冷房より暖房?

2011-07-24 08:19:00 | Built a House
1999年8月1日…おいらは大阪市北区に引越した。
あの日のことは、多分一生忘れない。

すげー暑い。
今までに経験したことがないぐらいの暑さ。
慣れない都会暮らし…梅田まで歩いて15分…ヒートアイランドとは、このことだ。



自宅の賃貸マンションから見える景色が陽炎に烟る。
スカイビルが恨めし気に太陽光を反射させる。

じっとしていられない…暑い。
夜になっても暑い。
エアコンなしではいられない…。

大阪の夏は3回経験した。
滋賀の夏は8回。
あの頃を思えば、新潟の夏なんて、なんて快適なんだろう…猛暑と言われた去年でもだ。

だからこそだろう…家の設計を考えながら『あーだこーだ』と言っていて、連合いが気にするのは『冬寒そう』…。
西から来て感じるのは、夏の快適さと冬の寒さ。
そこを気にするのは尤もだと思う。

でもさ、本当にそうなのか?

「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪え難き事なり。」
兼好法師が徒然草に書いたことこそ、エコの本道の気がするんだけどさ。

おいら、夏の暑さより冬の寒さに主を置くことに、ちょっと危うさを感じている。

高気密・高断熱が今どきの住宅…。
だからこそ、必要以上に寒さを恐るより、風の通り道を確保できるように考えるべきだと思う。
風が通らなければ、エアコンに頼らざるを得ない。

閉めれば暖かいのは確実…だと思うんだけどさ。

日本の夏が高湿度の夏なのは、今も昔も変わらんだろ。

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