もうすぐ夏休み…。
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夏休みに入るにあたって、長男が学校から『自転車交通安全ブック』なるものをもらってきた。
A4判35ページ・オールカラーの素晴らしい装丁。
内容も小学生に分かりやすいモノ…キチンと読めば、フツーに道路を走る為に気を付けなければならないことは網羅されている。
で、この手の冊子の中に必ず入ってくる『手信号』に疑問…。
いつもそう思うのだが、この手信号…かなり問題がある…と思う。
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写真を見てお分かりいただけると思うのだが、左折のサインがどうも不可解。
どう考えても直感的ではないのだ。
停止についても、左折ほどではないが同じく不可解。
自転車の雑誌に載っているような手信号と違う…。
どちらかというと、サイクリストのサインの方が、具体的で分かりやすい。
おそらく、直感的に感じ取れるからだ。
道路交通法施行令第21条に、手信号についての規定がある。
それによると…(Wikipedia より抜粋)
自転車の運転者、または方向指示器や制動灯を備えない(故障した場合を含む)車両等の運転者は、方向指示器などの代わりとして手信号により合図を出すことが義務付けられている。
手信号の種類と意味は、道路交通法施行令で規定されている。
運転者が行なう場合は、左右どちらかの腕により行う。
片腕を真横水平に伸ばす - 右腕は右折または右方への進路変更、左腕は左折または左方への進路変更
片腕を真横水平にあげ、肘から上を垂直に折り曲げる - 右腕は左折または左方への進路変更、左腕は右折または右方への進路変更
片腕を真横斜め下45度に伸ばす - 停止または徐行(ブレーキ)
片腕を真下に伸ばし、掌を後方に向けた腕を後方斜めに振り続ける - 両腕とも後退(バック)
基本的に自動車運転者のサインがベースになっていて、左側通行で右ハンドル車が多い日本では、運転席の窓から右手を出してサインを出すことを想定した内容になっている訳だ。
だが、左ハンドル車も容認していることもあり、左手でのサインも可能…右ハンドル車と鏡面の関係になる…。
自転車の場合、バックのサインは不要としても、クルマも自転車も共通の内容…フムフム。
ということは…自転車の左折は、左手で左を指さす方法も法律上OKなのね。
さて問題。
自転車に乗っていて、右手で左折のサインをサインを出すのと、左手でサインを出すのと、どっちが分かりやすい?
もうひとつ。
停止のサイン、真横斜め下45度に伸ばす…は、手のひらを後ろに向けるように付け加えれば…。
基本、相手に手のひらを向けるのは『待って!』の意味合い。
これは交通上の問題ではなく、人間のコミュニケーションの一部として誰もが普通に行なっていること。
サイクリストの停止サインが手のひらを後ろに向けるのは、ごく普通のコミュニケーションから生まれた内容だと思う。
車道を走るサイクリストが路駐車を追い抜く場合など、右後方を確認し、右手で後ろを牽制しながら右側に車線変更し、停止車両を追い抜いて、左の安全を確認してから左に車線変更…としているはず。
相手から見える位置に手のひらを持ってくることで、直感的に注意を促す…ごく自然のこと。
道交法の手信号…惜しいんだけど直感的じゃない。
もっと言えば、法律的に直感的な部分を含んでいながら、ガイドブックは画一的。
実際に自転車に乗って、何がわかりやすいか、考え直してもいいんじゃないか?
丁寧な冊子を見ながら、そんなことを思う。
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夏休みに入るにあたって、長男が学校から『自転車交通安全ブック』なるものをもらってきた。
A4判35ページ・オールカラーの素晴らしい装丁。
内容も小学生に分かりやすいモノ…キチンと読めば、フツーに道路を走る為に気を付けなければならないことは網羅されている。
で、この手の冊子の中に必ず入ってくる『手信号』に疑問…。
いつもそう思うのだが、この手信号…かなり問題がある…と思う。
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写真を見てお分かりいただけると思うのだが、左折のサインがどうも不可解。
どう考えても直感的ではないのだ。
停止についても、左折ほどではないが同じく不可解。
自転車の雑誌に載っているような手信号と違う…。
どちらかというと、サイクリストのサインの方が、具体的で分かりやすい。
おそらく、直感的に感じ取れるからだ。
道路交通法施行令第21条に、手信号についての規定がある。
それによると…(Wikipedia より抜粋)
自転車の運転者、または方向指示器や制動灯を備えない(故障した場合を含む)車両等の運転者は、方向指示器などの代わりとして手信号により合図を出すことが義務付けられている。
手信号の種類と意味は、道路交通法施行令で規定されている。
運転者が行なう場合は、左右どちらかの腕により行う。
片腕を真横水平に伸ばす - 右腕は右折または右方への進路変更、左腕は左折または左方への進路変更
片腕を真横水平にあげ、肘から上を垂直に折り曲げる - 右腕は左折または左方への進路変更、左腕は右折または右方への進路変更
片腕を真横斜め下45度に伸ばす - 停止または徐行(ブレーキ)
片腕を真下に伸ばし、掌を後方に向けた腕を後方斜めに振り続ける - 両腕とも後退(バック)
基本的に自動車運転者のサインがベースになっていて、左側通行で右ハンドル車が多い日本では、運転席の窓から右手を出してサインを出すことを想定した内容になっている訳だ。
だが、左ハンドル車も容認していることもあり、左手でのサインも可能…右ハンドル車と鏡面の関係になる…。
自転車の場合、バックのサインは不要としても、クルマも自転車も共通の内容…フムフム。
ということは…自転車の左折は、左手で左を指さす方法も法律上OKなのね。
さて問題。
自転車に乗っていて、右手で左折のサインをサインを出すのと、左手でサインを出すのと、どっちが分かりやすい?
もうひとつ。
停止のサイン、真横斜め下45度に伸ばす…は、手のひらを後ろに向けるように付け加えれば…。
基本、相手に手のひらを向けるのは『待って!』の意味合い。
これは交通上の問題ではなく、人間のコミュニケーションの一部として誰もが普通に行なっていること。
サイクリストの停止サインが手のひらを後ろに向けるのは、ごく普通のコミュニケーションから生まれた内容だと思う。
車道を走るサイクリストが路駐車を追い抜く場合など、右後方を確認し、右手で後ろを牽制しながら右側に車線変更し、停止車両を追い抜いて、左の安全を確認してから左に車線変更…としているはず。
相手から見える位置に手のひらを持ってくることで、直感的に注意を促す…ごく自然のこと。
道交法の手信号…惜しいんだけど直感的じゃない。
もっと言えば、法律的に直感的な部分を含んでいながら、ガイドブックは画一的。
実際に自転車に乗って、何がわかりやすいか、考え直してもいいんじゃないか?
丁寧な冊子を見ながら、そんなことを思う。
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