甘さと甘え

2011-07-05 14:43:09 | Bicycle
ネットのニュースに『自転車運転中に携帯電話の女子高生摘発』の記事が載った。
この件についての twitter のコメントに、女子高生に同情するモノは…ひとつもない。

当然だ。

だが、気になるのは…検挙の背景だ。
見え隠れする、甘さと甘えの構図。

『みんなやってるじゃん。誰も取り締まられていないじゃん』…という風に思われている、行政側の態度に甘さ。
『だから、やっても大丈夫』…と思ってしまう、女子高生の思考に甘え。

ダメなものはダメなのです…と、検挙しないまでも指導し続けること。
そのことなくしてこの構図は変わらないと思う。

交番勤務のお巡りさんが乗る『白チャリ』が、歩道を逆走している姿に歯がゆさを感じる。

クルマを走らせているときに、隣に白バイやパトカーが来る…。
警察署や交番の前を通る…。
何もしていないのに、変に緊張する。
多分、誰もが経験したことがあるはず。

自転車に乗る人に、この緊張感は…多分ない。
それは…お巡りさん自体が出来ていないから。

まずさ、警察官の乗る自転車は、車道を左側通行で信号遵守。
追跡中なら自転車でも『緊急車両』扱いでもいいじゃない?
通勤通学時間帯は、交番の前で傘差し・携帯ながら・車道左側通行・信号遵守を徹底指導。
自転車でも『交番の前の緊張』を作り出すこと。

『行政の城』からオーラが出ていなければ、甘さも甘えも解消しない。
たった一人の女子高生の行為が問題なのではない。
それが許されていた甘さと、甘さの上に成り立つ甘えが問題なのだ。

『もっと検挙しろ』って、twitter のコメントは書くけれど、検挙できる状態になる努力の方が大事かなぁ。

まぁ、今回のものは…よっぽど悪質だったんだろうけど、氷山の『頂点』を刈り取ったって物事は解決しないだろ。
せめて、氷山の『一角』が刈り取れるくらいに、行政側がオーラを出さなければならないと思うんだけどね。

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