「冷蔵庫のタケノコ、そろそろ終わりみたい。」
そうか、遂にこの日が来てしまったんだね。
冷蔵庫を開けてみると、あれほどあったタケノコの包みも、最後の1個だ。
「ちょっと悪くなり始めてるところもあるから、早めに食べてしまいましょう。」
「了解。一部、貰っていい?」
「タケノコ汁の分が残っていれば大丈夫よ。」
はい、決まり。
実は、月山筍を使って、作ってみたかった料理があるんですよ。日中出かける妻には申し訳ないんだけど、本日のランチに間に合うように作って、使わせていただこうと思います。作るのは、
≪月山筍のメンマ≫
どんな食材にも、新陳代謝みたいなものがありまして、月山筍が危うくなってきたのなら日持ちのする料理にして長く楽しむことを試みたくなる。その流れから考えると、今回は、これだろうなということになりました。何はともあれ、作ってみます。
下ごしらえ・調理の部
・タケノコ大小6本を使いました(100g弱)
※少々粉を吹いているようですが、問題なし
・長めの薄切りにして
・ごま油で炒めたら
・水1カップと、酒醤油みりん各10gに、中華出汁小さじ2ほどで煮詰めます
※鼻歌交じりで時々揺すりながら水分が飛ぶのを待つと
間もなく完成です
はい、出来上がり!
月山筍の高級メンマです。(見た目も違うけど、やっぱりタケノコの旨みがある。)
さて、これを何に使うかって、もちろん、ラーメンですよ。ただし、山形名物、
≪冷やしラーメン≫
この暑い季節になると食べたくなります。1年ぶりなので、汁の配分を確認しましょう。
本日は二人分なので、水600mlをベースにします。
調味料ラインナップ
・麺つゆ55g、醤油36g、オイスターソース12g、鶏がらスープとごま油小さじ2、香味ペースト小さじ1にコショウ少々
※この数字は、計算上のもの。いい加減マタギは、いい塩梅に入れてしまいました
・沸騰後冷ましている間に
トッピングを準備
お中元でもらった黒豚のチャーシューと、トマトにきゅうりにカニカマ、そして、沸騰6分の半熟卵を出汁醤油に漬けておきます。海苔は最後の最後に登場。
・すっかり冷めたら冷蔵庫へ。盛り付ける直前に氷を浮かべます
・中華麺は、表示時間通りに茹でて、冷水で締めたら汁をかけてトッピング
山形名物冷やしラーメン月山筍入り
旨い!
出かけている妻に申し訳ないような美味しさです。
ああ、夏が来たのね。
この暑さと命が溢れ出す狂おしい季節。年寄りには、辛い季節でもあるんだけど、また、旨いもの作って乗り切っていきたいと思います。
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