が美味しいと思った
・下味全くなしでイカを投入
・ゆすりながら炒めて、色が変わってきたら、ポン酢大さじ2ほどを回しかけて、煮ます
・あんまり頑張らずに、ポン酢が沸騰して全体に馴染んできたら加熱終了
・皿に盛り分けて、マヨネーズを適量かけて出来上がり
妻が言うように超簡単でした。味付けとしても文句なしです。それから、特筆すべきなのは、イカの身の柔らかさ。加熱時間が短かったせいなのか、ポン酢が入ったせいなのか、はたまた、イカ自体が小ぶりだったせいなのか分かりませんが、これほど柔らかいイカの炒め物を食べたのは、初めてです。
いやあ、甘露甘露!やっぱり、イカは旨いっスねえ。
妻よ、ナイスでタイムリーな買い物でした。感謝!
・・・暦が夏を示したら、その季節の魚介類が食卓を彩ってくれる。何よりもありがたい天の恵みです。
願わくば、この季節の恵みが、未来永劫楽しめる世の中でありますように。
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