今年は載ったね

12 月 8 日…毎年同じことを書いているんだが、今日は真珠湾攻撃（ハワイ現地時間では12/7）があった日だ。
そして毎年同じように『始まった日の記憶が語られない』と書き綴っている（ちなみにこれが去年のブロク記事）。

今年は…真珠湾攻撃から７０年の節目ということもあり、メディアへの登場機会があってホッとする。

歴史と言うのは『強いものが作ってきた道』だと思う。
それは、決して『正義が勝つ』と言うこととイコールではない。
もしも正義が勝つのならば、イタリアにムッソリーニ政権が誕生することも、ドイツでヒトラー政権が誕生することも無かっただろう。
どう言う理由であれ、当時のイタリア・ドイツ国民はそれぞれの指導者を支持した人が多かったのは事実だ。
今から当時を評価すれば、それぞれの政権のしたことは間違っていたことが多く、それが戦争を含んで多くの犠牲者を出したのは疑う余地も無い。

残念ながら、今の日本において『負の歴史』というのは語られることが少なく、それ故に『あの戦争』に至った経緯も正しく語られることも少ない。

多くの犠牲者に祈りを捧げる 8 月 15 日…終わった日。
具体的な戦争体験を掘り起こす『その日』のもつ意味は大きい。

では、そうなってしまったこと、防げなかった訳、始まってしまった『失敗』を語らないのは何故？
そうしなければならなかった、防げなかった『失敗』を今後繰り返さないためにも、失敗の歴史を知っておかなければならない。

『失敗は成功の母』という。
これ以上ない失敗を始めた理由を知らずして、成功はなし。

一年に一度くらい『失敗を恥じる日』という記念日があっても良いと思わないか？