山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

タラで平らかに

2021年02月21日 | 日記とレシピ
 「いくら小物達を治めても、台所は安まらぬのう。」
「仰せの通りでございます。やはり、あの ◎◎ 殿の首に鈴を付けねば、台所は平らかにはならぬと存じます。」
「やはり、そちもそう思うか。さて、あの ◎◎の首に鈴をのう。誰がどのようにやるか・・・」
「勿論、一筋縄に行くお方ではございません。されど、それがしに妙案がございます。」
「何だ。申してみろ。」
「まずは、一番厄介な◇◇を、続いて ××、更に ■■ と外堀を押さえていけば、さしもの ◎◎殿も万事休するはず。最後に ●● でうまくことが運ぶかと存じます。」
「なるほど。それができれば、台所は平らかになるであろう。」


 マタギの心のつぶやきです。悩みの種は、でっかいこのお方。


天下布武を語るようなマダラ殿です

一筋縄ではいきません。光秀の助言に従って外堀を埋めていきます。

  ≪どんがら汁≫


 ・頭とワタを外して


 ・頭が大きすぎるので切り分けて


 ・切り分けた胃袋とともに熱湯を回しかけて


 ・大根とニンジンを茹でた汁に合流して
 ・味噌で味を調えて、長ネギを入れて、盛り付けたら海苔を添えて出来上がり


これね(外堀その1)

続いて
  ≪タラコの煮物≫


 前回と大きく違うのが、ショウガを使わずにゴボウで香りを出してみたところ。


 湯通しした糸コンとアク抜きのゴボウを炒めて


 タラコ600gにだし汁(1カップ)と酒みりん(各50ml)で煮込んで


 醤油(大さじ2)と少量の砂糖とで味を調えて出来上がり(外堀その2)
更に、

  ≪タラコの煮凝り≫
 ・タラのシッポとか剥いた皮とかをだし汁(2カップ)と酒大さじ2みりん1、ショウガ少々で煮込みます
 ・一旦、魚とショウガを取りだして、白身だけを鍋に戻します。
 ・生鱈子(大さじ3ぐらい)も合流
 ・醤油をひと垂らしと寒天粉2gを加えて再沸騰させます
 ・ガラス容器に流し込んで冷めるまで待ちます
 ※ガラス容器だと切り離すとき簡単です


さあ、うまく固まれよ

翌朝、覗いてみると、


イメージ通りにできてました(外堀その3)

 どこにも載ってない料理なので心配しながら妻と食べると、あらら!旨いじゃないの!
 乗り気でなかった妻の表情が明るくなったのでOKですね。

 さあ、我が家の台所も、だいぶ平らかになってきましたよ。
 もう一息で、麒麟が来そう。


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