さあ、台所に春山が引っ越してきましたよ。
先ずは、先週に引き続きフキノトウ。
春の生命力あふれる山菜です
そして、アサツキ。
春の香りあふれる山菜です
そして、ワサビ。
葉っぱの先から根っこまで、春の喜びにあふれています
この春山からの贈り物を、これから何日かかけて戴いていきます。
そんで、本日に関しては、下ごしらえがかなり厄介なアサツキを先ず済ませておくことにしました。
2番目の写真のレベルまで行けば、あとは、春の香りを満喫するばかりです。
そして、フキノトウに関しては、前回、初物を戴いているので、本日は保留。水栽培にして冷やしておきます。
で、今日、どうしても楽しみたいのがワサビなんです。
春の喜びの権化と言ってもいいこの山菜を戴くことで、それこそ春を満喫するとともに、ちょっと興奮気味の心を落ち着かせたいという気分。
ただですね、これまでにも紹介しているように、葉ワサビは、調理したその日よりも、翌日以降の方が美味しくなるので、本日は下準備だけ済ませておき、食するのは明日以降とします。
つまり、本日メインとなる山菜は、根ワサビです。
下ごしらえ・調理の部
・茎から切り離した根ワサビからひげ根や汚れを落とします
本日いただく分
最近になって分かってきたんだけど、根ワサビが最も充実するのは、秋の終わりごろ。
葉を広げ、十分に光合成をして栄養を蓄える時期です。
そして、冬を越し、春になり、花を咲かせる頃になると、蓄えた栄養を成長のために使っているようなんです。
だとすると、春にワサビ根を楽しむとすれば、花芽が伸びる前じゃないかなと考えました。
本日いただいてきたのは、そういうワサビたちです。
で、食べ方なんだけど、やっぱり王道の刺し身でしょう。
生魚の薬味としては、これ以上のものはないような気がします。
ということで、久しぶりに刺身を準備してみました。
・真鯛は削ぎ切りに、ブリとサーモンとアボカドは平造りにし
ケンを広げたところに
並べると、なんだかいい感じ
先ほどの根ワサビ2本分を摺り下ろしました
これが本日の夕食なんですけど
やっぱり、これだけは、やめられない。それが、
ワサビかけご飯
クワ~! 堪らんぜよ!
去年作っておいた保存食も、まだあることはあるんだけど、どうしたって、この新鮮な味と香り、そして鮮烈な辛みには敵いません。
ああ~、いよいよ、この季節が始まった。
マタギも、ようやく冬眠から脱出できそうです。
あらためて、山の神様、よろしくお願いいたします。
今年もまた、山の神様の恵みを分けて頂ける季節になりましたね!
奥多摩ではもう蕗の薹は終りましたが、山形は未だ未だ旬の様ですね。
そして、ワサビの美味しそうなこと!
この冬は雪が少なかったのが、どう影響するか気になりますが、今年も季節ごとの山の幸の収穫と料理のお手並みを楽しみに拝見させて頂きます。
山ではどうぞご安全に~。
コメントありがとうございます。
山形でも、ようやく本格的な春が始まった、という感じです。
これまで、gabaosanの山(と街)紀行を読んでいて、
「季節の進みがずいぶん違うものだ。」
と感じつつ、
「早く、こちらにも春よこい!」と思っていました。
低温の3月を経て、今のところ平年並みの気候に戻ってきた感じです。
この先、どう変化するのか、予断を許さないところですけど、自分の足で歩いて、目で見たことを伝えていくつもりですので、ご覧戴ければと思います。
gabaosanの日記も楽しみにしていますので、これからもよろしくお願いいたします。